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エジプト旅行記 - 仕方噺 2日目その3

2008年11月6日 スフィンクス観光

次は、ルックJTBエジプトツアーの目玉その1 「スフィンクスの足元エリア特別入場」。
スフィンクス神殿を左手に見ながら足元へと続く階段を下りると、目の前にスフィンクスがある。下から見ると、イメージよりかなり大きい。前足の真ん中には、トトメス4世によって砂の中からスフィンクスが掘り出されたエピソードが刻まれている「夢の碑文」が立っている。
トトメス4世が王に即位(紀元前1400年頃:クフ王より約1200年も経っている)する前、狩りに出かけスフィンクスの脇で眠っていたところ、夢の中に太陽神ラーがスフィンクスの姿で現れ「体を埋めている砂を取り除けば王になるだろう」と告げる。早速、砂を取り除き、めでたくトトメス4世は王となる…という話である。この話は、トトメス4世が正当な王の跡取りではなく、横入りしたことを意味しているらしい。
足元へと降りていく
夢の碑文とスフィンクス
夢の碑文 全体
夢の碑文 上部

スフィンクスの周りに小さな足跡がたくさんあった。犬だろうと思って小牧さんに聞いてみると、なんと狐だそうだ。狛犬とお稲荷さん?
スフィンクスは、石を重ねて作ったピラミッドと違い、ギザ大地の石灰岩を削って作ってある。下の方の煉瓦を積んであるところは、各年代で補修された部分だそうだ。そして作られた年代は…というと、「顔がカフラー王に似ているので、カフラー王が作った」、「クフ王のピラミッドができる以前からそこにあった」など、これまた諸説あるようだ。
一説によると、スフィンクス横の壁に降雨でできた浸食の後があり、エジプトに雨の降っていた1万年以上前に作られたという説もある。スフィンクスは真東を向いているのだが、紀元前1万500年前、スフィンクスの見つめる先には獅子座があった! という感動的な話もある。
現在見つめているカーネルサンダースおじさんとは…えらい違いがある。
スフィンクスの顔には「鼻」と「髭」が無い。
無くなった原因は、鼻についてははっきりしていないらしい。ナポレオンが射撃の的にしたといういい加減な説(?)まである。モニカベルッチ主演のフランス映画「ミッションクレオパトラ」でも、新しい説が展開されている。(わざわざ見るまでのことは…)
髭のほうは、今、大英博物館にある。発掘のどさくさに持ち帰って以来、再三のエジプト政府の要求にもイギリスは全く返却する気がないらしい。
ここではゆっくり見る時間があったので、スフィンクスの廻りを一周して細かいところまで見ることができた。この場所に入るのに、ひとツアー何十万円か掛かるそうだ。ゆっくり見ないともったいないほどの額だそうだ。
スフィンクス神殿には入ることができない。横から見た感じでは、かなり崩壊している。こちらもスフィンクス同様、ずっと砂に埋まっていた。
20世紀少年?
正月の特番でウェンツが入ったところ?
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