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エジプト旅行記 - 仕方噺 5日目 3時間の自由時間

2008年11月9日 午後 - ルクソール散策

今日の王家の谷西岸観光は、午前中で終了。昼食のためホテルのすぐそばにあるレストランに向かう。しばらく、ルクソールの町をバスの車窓から眺めていた。

ここは携帯電話やさんだろうか? PCも売っているのか、それともネットカフェ? 看板のアラビア語が読めれば疑問は晴れるのだが…。
木下にあるのが水をためておく壷。冷やすためかタオルを巻いている。見にくいが上にはコップが乗っている。郊外の小さな町をバスで通ったときに、必ず民家の前にこのような水瓶が置いてある。ルクソールのホテルのそばにあった水飲み場は、水瓶ではなく水道が3基ほど並んでいた。夕方、通りかかったときに、ちょうど少年が水を飲んでいた。
この家の前にある、大きな穴は何だろう。奥にバイクをしまってあるが、ぜったい出し入れしにくいはずだ。
昼食は「THE KINGS HEAD」というレストラン。寿司屋の2階だ。なぜか店内に大きな扇子が飾ってあった。
相変わらず、食事はおいしくはない。メインは煮込み料理(タジンとは言っていなかったと思う)。具は「イカ」だった。
食後はホテルを通り過ぎ、お約束のカルトゥーシュのお店へ。行きたい店に行くことができないのがツアーのつらいところ。かといって、ここで買わないと次に買う機会があるのかも解らないので、結局買うことになる。
2階カルトゥーシュ売り場へ案内され、一通り、ベースの金属の種類や入れる文字、受け取りの方法などの説明があり、金はいくら、銀ならいくらと値段を言われ、当然、値段交渉などできる状況ではない。店側も強気で、こちらの意向にはまったく聞く耳を持たない。「さっさと決めろ」「名前は何だ」てな感じである。
1階にはペンダントヘッドや香水瓶、お土産品が並んでいる。こちらでは値段交渉にも、少しは応じてくれた。

彼のことは春風亭昇太と呼んでいた。
16時頃、一旦ホテルに戻り、夕食の19時まで自由時間となった。今回のツアーでは、ルクソール神殿に明るい時間には入る予定がない。3時間ほどしかないが、昼間にルクソール神殿を見たくなり、とりあえず歩いて行ってみることにした。
ルクソール神殿は、主にメムノンの巨像でおなじみのアメンヘテプ3世(在位:紀元前1390年~1352年)がオペト祭(年に一度、アメン・ラー神が妻のムト女神に会いに行くためのお祭り)のために建設し、後に列柱廊はツタンカーメン、中庭、塔門はラムセス2世というように、後の王たちによって拡大されていった。
当初、カルナック神殿の副殿として建てられ、スフィンクス参道によってつながっていた。この参道を復活し、再びカルナック神殿まで延長する計画もあるらしい。
ずっと砂に埋まっていたため保存状態は良く、今でも脇の道路から少し低い位置にあるのはそのためだ。ルクソール神殿の中にあるのは、ガーマ・アブー・イル・ハッガーグ・モスク。このモスクが建てられたときにも、まだルクソール神殿は砂の下に埋まっていたそうだ。
塔門の前には、ラムセス2世の6対の巨像と2本のオベリスクが立っていたが、2体の巨像と1本のオベリスクはフランスに持ち去られ、オベリスクは現在、パリのコンコルド広場に立っている。
ホテルからルクソール神殿までは、歩いて約30分ほどかかったと思う。もうしばらくするとライトアップが始まるようで、次々に観光バスが来てはいろんな国の人を吐き出していった。余り時間がないので中には入らず、ぐるっと周りを回り、道路から見学することにした。ルクソール神殿は道路からあまり離れていないので、ここからでも十分見ることができる。普通に観光に来ると中からしか見ることができないので、こんな見方もいいかもしれない。
近くのお店でアイスクリームを買って、今日はホテルに帰ることにした。
最後に、この日の夕食の写真。このホテルのイタリアンレストランの給仕はとても態度が悪く、同席した人は、さめたメインを取り替えさせた。エジプトだとあきらめずに、やはり毅然とした態度は取った方がいい。
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