≪ 陸のフィンランド探検 ≫

りく8歳になりました。ねえ、フィンランドって国知ってる?
僕、今、住んでるんだけど、おもしろい所なんだよ。

また講座を始めてしまった。

2006年05月25日 | フィンランド語、お勉強、お仕事
ママです。
フィンランドで仕事を始めてはみたものの、
「フィンランド語が上達したか?」と言われると、、、
きっと「後退しまくっている」のだと思います。

講座に通っていたときは、
語尾の変化、原型などがすぐ口に出てきたのに
今は、考えても「なんだたっけ?」ということ多し。

かと言ってフルタイムで働いているし、陸もいる。
主人は残業、出張が多く夜の講座に行くのも不可能。


そんなことを考えている時、
社長が「講座に行ってみれば?」とかるーく言ってくれました。

資料を見てみると…
なになに?
「Asiakaspalvelun ja Markkinoinnin kehittäminen valmennuksen...」
(顧客サービス&マーケティング向上トレーニング…)
げげっ

無理だろー

でも、せっかくのチャンス
「やってみますぅぅぅ」言っちゃいました
あぁ、言っちゃった、どうしよう。。。

1年半のコースで学校に通うのは20日間。
その日は仕事を抜けていいけれど
その他は通常業務&自主勉強

月曜日、講座のオリエンテーリングがありました。
行ってみると外国人は私と同じ会社の私の友人の2人だけ
タンペレ(ヘルシンキから200kmかな?)などからも参加者がいました。
そのくらい本格的なコース。

これって、普通のフィンランド人向けの資格取得コースなんです。
これからのスケジュールとメンバーの紹介など、
それすら全然聞き取れません。
全体力使い果たしました

資格取得コースなのでテストもたくさんあります。
マーケティング、コンピューター、簿記、英語などなど
もちろん全てフィンランド語
とてもこなせそうにない
でも、初めてしまったからにはやめられません。

資格取得は無理だとしても、
ビジネスフィンランド語だけでも学べればいいじゃないか
と強く自分に言い聞かせ
やってみるつもりです。

翌日、社長に「どうだった?」と聞かれ、
「難しすぎますぅぅぅ~」と言ってみると
「Don't give up」と言われてしまった。


でも途中挫折するかも。。。
いや、きっとするだろう。。。

追い詰められないと行動を起こさない私。
それにしても、これは追い詰めすぎかも。。。




夜10時35分

2006年05月24日 | フィンランドの生活
陸です

夜10時35分でも真っ暗じゃなくなったよ。

僕の近所の子達も夜ご飯を食べてから
また遊びに外に出て行くよ。

1日5、6分ずつ長くなっていくんだって
1ヶ月先は夏至。
その頃は何時まで明るいかな

ま、まさか。。。

2006年05月21日 | イベント.情報
フィンランドの歴史に残る出来事が起こってしまいました

ここ1ヶ月の間、フィンランドのゴシップ誌を賑わしてきた

「EURO VISION(ユーロビジョン)」

日本で言えば、、何でしょう。
アジア音楽祭かな?
(安室ちゃんとかが前に代表になってたことありますよね?年がばれる

ヨーロッパの歌謡選手権とでも言えばわかるでしょうか

50年程歴史があるそうなのですが、
フィンランドといえば。。。

毎回、最下位の常連
予選突破なんて夢
やっぱり、フィンランド語は歌に向いてないよね

という状況でした。

し、しかし、今回のフィンランドは違いました
まさかの予選突破。
それだけでも、毎日(本当に毎日)新聞1面に掲載されてましたよ。

それがこのバンド「LORDI」フィンランド代表です


毎日、この顔が新聞に載ってて、
お昼時に食欲減退。。。

なんて言っていたら

優勝しちゃったんです!!

