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2469号Акация(アカシア)

2017-06-16 22:43:15 | 作品写真
大連(ターリェン)のアカシア並木も以前よく聞きました。美しく香ると引き揚げ者の昔話。
映画「人間の条件」では、山本学さんが現地の中国人役。幼い子どもに「日本人がターリェンとフーシュン(撫順)を借りていったまま、儲かるものだから返さずにいる」と語る。
それよりは昔ではないが、NHKの夕方のドラマ枠で連続ものの「空中アトリエ」という作品がありました。(昭和49〜50年あたり)「時をかける少女」のように今で言うジュブナイル。思春期にさしかかる娘は趣味の油絵に打ち込む一風変わった母を持つ。印象に残ったのは
①タイトルの空中アトリエとは、限られた居間のスペースの中に高く作られたイーゼルと母が座る脚立。手元のロープ操作でカンバスに近づいて筆を入れ、また距離を離して絵の仕上がりを確認する
②夢中になると家事も忘れて没頭する母に娘は少し不満。高い脚立にいる母をとても遠く感じる。
③娘は父親に不満を訴える。父親は、それでは「お母さんのバランスシートを作ろう」と提案。なあに?という娘に「いい所と困る所を書き出してみるのさ」と父娘は作り始めます。娘の不満話を、きちんと書きとめていく父。不満を全部話した娘は「時々美味しい料理を作ってくれる」母も思い出す。具体的に出された欠点美点は相談して何点くらい?と点数をつける。
最後に父親が「ずっと夢に向かい活動しているお母さんはすごいと思う」と評価し、バランスシートは大逆転、娘は甘い!そんなの!とぶうぶう。
よく覚えているのは『話し合える家族』がまだ新鮮だった。没頭できる趣味に生きる専業主婦も、理解する夫も。俺んちはその頃増えだして謗られていた鍵っ子家庭でした。家事は指示通り手伝い、親と話し合う場面などない。
ドラマの母の油絵は、近所に住むバラを育てるおばあさんに力をもらい更に本格的に。油絵ををコンテストに出品するためにと、母娘は成長していきます。
母親がドラマの中で作る料理が『アカシアの花の天ぷら』。少女期を大陸で過ごした母が作る、めったにない美味。確か中国語での料理の名も台詞にあったのですが忘れました。
専業主婦時代、俺は自身の急な病や育児、主婦なりの人間関係もろもろ人並みに悩みました。
その後バイト・パートを始めてからも仕事・家族・十代の子の危機に翻弄されてました。夫婦で失業就活を繰り返し、最も永く自分の無職に苦しみ始めた時に就職コンサルタントの方が「いつまでに就職するのか」期限を切りなさい、と勧めて下さった。俯いて「アカシアの咲く頃には」とようやく言った。
大人になって苦労して学んだ簿記で『貸借対照表』バランスシートに再会しました。個人法人の資産を分析し、未来の計画や問題点を考えるためのもの。勿論、税申告のための決算書の一部でもあります。
自分のバランスシートを、俺は書けるだろうか。家庭にある金や何やではなく。
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