残照 狐狸安打のスパイス日記

スパイスの効いた人生。
挫折と葛藤。
そしてもしかしてあるかも知れない
現在を生きている事の素晴らしさ

タンポポ②

2017-06-20 07:55:21 | 社会生活



昨日、『タンポポ』を久しぶりに見た。
何回か見ても見飽きないし画像はやはり情報量が多いな、と思った。
見逃していて、初めて見るようなシーンもかなりあった。
映画の好きな人は監督の狙い、考え、思想などにも興味を広げれば、きりがないだろうなぁ~~~。


特に圧巻の場面は2つあった。
① 黒田福美&役所広司が玉子の黄身を口移しに何度もやり取りするシーン。
何とも官能・扇情的。

② 役所広司扮するやくざの若親分が少女の海女に
『牡蠣、1つ売って貰えるか』
『いいわよ』

若親分は牡蠣の殻で唇を切り血が少し出る。
少女は牡蠣を完全に殻から外し、
『わたしの手から食べるといいわ』
若親分は血の垂れた牡蠣の身を少女の手の平から啜(すす)る。

『くすぐったいわ』

その後が、予想を超えた展開。

少女は若親分のまだ止まらない唇の血を、澄んだ眼差しで見る。
そして、
少女はその血を舐めてやるのだ、
必然的にそれは接吻に近く、
舐めるものだから唾が糸を引くのだった。
その唾の糸たるや!!!

なかまの海女が海からそのシーンを
ジ~と眺めているのだった。
海の静寂さと接吻の沈黙。
太古からのいとなみを思わせる。
何ともすごいシーン。

伊丹監督の真骨頂の美学が到る所に出る。
何とも非凡な奇才なのだった!

番組の終わりに小野アナウンサーと山本晋也監督が感想を述べる。
冒頭のフォトはその時流れたものであった。
少女は洞口依子さんと言う女優。

初めて知った。





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