昨日、主人とワインを飲みながらテレビ観てました。
ヨーロッパ中、各国の一般電話投票
順位が決まるEURO VISION。
各国が得票するたびに、フィンランドに得点が高順位で付き、
解説者も「信じられない」を連発。
最後には2位のロシアに大差を付け圧勝
得点もEURO VISION史上初めての高得点での勝利でした。

昼間にアイスホッケーでチェコに負けたのも
忘れてしまうほどの、大盛り上がりのフィンランド。

LORDIのメンバーが優勝が決まった瞬間に
紙に書いてテレビに映したのが
「月曜日、ヘルシンキマーケット広場で

またしても、ヘルシンキで大イベントが開催されそうです。
明日、どうなることでしょうね

ちなみにこちらで各国代表のプロモーションビデオが見られます。

天気  気温11度

追記
LORDIのイベントは金曜日にマーケット広場で
正式に行われることになったそうです!

3回目の母の日は。。。

2006年05月15日 | イベント.情報
先週の日曜日は「Äitienpäivä(母の日)」でしたね。

日頃、
「家事をやっても収入にもならないし、家族から感謝もされない」と
嘆いている人がいたとしても(←えっ、私??)、
この日は「ありがとう」の言葉がもらえたのではないでしょうか?

フィンランドでは母の日は祝日で国旗が掲揚されます。
(もともと日曜日だから休みは増えないけど。。。)

プレゼントとしては、
朝、「コーヒーと簡単な朝食をお母さんのベットへ」
というのが一般的です。
子供が小さい家庭では旦那様が持ってきてくれます。
うちでも持ってきてくれましたよ~。

陸からもこんなプレゼントをもらいました。
Päiväkoti(保育園)で作ってきてくれました。
うぅぅぅ、うれしい


主人からは、手作りラザニアの夕食

母の日、何をしようかと話し合った結果、
気温も上がってきたし、庭の緑もきれいになってきたので
「ガーデニングDAY」となりました。

まずはお花の調達、そして雑草の撤去。
そしてお花を植えて、こんな風になりました


やりだしたら止まらない私の性格
玄関前の木々が気になりだし、そちらの剪定開始。
だって、今まで上の背丈だけ合わせて切っていたようで
下の方には枯れた枝の山。
そしてその枝が、せっかくの日差しをさえぎり、
木をどんどん枯らしているといった状態だったんです。
うちの木だと思っていたのは実は隣の家の伸びきった枝。
かわいそうな、うちの木達は何本も根元から枯れていました。
かろうじて残った木の根元の新芽に日が当たるように
木をすいて、枝をバシバシ切りました。

気がつけば5時間以上もやってた私
陸はもう寝ていました。ハハハ

切った枝を台車で7回も運びながら見たのは
夜10時の夕焼け。
キレイなピンクむらさきでした。
すっごく疲れたけれど、
ま、こんな母の日もありかなと思った3回目の母の日でした。

余談
翌日、顔のヒリヒリと体中の筋肉痛が私を襲いました。。。



新しいカテゴリー作りました

2006年05月15日 | 見つけたちょっと素敵な物
久しぶりに新しいカテゴリーを追加しました。

「フィンランドで見つけたちょっと素敵な物」です

こちらで見つけたかわいらしい物、デザインの素敵な物、
珍しい物、あっと思った物などをお伝えしたいと思います。

最近、日本でも北欧ブームだそうですね。
最近、ザウスの跡地にOPENした
スウェーデンのインテリアショップ「IKEA」は入場制限
フィンランドの「マリメッコ」も表参道という好立地。

公開中の日本映画「かもめ食堂」も
オールフィンランドロケということなので
こちらで配給されるのを楽しみにしています。


話はそれましたが、、、
「ちょっと素敵」記念すべき(?)第1回目は。。。

フィンランドの老舗メーカー「aarikka(アアリッカ)」の
アンティークキャンドルスタンドです




家で今使っているのも「aarikka」のキャンドルスタンドですが、
シンプルな今のデザインとはまた違った凝った作りが
私の「素敵」第1号です

見つけた場所は、
なんと、陸のPäiväkoti(保育園)

