銀の砦

子供の頃に構想した漫画ストーリーの焼直し小説?

#44

2017-01-30 20:45:00 | 銀の砦
セルルは巧みにウマを操り、襲い掛かってくる野犬を避け、それでも向かってくる野犬を次々と剣で切りつけながら、スピードを緩めず駆け抜けていた。リィも同様にして、セルルの少し後方につけていた。

『忌み地』でのことと似た状況ではあるが、これは、それと『同じもの』なのか? いやでも違うもののような・・・。そんなことを、リィは薄ぼんやりと考えた。

それにしても、セルルの剣さばきは見事なものだった。リィはセルルをまっすぐ見据え、【まだ敵わない】と感じていた。ただ、それでも、野犬は先頭のセルル1人でどうにかできる数ではない。リィは慌ててセルルに追い付き、セルルに襲いかかる野犬をすんでのところで仕留めてみせた。

言葉を交わす余裕はなかったが、顔を見合わせて、互いにニヤッとした表情を見せた。

やがて野犬もまばらになったが、急に濃い霧が立ち込め、ほとんど視界0の状況になった。ここまで全力で走って来たウマも、さすがに立ち止まってしまった。
セルルもリィもウマから降りて、辺りをうかがった。セルルは神経をはりつめている様子だった。

少し遅れてアークがたどり着いた。他の守備隊員は負傷などして、ここまで来れなかったようだった。
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