エジプト旅行記 - 仕方噺 8日目 アブ・シンベル神殿 その4

2008年11月12日　音と光のショー 音と光のショーを見るため、一度ゲートの外に出てから再入場となる。 この日は（ほぼ）満月がきれいで、ショーが始まる少し前までの時間を楽しませてくれた。月が沈んでからは星がきれいに見え、ショー向きの暗さが訪れた。 ゲートから神殿の後ろ側を通る。神殿内部への入り口が数カ所ある。

神殿はすでにライトアップされていて、全体がオレンジ色に変わっている。

沈んだ太陽と月の残した明るさが消えた頃、いよいよ音と光のショーが始まる。例年だとこの時期は、音と光のショー観賞にフリースが必要なくらい寒いらしいが、今日はすごく暖かく、小牧さんも驚いていた。 音と光のショーは、アブシンベル以外でも数ヶ所で行っているが、今の形式に変わってからすごく良くなったらしい。大神殿、小神殿を大きなスクリーンに見立て、そこに直接画像を投影する。今回は日本語なので、イヤホンなどは必要ない。 厳かな音楽が長々と続いた後、やっと投影が始まる。アブシンベル神殿で行われるので、当然ラムセス2世が中心の物語。他には、アスワンハイダムの建設により水没してしまうアブシンベル神殿の移転シーンが映される。

この日のために、重い（といっても800g程度）三脚を日本から持ってきたのだが、とてもつまらない理由でショーが終わったら真っ先に出口に向かえという。それは、「ホテルのレストランが混む」というどうでもいいことだった。バイキングが一列に並ぶため、遅くなると30分も待たなければならないから、それはいやでしょうと言うことだ。 ツアーのつらいところで、こんなことにでも従わなくてはならない。大急ぎで三脚を立て数枚の写真を撮った後、先に行ってしまったであろう一行を追う。道は大きく神殿を迂回しているので、神殿沿いに丘を登ればショートカットできる。何とかゲートまでには追いつくことが出来たのだが、この時ばかりはツアーの面々がお年寄りで良かったと思った。 食事の方は…これのために急いだのかと思うと腹が立つほどまずかった。 三脚での写真撮影はOK。ビデオ撮影は別料金。

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