日本だったら「子供が壊すかもしれないから。」と
絶対こんな高価なアンティークは置かないですよね。

さりげなく、保育園でこんな素敵な物を使っている所が
フィンランドっぽいですね。

天気気温10度
ころころ変わる変な天気でした。




寿司講習会

2006年05月13日 | 食べ物
主人の秘書さんが彼と共に家に遊びに来ました。

目的は、、、
「寿司の作り方を習うため」

寿司大好きの彼がレストランで寿司を食べ過ぎて破産しそうなので
自分で作りたいとの事。

あー、どうしよう。
そんなこと言われても私の寿司なんて適当なのに

そんな時のプロ頼み。
寿司屋のおかみさん小話」から出し巻き卵の作り方レシピを拝借。


でも、卵焼き用フライパンなんてないので
普通のでっかいフライパンで挑戦

仕上がりは「あららぁー」でした。
フィンランドの家庭で使われているのは電気調理器。
(日本で言うIHじゃなくて昔のタイプね。)
温度調整が非常に難しいいい訳です。。。

えぇーい、でも切ってごまかしちゃえーっ

出し巻き卵とご飯を炊くのだけ準備して、
後は彼らが来てから一緒にやりました。

一所懸命、海苔巻きを作る秘書さん。

そして刃渡り40cmの刺身包丁を悪戦苦闘しながら
巻きを切る彼。


でもでも、彼らなかなかな腕前でしたよ
慣れてきたら私よりうまいぐらい

寿司酢の分量や素材の入手場所など、
メモを真剣に取りながらの勤勉な生徒さん達。

そして出来上がったのがこちら

どうです?
外国人が準備したとは思えないでしょ
私、買ってあった海老を出し忘れてしまいました

その後は全て私達、そして主に彼らのお腹に納まりましたよ。
そのご飯の量、4人で6合

ご満悦の彼らは「明日、炊飯器買いに行く」と
言い残し、帰って行きました

さて、本当に購入したんでしょうかね??
(あの真剣さでは、きっと買ってます。





木登りですか?

2006年05月10日 | フィンランドの生活
陸です。

ちょっと前の家の前。まだ雪が積もってるでしょ。
なんだこれ

お人形さんが木登りしてたよ。
なぜか裸んぼ

お洋服はどこ?と思ったら違う木にかけてあったんだ。
寒そうだねー


Vappu(メーデー)当日編

2006年05月09日 | イベント.情報
今日は前回に引き続き「Vappu」についてお送りします。

フィンランドの「Vappu」と言えば、、、

学生帽
学生の色とりどりのつなぎ
シャンパン(又はスパークリングワイン)

風船


Vappu前日の飲んだくれ
そして当日の「Kaivopuisto(カイヴォ公園)」でのピクニック

私達も行ってきました、ピクニック
前日、みんな飲んだくれてるから
10時でも余裕で場所が取れるだろう。。。

なんて甘い考えは周辺に近づくにつれ、見事にかき消されました。
人、人、人。。。
いつものヘルシンキじゃありません。



トラムは満員で乗車拒否、駐車場は1、2㌔先までいっぱい。
公園は人で溢れ、場所がない

前日から場所取りしてる人もいたようです。

「Hauska Vappua(楽しいメーデーを!)」と書いてあります。

人ごみの中、やっと友達家族に会え、場所をGetし、
ピクニックスタート。


ここだけ日本っぽいですね

昼間からお構いなしに、また(周りのフィン人達は)飲みます。



海沿いのこの公園。
セーリングボートの上で
優雅にパーティーを開いている人たちもいました。

感じとしては、日本の「花見」です。

ちょっと違うところは…

フィンランド人の大好きな「アイスクリーム」の
屋台がVappuと共に至る所でOPENし、
こーんな長蛇の列を作っていること。。。

フィンランド人のアイス好きはすごいんですよ



そして長蛇の列といえば、
お決まりの「トイレ」。

いっぱい飲むから行きたくなるよね

間に合わない人はそこらで、ささっと。。。
でも、いくら酔っ払ってるとは言え、
女性がそこらで、ってのは信じがたい光景でした。


何はともあれ、ピクニックで一番盛り上がっていたのは
やっぱりこの人達ではないでしょうか?

