Another #11「Makeup -惨劇-」

サブタイトルの通り惨劇が始まったわけですが、申し訳ないけど所々に笑ってしまった。
特に勅使河原と望月が管理人から逃げられたと安心して扉を開けたら先回りされていた！…からの恒一と鳴が扉を閉める流れに大笑いした。
シリアスな笑いってこういうことだよね。
それとも先回りじゃなくて本物の管理人が殺されて隠されてたとか、そういうこと？
しかし取り敢えず恒一達は「食堂が火事だ!!」と声を掛けながら合宿所を走りまわれば良かったと思うんだよね。
火元を明らかにして避難誘導するのは基本でしょ!?
そうすれば、もしかしたら王子は死ななかったんじゃないだろうか。
食堂の主人を確認したあと食堂の扉をぴったり閉じちゃったからバックドラフトを起こしちゃったしね。
いや火事の時は窓などは閉めるんだったっけ？
それはともかくホラーテイストを出したかったのかもしれないけど、何故あの危機的状況で一室一室ゆっくりと確認していくのか…。
警報機が鳴らないのを確認したからか、館内放送を使おうという発想がなかったんだろうか、とツッコミどころが多かった。

勅使河原が言い争っていたのは風見だった。
幼馴染であることを利用して昔のことを覚えているのか問い詰めたところ覚えていないと言われ口論になり二階から突き落としてしまったという。
ハッキリ言っていくら幼馴染でも同じ思い出を共有してるなんて無いんですよね。
覚えてるものもあれば忘れているものもある、そういうもんだよね。
恒一や鳴が風見のことを忘れていないことを確認し間違ってしまったのかと落ち込むのですが…死んでないのかもとか、確かめに行こう、という恒一の言い方が怖い。
殺しちゃったかもと言われたからだと思うけど、普通間に合うかもしれないし助けに行こうとか言うもんじゃないの？
赤沢さんのことが好きすぎて変貌しちゃった杉浦さん。
未咲と同じ小学校出身で鳴が左目を失ったのは４歳の時と知った彼女は鳴が死者だと確信してしまうのでした。
対策係としての使命感や追い詰められた緊張感、そして赤沢さんを大事に思う気持ちから暴走したんだとは思う。
思うけど、ここまで狂気に走れるだろうか？
兄の仇を討とうとした小椋さんは分からんでもない…けど変貌しすぎ！

鳴がなかなか死者の名前を言わない理由はクラスメイト同士の殺し合いを望まないからだという好意的解釈をしています。
松永さんのように罪の意識に囚われている様子を見たら、自分一人がそれを背負おうと思ったのかも。
…まぁ今さら死者を殺しても惨劇は収まらなさそうだけど。
ところで疑問なのは管理人夫婦が暴れてるのはどういうわけなんでしょう？
予想が付くのは彼らの子ども、あるいは孫が現象によって死んだとか、松永さんが殺したのが子どもだったとかなんですが。
それから望月が勝手に赤沢さん達にテープを聞かせたのが納得いかん。
こうなることは予想できたと思うんだけどな。


次回「Stand by oneself -死者-」