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ジェニーサイズ人形手作りドレスを楽しむゆるゆるブログ

2271号さくら紅葉

2016-10-20 02:08:30 | 作品写真
両袖に桜紅葉を染めわけてあやなるきぬはひとにかづけぬ

幸田文の嫁入の衣装に桜と紅葉を片袖ずつ染めわけた見事なものがありました。虫干しを手伝った父(幸田露伴)の家の女中が主人の露伴の前でつくづくその衣装を誉め、自分もあんなものを着てみたいと打ち明けます。
どういう訳か露伴はねだってみろとけしかけます。きっとくれる、俺がそういう風にしつけた。
真に受けた女中はかくかく然々と平伏しお願いに参りました。文は驚いたが手もなくやはり与えてしまう。そうなると何人かいた文の家の女中達も納まらず、あの小袖この帯と女中達の行李に住みかえた。文は父に不平をぶつけたが「着物なんざ亭主か情人にねだるものさ」と相手にせずうそぶきます。
露伴は文の結婚にもの惜しみせず支度させましたが、こんないたずらをします。
気に入りの着物だったでしょうに娘の身も気の毒ですが、こんな風に嫁いだ娘と戯れる親の寂しさの形を変えたものかとも考えるようになりました。
富貴なうちではない、と繰り返し書きながらも我々とは決定的に違う「女中」さんのいる生活。文は娘時代から結婚後、極端に貧しい時以外凡そ晩年までずっと女中と暮らしています。
主婦がいて何故女中が必要か、現代の我々には想像するのが難しくなりました。家事を主に子守や使いもしてくれますが、家政家計を任せられる訳ではなさそうです。
人を使う難しさは幸田文のエッセイに時々現れます。昔女中さんがやってくれた事は家電や外部サービス、ネット○○でこと足りるのでしょうか。先日久しぶりに会った知人から、息子さん夫妻が共々働いて育児もするために保育園に預け易い区に引っ越したと聞き驚きました。
札幌市でも区によっては深刻な数の待機児童がいるのです。それでも二世帯同居には踏み切らないということでもあるかとも思った。でも自分もそうだった。パートの同僚には自分の両親と同居の方もいます。でも、自分が祖母の立場になるといろいろ考えてしまいます。俺が実家寄りに住まなかった(結婚後の住居を実家と夫或いは自分のの勤務先との行き来し易い辺りにする主婦は多い)のは近距離だと夫と実家の両親が不仲に傾くのが火を見るより明らかだったからです。特に老父は干渉しがちで夫の車の色まで陰口を言ってた。赤い車は縁起がよくないなど、大きなお世話だ。
知人は「(若夫婦に)協力できる限りは力になる」と言っていた。それも賢明な母らしい息子さん夫妻への気遣いです。
女中とはいかないまでも子守さんの世話になり、自分も弟達の子守や農業の助けをして結婚まで暮らした実家の老母は、長男の嫁は同居当然と考えてた。…微妙なのはその嫁がいないことです。老父といい歳の息子の世話を延々していて、加齢と共に愚痴ってました。それでもなかなか他人を家に入れて世話になるのも怖れる。現在めでたく認知症でできる家事は限られてきた。
多分今の老母は「施設ではなく自宅で暮らしていたい」と望む余り何とか役に立とうと台所に立つ。始終鍋を焦がしたり冷蔵庫を怪しいもので満杯にしたり日に五六回も味噌汁を作りかけて忘れたり作り過ぎたりの様子。
家事育児全般に協力してくれた夫と暮らし慣れた俺は、実家に寄る度近づく度何やかにや使われぐったりします。仕方ないけど。あまり行かない。深入りすると病人ではない老父や弟の雑用まで降りかかります。
例えば娘達がそれぞれ育児期間真っ盛りになったら、手伝えるのかな?今フルタイムパートをしてるのでぴんと来ない。実質いま夫の方が孫の世話時間長いんじゃないかな。
今宵は育児ロボ家事ロボ、コンビニ店員ロボの夢でもみながら眠ります。
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