好事家の世迷言。

私「りえ」の感性で綴る、調べたがり屋の生存報告。※今は逆転裁判とFate(共に初期)に集中してます。他は勘弁。

『はじまりの魔女』第9話「初めての図書室」

2017-02-22 | ゲームブック二次創作
この部屋の中の音は、外には漏れなかったらしい。
あたしは改めて部屋を調べた。
ガーグの身から見つかったのは金貨6枚と、それから装飾のついた櫛。
宝石があしらわれている、高貴な人が使うような形だ。

あたしは奥の扉に近寄った。
汚れている二つの扉を擦ると、何か書きつけてあるのが分かった。
今は使われてない古代文字だけど、あたしは或る程度なら読める。
本を読むのは何でも大好きだし。

そうしたら、扉の一つに、「図書」って書かれてるのが分かった。
あたしは早速、その扉をくぐった。
小石を敷きつめた通路を行くと、凝った彫刻を施した扉に着いた。
ノブをつかむと、澄んだ声が部屋から聞こえてきた。

「ノックは要らん、入っておいで」

言われた通りに入って、あたしは危うく悲鳴を上げそうになった。
だって、その部屋と言ったら、ホントに本、本、本!
四方のどの壁も天井から床まで背表紙が詰まってて。
居心地の良さそうな机と椅子も沢山。
奥には色黒の男の人がいて、眼鏡ごしにあたしを見ていた。

「調べ物かい? ここには全ての知があるよ。全てのね」
ジャンル:
小説
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