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2422号Одуванчик(タンポポ)

2017-04-21 20:43:59 | 作品写真
宮尾登美子「菊亭八百善の人びと」では戦後営業再開する料亭の描写があります。親子の板長と主人は「この時分だ。みなさんたんぽぽで我慢して下さるだろう。」と話し合う。再開の披露目の膳に乗ったことが伺えます。
ヒロインはその跡取り息子に嫁いだ方。昔TVドラマ化された時は若主人を渡辺徹さん、その妻を賀来千香子さんが演じました。
江戸時代からの伝説的な高級料亭の昭和の歩みは平らかならず。古くからの使用人達は次々予期せぬ行動に及び、若主人はお坊ちゃん。小姑の義理の姉は何人もいて、茶道華道山ほど学ぶことがある。
映画「小さいおうち」でも示されますが、住み込みの使用人はあくまでも分を守りながら主人の生活・心に入って臆しないものでもあります。青島幸夫「人間万事塞翁が丙馬」では氏の生家らしい弁当仕出し屋の物語。山ほどの沢庵漬を切る、次々と玉子を焼くシーンがとても美味しそう。掛け取りに行った店員が、妓楼に居続けして帰らないからしょうがないねえと迎えに行く。もちろん売上金は遊んで使い果たしている。
こちらのヒロインは作者の母上で、警視庁の掛け売りの個人客の顔と残高をちゃんと覚えてて、間違いなく逃さず弁当代を取り立てる。‥優秀なお母様!
‥戦後数十年でそんな商売や使用人は少なくなりました。俺の同級生だって中卒高卒で就職するのは珍しくはなかった。が、店員や職人ではなく労働者会社員工員とかですね。
高校の同級生で、地元親元に残って就職した女子はたいてい自衛官と結婚してしまった。彼女達の父親も皆自衛官だったみたい。
俺はそんなのが嫌で(スミマセン、自衛官さんが嫌なのではない。俺も父が自衛官だった。ただ、母が学生だった俺に『友人の息子さんが自衛官で、遠くの任地にいくので婚約する気はないか』と言って来た時ゾッとした。そんなの母親達の都合だけじゃないか!)
ほんの少し、気持ちほど遠くに行ってみたかった。たんぽぽの綿毛くらいだけでも。
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