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歯科医療がめざすべき根幹

2017-04-20 12:59:47 | Weblog
昨日、私の歯科治療のために清州のなかた歯科にいったとき、
待合室にあった丸橋賢先生の「歯槽膿漏」という本があり、ふと惹かれ読んでみると
歯周病治療について非常によいことがこの本にも書いてあった。
「助かる可能性のある歯は、患者と歯科医が協力しあい、歯が助かったとき共に喜び、
助からなかったとき、無念をともに分かち合う」
これは、押見一先生が口癖のように述べる、
「歯を残したいと患者が望むなら、我々は無限の努力を行うべき、このことは何の保証もないが
 そこに臨床の楽しさがあるのだ」という言葉と同じ概念である。

地味な歯科治療であるが、やはり我々の日常臨床の根幹はここにある。

ちなみに本で指摘されている欧米の歯科事情、、
我々日本人は何かにつけて、すぐに欧米のスタンスが正しく素晴らしいと考える傾向にある。
しかし、諸外国のそれらのスタンスに隠された実情を知っても、それを真似したいと思うのか…


予防歯科がトレンドである昨今、多くの歯科医院が予防に取り組んでいるが
定期健診でのカリエスチェックや、定期的に口腔内の歯石除去などの清掃を
行うことは、この丸橋先生や押見先生といった、歯をできる限り残すという概念をもった
歯科医院とは全く異なり、また、この概念を達成しようとしても到底無理である。

「定期健診でお口の健康と疾病の予防を」というスローガンはよく目にするが、
患者も医療従事者も『予防』の本質を正しく理解し、
丸橋賢先生や押見一先生のような考え方を世間に啓発する必要があると考えてやまない。

今週末、バドの予防歯科セッションがあるので
例年同様、本来あるべき予防歯科の捉え方について参加医院に解説したい。
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