好事家の世迷言。

私「りえ」の感性で綴る、調べたがり屋の生存報告。※今は逆転裁判とFate(共に初期)に集中してます。他は勘弁。

老いとは、あらゆる人の延長線上にある物。

2017-05-06 | 物語全般
『恍惚の人』(by有吉佐和子)、読了。

調べると書評では、この本が現代の介護、ひいては福祉問題の礎になっているそうで。
恥ずかしながら、この度に初読。
読書を趣味とするならいつかは読まねばと考え続けて手に取った。

時は1970年代。
「認知症」どころか、「痴呆」という単語さえ世に知られていない。
高齢者介護への福祉制度などまだほとんど存在していない。

そんな時代で、主人公の立花昭子は、邦文タイピストの仕事をこなす兼業主婦。
週末に1週間分の料理を作って常備するなど家事も完璧。
だが、優しかった姑が亡くなったのを境に、舅の「ぼけ」が露見する。

昭子は、一旦限界まで追いつめられながらも、
介護も家事も仕事も折り合いを付け、最後まで舅を看取る。
そして、まだ若いと思っていた自分たちの世代も、その後の世代も、
いずれは同じように介護される身になる事にも気づき始める。

何だかだでキレイなハッピーエンドになってる点は、
出版された当時だからか、それともご都合か。
実際はもっともっと凄絶な展開になると思うな。
つか、主人公が聖人すぎる……。

なお、『ホリスティック医学入門』(by帯津良一)も共に読了。
取りあえず差し当たっては、自分自身を安寧に保とう。

それでは。また次回。
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