好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

事件45『スキューバダイビング殺人事件』(第17巻)考察。

2010-08-15 | 『名探偵コナン』原作考察
『コナン』では、何か事件が起これば、
まず小五郎が迷推理を炸裂させ、
その暴走をコナンが制するのがお約束。

被害者がウミヘビに咬まれた今回もまた、
小五郎は事故だと断定する一方で、
コナンは事件としての真相を見破る。
ゲストキャラ同士の呼び方をきっかけに、
彼らの詳しい関係を言い当ててみせるのだ。

また、ウミヘビの毒に倒れた被害者が、最終的に助かった点も評価したい。
もしあのまま亡くなっていたとしても、自業自得ではあるけれど。
『六月の花嫁殺人事件』同様、タイトルには偽りアリだが、
おかげで読後感は悪くない。


だがしかし、そんなコナンよりも、
小五郎の方の能力が跳ね上がる時が、たまにある。
彼の身内や友人が、事件の当事者になった時だ。
『小五郎の同窓会殺人事件』は、その典型的な例である。

今回もまた、最後の最後が真骨頂。
現場に居合わせた英理の気持ちを、
知らないようで実は知ってたという、スマートな結末。
この夫婦はこんな風に、たまに深く心を通わせるくらいの距離が、
ちょうど良いのかもしれない。

それでは。また次回。
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