バイオの故里から

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大豆イソフラボンよりもその代謝物であるエクオールのほうが有効!?

2006年10月15日 | 創薬 生化学 薬理学
大豆中に含まれるイソフラボン(大豆イソフラボン)が、乳癌、前立腺癌などに対して予防効果(抗エストロゲン効果)を有すること、および更年期障害、閉経後の骨粗鬆症・高脂血症・高血圧などに対して改善効果(エストロゲン様効果)を有することは、主として欧米において、既に報告されてきている(H.Adlercreutz,et al.,(1992)Lancet,339,1233;H.Adlercreutz,et al.,(1992)Lancet,342,1209-1210;D.D.Baird,et al.,(1995)J.Clin.Endocrinol.Metab.,80,1685-1690;A.L.Murkies,et al.,(1995)Maturitas.,21,198-195;D.Agnusdei,et al.,(1995)Bone and Mineral.,19(Supple),S43-S48等参照)。
最近になって、大豆イソフラボンの臨床効果が疑問視され、該大豆イソフラボンに代って、大豆イソフラボンの活性代謝物であるエクオールが、臨床応用における有効性の鍵を握ると報告されている。即ち、乳癌、前立腺癌、更年期障害および閉経後の骨粗鬆症に対して、大豆イソフラボンよりもその代謝物であるエクオールのほうが有効である旨の報告が種々見出される(D.Ingram,et al.,(1997)Lancet,350,990-994;A.M.Duncan,et al.,(2000)Cancer Epidemiology,Biomarkers & Prevention,9,581-586;C.Atkinson,et al.,(2002)J.Nutr.,32(3)595S;H.Akaza,et al.,(2002)Jpn.J,Clin.Oncol.,32(8),296-300;S.Uchiyama,.et al.,(2001)Ann.Nutr.Metab.,45,113(abs)等参照)。
>>再公表特許(A1)【国際公開番号】 WO2005/000042

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