好事家の世迷言。

私「りえ」の感性で綴る、調べたがり屋の生存報告。※今は逆転裁判とFate(共に初期)に集中してます。他は勘弁。

歴史の裏を旅する者たちの記録。

2017-06-18 | 物語全般
『チョウたちの時間』(by山田正紀)、読了。

『果しなき流れの果に』をきっかけに知った作品。

タイムパラドックスから解放されているされる「時間人」、
反世界の「鏡像生物」、
永遠に延び留まる時間に生きる「ブラックホール生物」、
といった、私たちには窺い知れない高次元存在たちによる戦いの物語。

と、設定だけ述べると何とも意味をつかみがたいが、
いざ実際に読むと何故か読みやすい。

その理由の一つは、舞台となる時代が、極力絞られているからだ。
主立った時代は、「現在」「現在から20年前」
「第二次大戦終了間際」「人類史の終焉」という4種しか出てこない。
登場人物も同様。
「時間人」のマヤとシンは、時代ごとに異なる名前や姿を持ち、
事実上、一人何役もこなしている。

そして最後の最後で、プロローグの謎が明かされると爽快な気分になる。
同時に、これほど複雑な世界観をコンパクトにまとめる筆力に
頭が下がる思いになった。

それでは。また次回。
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