リーメンシュナイダーを歩く 

中世ドイツの彫刻家、ティルマン・リーメンシュナイダーの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

64. ケーファーマルクト

2017年04月28日 | 旅行

2016年・ドイツ14回目の旅  No.28


                  

            ケーファーマルクト 聖ヴォルフガング教会の祭壇


  ◆10月28日(金) 私鉄だったの?     9790歩

  今日はオーストリアでの日帰り遠足。朝7時20分にホテルを出ました。オーストリア鉄道のサイトで調べておいたWB961という7時52分発の列車に乗ります。切符は往復2人分で64,2ユーロと、結構な値段でした。列車は昨日と打って変わってモダンできれいでした。気分良く乗っていると検札。切符を出したら「これはこの列車には乗れない切符です。次の停車駅でザルツブルクに戻るか、ウェストバーンの切符を買ってください」と言われてしまいました。要するに池袋で西武線に乗るのにJRの切符を買っていたようなものなのですね。今更戻ったら今日の日程が全部狂ってしまうので、渋々買いなおしました。ただ、リンツで乗り換えた後はこの切符で通用するのだそうです。それにしても悔しいなぁ…。ヴェストバーンが私鉄だなんて前もってわかるには、相当な知識が必要だと思うのですが。でも今度からは気を付けないと。
 リンツで乗り換えた時に念のため窓口に行って間違えて買ったのだけれども返金は無理かとお願いしてみたら「前の日までだったらできるけど、当日、しかも乗ってしまってからではだめ」とけんもほろろでした。でも観光客でこんな風に間違える人って他にもいるのではないのかなぁと悔しい思いが残っています。
 リンツからはローカル列車で1時間弱乗ってケーファーマルクトに到着しました。三津夫が見たいのはケーファーマルクト聖ヴォルフガング教会の祭壇です。駅から町へと次第に登っていく道が教会に導いてくれて、迷うことはありませんでした。ここでも教会のドアは開いていて、祭壇をゆっくり眺めることができました。祭壇の作者はケーファーマルクトのマイスターと言われているようです。祭壇中央部の聖ヴォルフガングの像は、すぐ近くに住んでいた男性の顔のようにも思えます。「こういう人、いるよね」と。私には中央祭壇より両翼の浮き彫りがとても見事なのと、祭壇右横にいる愁いを含んで渋々立っているような顔の兵士(写真・上・右)が印象に残りました。まだ若い少年兵のように見えます。

  
  ヴェストバーンの列車  私鉄とは気が付かずに乗りました


  ケーファーマルクト駅で列車を待っていると杖をついたアジア系の男性が話しかけてきました。聞けばアフガニスタンから来たとのこと。ドイツ語がお上手ですねと言ったら、6カ月一生懸命勉強したそうです。もしかしたらアフガニスタンで足を悪くするような状況があって避難しているのかなと思ったのですが、表情は明るく、元気そうだったのでこの人ならちゃんと生きて行けそうだと変な安心をしました。
 リンツで下車して時間があったので何か温かい物を食べられるお店を探したのですが見つからず、結局サンドイッチと珈琲で済ませました。帰りはオーストリア鉄道とヴェストバーンの料金を比較してみてヴェストバーンの方が安いことがわかり、本を読みながら待ちました。列車はほぼ満席に近く、なんとか空いている席に三津夫と私と少し離れて座ることができました。日記を書いていたら少し気分が悪くなりました。列車内で酔うのは珍しいのですが多少昨夜の影響が残っているのかもしれません。

 宿に戻ってからインターネットの繋がりが良かったので、たまっていたメールのやりとりをしました。マリアンヌからインタビューを掲載した記事のコピーが送られてきたり、明日訪ねるエルケさんに携帯の電話番号の確認をしたり、クレークリンゲンのブルク牧師さんから「見付けた帽子をどこに送ったらいいですか」と聞かれたので、「またヘルゴット教会に行くからそちらに置いておいてください」とお願いしたり。慣れないタブレットでのやりとりもなんとかできるようになってきましたが、本当なら軽くて持ち運びのできるパソコンがあればと心から思います。指先でタップして文章を書くのはなかなかなじみません。
  夕方5時半頃、宿の主人に聞き、美味しい中華料理店を教えてもらいました。アジアキッチンというそうです。入ってみるとまだ早いので空いていて、ゆっくり座ることができました。ちょうど担当してくれた若い男性は何となくお隣の龍君に似ていました。そのうちお店も混んできて満席に。支払う段取りまで彼が準備してくれたので最後にチップを渡そうと待っていたのですが、ちょうど龍君に似た彼は新しいお客さんを接待し始めたので、その場だけ来た女の子がサッとポケットにチップをしまってしまいました。何だかガッカリ。こちらも目的の相手にチップをさりげなく渡せるように上達すればいいのですけれども。チップ文化にはなかなか慣れることができません。

※ このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015 Midori FUKUDA

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