ネコギギさんのブログ

人生の備忘録。

・・・しかし、より低い金利は貯蓄を提供する・・・(『低成長の罠から脱するための財政レバーの使用』)。

2017年05月06日 00時58分02秒 | 下書き
 先進国における政府債務の金利下降は、ある程度、異例の金融政策の刺激を反映し、
OECDの30%超の政府債務は現在、マイナス金利で取引されている。
これにより、過去10年間、名目・実質金利の減少が長期的な傾向として継続し、それは、
銀行規制の変更によるタームプレミアムの減少と同様に、超低金利あるいはマイナスの政策金利と
中央銀行による大規模な長期債購入を化合するものであった。
ユーロ地域では、2011-12年の危機以降の減少リスクの広がりは、より低い借入費用に貢献することになった。
同時に、多くの政府は未払債務の満期延長の機会を活用して、低金利を固定した(OECD, 2016)。
過去の経験と比較して、多くのEMEsにおいても、名目金利もまた比較的低い水準にあり、
EMEsの金利は一般的に先進国のそれより良好で、EMEsの成長とインフレ見通しと見合ったものである。

 金利下降は、政府の利子費を予期せず節約することになった。
将来を予測し、部分的には公的債務の満期日構成を説明すると、もしより高金利の古い債務が満期を迎え、
金利が現在の水準を維持すれば、利子費はさらに減少しそうだ。
次のように仮定した場合、このことは、とりわけイタリアにおいて、重要な追加の貯蓄をもたらし、
2015-17年の期間、フランスとイギリスにおいて拡大をより少なくするだろう。
その仮定とは、毎年、債務の初期数量の15%を繰り越し、残りは債務の満期日構成を捉えた
暗黙的金利で評価することである(図 2.3)。
毎年、満期日を迎える債務の25%の代替シナリオを仮定した場合、さらに強力な利得を得るだろう。

 金利はEMEsにおいてもまた下降している(図 2.4)。
多くのEMEs諸国はまた、南アフリカを除き、金利支払の節約で利益を享受している。
南アフリカでは、公的債務の固定的増加とより高い借入金利が、利子費を上昇させている。
政府は低い借入金利を活用している。:国債発行は、ブラジルとインドネシアのような
EMEs数か国において、大幅に増加している。


USING THE FISCAL LEVERS TO ESCAPE THE LOW-GROWTH TRAP(OECD Economics Department)
http://www.oecd.org/eco/public-finance/Using-the-fiscal-levers-to-escape-the-low-growth-trap.pdf
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