母の胃癌治療闘病記

-絶対治そうって決めた日から書き始めたブログ-

術前説明

2011-10-18 23:55:06 | 日記
2011.10/18(火)

明日の手術を控え、PM4:00~執刀医の内田先生から説明があった。
小さな部屋でPCを使い、母の胃の内視鏡の画像を見ながら説明を3人で受ける。
どんな小さな疑問も残すまいという気持ちで臨んだ。
先生は丁寧に力強く、わかりやすく説明してくれた。
胃の状態、手術方法、術後の合併症、術後の生活・・・。

先週の土曜日に母が、胃の上部に新たな癌が見つかったような話をしていたので、てっきり癌は数個あるのだと思っていたが、
どうやら、最初に見つかった癌が、思ってた位置よりも上にあり、しかも広範囲で上部に広がっているとのこと。
でも、上部からはガン細胞は検出されていないので、先生は、少しでも胃を残す方向で考えているとおっしゃった。
でも、ムリムリ残して、不安材料があるならば、手術中に全摘に切り替えるということになった。
全摘した場合、食道と腸を繋ぐので、どうしても境目の縫合が上手くいかなく、漏れる場合があるとのこと。
実際、お腹を開いて、先生方の目で見て、全摘か残すのか、その場で判断していただき、全てお任せするということにした。

胃の手術の話はこれで終わり、次は、予期せぬこと。
胆嚢にポリープが見つかったとのこと。 CTでは映りきれないくらい小さな3mmのポリープ。
エコー検査で、胆嚢のポコっと小さなつぶが映っているのがあたしでもわかった。
3mmでは、普通は放っておいていい状態らしい。
でも1cmになると、取らないといけないとのこと。
胃の切除のついでに取ってしまおうかと母に決断を迫られたが、母も、もういっぱい、いっぱいだったので、
あたしたち家族と、先生とで悩みに悩んだあげく、やっぱり胆嚢も一緒に取ってしまうことになった。

総合診断・・・早期胃癌
治療法・・・腹腔鏡補助下 胃亜全摘術場合により全摘。胆嚢も同時に摘出

今まで、病気一つしたことがなく、病院なんて行ったことがない母が、いきなりこんな大病を患って、
その結果、胃、胆嚢を失う。
どれほど恐怖なことだろう。
でも、もうなってしまったものは仕方がない。
どうして?どうして?と思い悩むのはやめて、治すことだけを考えよう。
早く治して家に帰りたいと強く思う気持ちが大事。
そして、生きていくことが一番大事。

今晩はゆっくり休んで明日に備えよう。

内田先生が、説明の最後に 「では、明日、頑張りましょう。僕も頑張ります!」
と明るく言ってくださったことがとても力強く感じた。