丘を駆け下り、芝生に転がりまくって
テンション上がりっぱなしの子供達。

この笑顔があれば「人もいっぱいだし疲れたから家にいよう」
なんて言えませんね。

通常、Vappuの時期はまだ寒いことが多いんですが
今年は天候、気温に恵まれた最高の1日でした





Vappu (メーデー) 前編

2006年05月05日 | イベント.情報
お久しぶりです。ママです。

インターネットがまともに使えなくなって3週間。
やっと、昨日、回復したようです。

その間、フィンランドでは。。。

湖の氷が全て融けたり、
気温がなんと20度以上にまで上がったり、
夜9時半まで明るくなったり、

夏に向けて着々と気候が変化しつつあります。

*******************************************************

そんなフィンランドで、クリスマスに次ぐ一大イベント
「VAPPU(ヴァップ=メーデー)」が
5月1日にありました。

今日は前編「Vappuイヴ(前日)編」をお送りします。

Vappu(メーデー)は普通「労働者の日」ですが、
フィンランドでは学生や子供が
前日からドンチャン騒ぎをする日になっています。

学生が騒ぐようになったのはこんな話があるからだそうです。

「1800年代、カイサおばさんはヘルシンキの街角の屋台でパンや飲み物を売っていましたが、貧乏な学生には無償で恵んであげました。カイサおばさんがやっと自分のレストランを持てた1839年に、学生達はカイサおばさんの5月1日の68歳の誕生日に歌でお返しをし、飲んで食べて楽しく過ごしたのです。
昔の春のお祭り おばさんが亡くなってからも、毎年おばさんの思い出に学生達がそのレストランに集まって祝ったそうです。」
ヘルシンキThisWeekより。

Vappu前日、ヘルシンキのマーケット「Kauppatori」は
Vappuの為の屋台が並び、とても楽しく賑わっていました。




これは、金魚すくいみたいな物ですね♪

子供達は思い思いに仮装したり、かぶり物をかぶったり、
ラッパなどの鳴り物を鳴らして歩きます。

陸もマーケットで買った、このラッパがお気に入りです。


ヘルシンキ中の人たちが集まったかのような
人達は次に控えたメインイベントを待っています。
そのイベントとは。。。

ヘルシンキの港にある「ハヴィスアマンダ像」の掃除
今年、選ばれた名誉ある大学は「ヘルシンキ大学」
学部は忘れてしまいました
午後5時から始まります。



学生はこんな感じで、巨大クレーンで吊るされて
お掃除。(でも周りに手を振る方が忙しかったようですが。。。)

そして午後6時。
きれいになった「ハヴィスアマンダ」は学生帽を
これまた巨大クレーンでかぶせられるのです。

ちなみに学生帽の前に「暫定的」にかぶらされていたのは
工事現場の帽子

「バルト海の乙女」と呼ばれるアマンダも「。。。」でしょうね

(以前は、誰かがよじ登ってかぶせていたそうですが、
 禁止となり今のクレーンになったそうです。)


それと同時に、周りに集まっていた人、自宅で既に飲んでいる人、
みんなが一斉に「学生帽」をかぶります。


と、これまた同時にみんな「酔っ払いへの道」を
まっしぐらに進み、飲んだくれの夜が始まります。

子供達の仮装で微笑ましかったヘルシンキの街は
この後、酔っ払いで溢れる「とても危険な街」へと
変化します。

今年も例年通り、お店のショーウィンドーが割られたり、
喧嘩や救急車の出動が多数あったそうですよ

そして今年はさらに、

学生が「ユーロメーデー」と称し、
デモ行進?をし、ガラスを割ったりスプレーしたり、
最後には国会議事堂、ヘルシンキ中央駅付近で
放火なのか、キャンプファイヤーだかをしたそうです。


これはちょっといき過ぎだったようで
新聞沙汰になっていました。
機動隊も出動し、大変な騒ぎになったそうです。

良くも悪くも盛り上がる「フィンランドのVappu」
明日はVappu当日編です。

天気 気温21度