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私の日常臨床 28

2016-10-17 08:38:23 | Weblog
今回提示するケースは4年前にある勉強会でプレゼンを行った症例。

初診時、上下顎は全体的に中程度~重度の歯周疾患に罹患しており
動揺歯も多数歯みられ、患者は何本かの歯は抜歯される覚悟でいたが、
口腔衛生指導と歯周治療(歯周外科は行っていない)を行いメンテナンスを行っている症例。

プレゼン当時は予後3年までの状態を提示して、何人かの先生に
「3年くらいの予後はあっても、今後はどうかな。。」って厳しい意見をいただいていた。
しかし、このような症例は、真意は見る人によっては伝わらず、
理想(理想的な咬合)的でない・審美的によくない・アカデミックでないなどといった
論点ばかりを挙げることがけっこう多い。
でも提示する写真、今年2月の7年目のメインテナンスでの状態でも分かるように
今のところ咬合やペリオの大きな問題は起こっていない。
それゆえ、これくらいの経過年数がたってからプレゼンすればよかったのであるが、
べつに私は同業者から学術的に賞賛や評価をうけたいわけでもない。
例えばこの症例の真意は、文献が・教科書が、どうこういってるからといって、
それらの理論になんでもかんでもあてはめ、やれ予知性が乏しいから抜歯するといった
選択を決めつけるのでなく、どこまで現状の環境をベーシックな治療によって改善できるか、
患者とともに歩む臨床の事実と、歯の保存の努力をする大切さを学んだ症例の一つである。

ちなみにこの症例、半年ごとにメインテナンスで来院されているため、初診時から現在まで
口腔内写真は270枚、デンタル10枚法は14シートある。
まだたったの7年、これからも更に増える、、当たり前のことなんだけど
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