リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

61. フライブルク

2017年04月25日 | 旅行

2016年・ドイツ14回目の旅  No.17

  

     

   フライブルク路上のタイル模様

 

▼フライブルク 10月25日~27日(2泊)
 ◆10月25日(火) 高すぎる!!   9286歩
 

 今朝は一昨日と同じようにホルストが運転してきました。昨日の話で「僕は左手が2本あるんだ」と言いながら右手では紙がうまくつまめない様子を見せてくれたのでしたが、運転は差しさわりがないのだと改めてわかりました。一時、言葉も失ったのによくここまで普通に話せるようになったと感謝。ヨハネスは言葉が戻らないまま逝ってしまったのですから。
  旅が始まったときには皆と最後のお別れをするつもりでしたが、列車が走り出したときには、「またもう一度会いに来られますように」と心から祈りました。


        お元気で! 



  シュトゥットガルトとカールスルーエで乗り換え、フライブルクまで向かいます。フライブルクでは休暇用アパートを借りたのですが、駅から少し歩くようなので、ホームにあるコインロッカーがちょうど二つ空いていたのを見てトランクをしまいました。
  アウグスティナー美術館でもう一度グリューネヴァルトの絵を見てからミュンスターに回りました。ウルムでは寂しい感じがしましたが、ここはまだ宗教的な人々の拠り所となっていると感じました。何故かなと思ったら、多分たくさんの蝋燭が点っていて、それだけ多くの人の祈りが伝わってきたからではないかという気がします。多くの祭壇があり、今まであまりゆっくり見ていなかったと改めて思いました。三津夫に促されて少しずつリーメンシュナイダーだけではなく、同時代の作家の作品にも思いを馳せるようになったのでしょうか。

   

                      

            ミュンスター入り口の彫刻。流れるようなラインが美しい。



   町に出ると、歩道にはトップ写真のような素敵なタイル模様がありました。以前は気が付かなかったのです。きっとこの小道は初めて通ったのでしょうね。


  フライブルク駅で今後の切符と座席の予約をまとめて行いました。また、明日のコルマールまでの往復はフランスに入るためにジャーマンレイルパスも州ごとの格安チケットも使えませんから、往復切符を買っておきました。金額が表示されたときにとても高い気がしたのですが、どこがどう高いのか全くわからず、列も混んでいるので支払ってしまいました。
 トランクをロッカーから出してあれこれ道に迷いながら歩きましたが、家で打ち出してきた地図では最後の道がわからず、聞く人ごとに示す方向も違っていたので、アパートの担当者に電話をかけてようやくアパートに着きました。そこは大変きれいで広々した部屋でした。すぐ近くのスーパーに出向き、買い物をして夕食。
 夕食後に、気になっていた切符の見直しをしてみました。すると、ロストックまでの往復について切符そのものも一緒に注文したことになっていたのです。私はその区間ごとに「ここはジャーマンレイルパスを持っています」とメモを入れ、そのメモの通りに予約してもらったのですから、これはあちらのミスです。一度払ってしまっているのが気にはなりますが、明日キャンセルにトライすることにしてゆっくりお風呂に入り、床に就きました。

※ このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015 Midori FUKUDA

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