HAPPY LIFE♪

趣味は、映画ドラマ読書、あとショッピングです。
のんびり楽しく生きていきます☆

東野圭吾【怪笑小説】

2007年02月06日 | 本review
ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!ネタバレ注意!!!

年金暮らしの老女が芸能人の“おっかけ”にハマり、乏しい財産を使い果たしていく「おっかけバアさん」、“タヌキには超能力がある、UFOの正体は文福茶釜である”という説に命を賭ける男の「超たぬき理論」、周りの人間たちが人間以外の動物に見えてしまう中学生の悲「動物家族」・・・etc.
ちょっとブラックで、怖くて、なんともおかしい人間たち!
多彩な味つけの傑作短編集。

評価→★★★☆☆ 面白い(*´∀`*)

◇感想◇
短編集(*´ω`)
タイトル見ると話を思い出してしまう。
そんくらいインパクトのある個性的な話ばかり。
オチがね、いいんですよ(●´ω`●)
作者によるひとつひとつのあとがきがあって、それも面白い。


【鬱積電車】
私は電車の中では本を読む派です。
電車の中が一番集中できるんですよね。
おかげで、しょっちゅう乗り過ごしてしまう…
読む本がない時は、音楽を聞く。
それもない時は、『アテレコ』をします。
電車の中の人の心を勝手に想像して遊ぶんです。
この作品みたいな感じに(*´艸`)
おんもしろいんです。
でも、決して悟られてはいけないんです。
そうそう、この話のその後がどうなったか想像すると(´ω`)ニヤリとしてしまいます。


【おっかけバアさん】
他人事じゃネーーーーーーーーー(゜д゜)
「あれ?これ、私の話ですかね?」
未来、こうなってそうで怖いです。
気をつけます。


【一徹おやじ】
ほったらかしの姉目線なのが、たまりません。
本来なら、明子さんの役割なんですよね(*´∀`*)
昔は野球が大好きで熱中して見てたけど、サッカー選手のがカッコエエじゃん(*´Д`)
と気づき、今はサッカー三昧の日々。
巨人の星を読んだことないですが、関係なくこの話を楽しめます。
『巨人の星』と『ガラスの仮面』は似てるんじゃないかな?
やたら傷だらけになったり、何とかギブスとか。


【逆転同窓会】
同窓会、出たことないな。
勝手に引っ越しちゃったから、今後招待状が届くこともないだろうな(´・ω・`)
学校を卒業して10年以上経ってる今、やたら厳しかった先生ばっかり浮かびます。
先生とは結構仲良くやってたんですけど、そういう先生の記憶はあんまりない。
高校の時に、『空手の有段者で、不良生徒をボッコボコにしたことがある』という本当か嘘かよくわからない噂を持ってる古典の先生がいて、その授業は始まる5分前には全員席について予習をしているという奇妙な現象が起きてた(*´ω`)
「先生が怖いから」という事にしてたけど、理系クラスは文系クラスより古典の授業が少ないのに模試では一番いい成績が取れてて、面白かったんです。
バカ学校だったのにです。
どんなに勉強が嫌いな子でも、本当は勉強がしたいし頭がよくなりたいと思ってる。
全国の先生方は、決して諦めず熱心に教えて頂きたい。
多少厳しくてもいいじゃあないか。
そういえば、あの先生は今何してるんだろうなぁ(*´ω`)


【超たぬき理論】
これが一番好き
一見アホなんだけど、あまりにも大胆なこじつけに、「そうかも知れないな」と思い始めちゃったりね(*´∀`*)
昔、劇団をやってた頃、こんな感じの舞台をやった事がある。
動揺【森のくまさん】について、曖昧なところを徹底的に大真面目に研究するという舞台だったんですけど、【森のくまさん】があんなに壮大で愛に溢れたストーリーだったとは、たぶん誰も知らないだろうな。
・・・と、懐かしいことも思い出した(*´ω`)


【無人島大相撲中継】
ラストでゾッとした。鳥肌たった。
相撲といえば千代の富士。
相撲なんてまるで興味のない私でも「かっこいい(*´Д`)」と思うくらいかっこいい。
自分より大きい力士に次々勝っていく様子に大興奮
小学生だった私は、千代の富士とカトちゃんのどっちを彼氏にするか本気で悩んでいた。
貴花田との対戦は泣いた。
千代の富士が引退して、相撲に興味がなくなった。
たまにTVに千代ちゃんが出ても、相変わらずカッコよくて嬉しい(●´ω`●)


【しかばね台分譲住宅】
ミステリーのような寓話のようなミステリー。
途中まで不気味な雰囲気だったのに、だんだんおかしくなってきて。
そういえば、サッカーのルーツもガイコツ蹴ってたとこからだったっけ。
住宅といえば、うちも5年前に家を買った。
買ったのは両親ですけど。
家自体はとてもいいものが建ったんじゃないかと思ってます。
・・・問題は場所(`・ω・´)
山の中にあって、坂道に20分。駅まで30分歩くことになる。
冬は坂道が凍ってツルツル滑る。
現在、4年連続流血転倒中。
こんにゃろう。


【あるジーサンに線香を】
『アルジャーノンに花束を』のパロディー。
いや、パロディーと言ったら失礼だ。
完成度が高く、短編と思えないくらいの充実度。
『アルジャーノン』ファンの方は、ぜひ読んでほしい。
それはそうと、『アルジャーノン』のラスト2行は未だに涙が出ます。゜(゜´Д`゜)゜。


【動物家族】
ラストを飾るに相応しい作品。
切なくて悲しくてキュッと苦しい。
これは本当に1995年の作品なんだろうか?
今、リアルに読める。
私はどちらかというと、鳥人間だな(*´∀`*)
高いところが好きだし、強い風を浴びた時たまに「今飛べる!」と思う時がある。
スカイダイビングより、ハンググライダーがやってみたい。
気球にも乗ってみたい。
空をふよふよ浮いてみたいんです!
昔から空を飛べると信じて疑わない人間の一人です。
逆に海は怖い。
引き込まれそうな気がして怖いんです・・・(゜д゜)


あれ
作品の感想になってないΣ(゜д゜lll)Σ(゜д゜lll)Σ(゜д゜lll)
まぁいいか。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