Richard's Blog

リチャードの雑記帳

塔ノ岳

2009-10-31 23:33:24 | ハイキング



天候不良等で延び延びになっていた、塔ノ岳。
R隊の日帰り登山コースの中では、結構タフな山のひとつなので、企画段階から、ちょっと
心配でしたが、なんとか乗り切りました。


登山日:  2009年10月31 日(土)
目的地: 塔ノ岳(とうのだけ)1491m
場 所: 神奈川県秦野市

地図はこちら


コース:
秦野駅 07:35(バス)→ 08:15 ヤビツ峠バス停 08:25 → 08:52 表尾根登山口 → 09:47 二ノ塔 → 10:08 三ノ塔 → 10:46 烏尾山 → 11:13 行者ヶ岳 → 11:40 政次郎の頭(昼食)12:20 → 12:47 新大日 → 13:23 塔ノ岳 14:00 → 14:12 金冷し → 14:24 花立山荘 → 15:11 堀山の家(小葦平)→ 15:30 駒止茶屋 → 16:00 見晴茶屋 → 16:43 大倉バス停 17:08(バス)→ 17:26 渋沢駅

参加者:5名(マッシーさん、ケーシーさん、大吉さん、小太郎さん、私)









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市太郎隊員は参加予定でしたが、連絡が入り、仕事で休日出勤となり、残念ながら不参加となりました。


小田急線秦野駅から7時35分発のバスでヤビツ峠まで移動。
1台では乗り切らず、臨時バスも出ました。

約40分でヤビツ峠に到着しました。
ここヤビツ峠は人気の大山への登山口でもあるので、多くのハイカーで賑わっています。











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ヤビツ峠から北西方面につづく車道を下って行くと見覚えのある茶屋がありました。

2年前に三ノ塔に登った時と同じコースなので、途中までは同じ光景です。
右の茶屋は富士見山荘で左への道が登山道への入口です。













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表尾根登山道に入ります。









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登山道入口脇にはこのような情報発信が。

1)クマ
ツキノワグマは大型犬くらいの大きさ。
昆虫や木の葉、実などを食べる雑食で生きた動物を襲うことはあまりない。
基本的に臆病な性格で、人が近づくと逃げていく。
丹沢にも生息しているが絶滅が心配されている。

大きくて太い糞、木登り上手なので、木の表面の爪のあとなどで確認。

クマに遭遇しないために、クマ鈴など音のなるものを身につける。

2)灯り
木々に覆われた登山道は、日が暮れると真っ暗になるので、ヘッドランプ・懐中電灯などが無いと危険です。

山中では日没時間よりも早く暗くなるので、日没前に下山できるように余裕のある登山計画を。







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9時40分、広く開けた道を登ります。
後ろを振り返ると、近くの大山が大きくそびえているのが見えました。











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ここでも情報発信が。

1)ニホンジカのラットコール
ふぃ~~~よ~~~ という雄から雌への求愛の声
ニホンジカは秋に繁殖期を迎え、上記の声を鳴らしたり、角を幹などで研いだり、泥や尿などを
自分の体にこすりつけ存在をアピールしたりする。

2)樹木の戦略
落葉樹は葉っぱが凍ったり、葉から水分が出て行くので冬の寒さや乾燥から身を守るために葉っぱを落として休眠する。

針葉樹は葉っぱを細くして風の抵抗を受けにくくしている。細胞内に油や糖が多いから凍らない。
葉っぱを落とす無駄な労力は使わないなどから、針葉樹は冬でも葉っぱは落とさないで我慢する。










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9時47分、最初のコースポイントの二ノ塔に到着。
少し休みますが、先が長いので、すぐに出発しました。











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このコースは、と人気のコースという事もあってか、整備されていて、ところどころに木の階段が
設置されています。

登る我々にとっては、階段はかなり疲れますが。

階段を上りきり、10時08分、見覚えのある小屋が見えてきました。
2年前に登った三ノ塔です。その時は、ここまでで終わり、引き返しました。












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三ノ塔で記念撮影。
背景には富士山が姿をのぞかせています。

約1名は自分のペースで先に進んでしまいました。

眼下には次に進む烏尾山が、そして、そのはるか向こうに目指す塔ノ岳がそびえています。










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手前の烏尾山に下っていきます。
ここからの下りは、急な鎖場の下りで少し渋滞がありました。









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10時46分、烏尾山に到着。
三角屋根の小屋がユニークです。

塔ノ岳までの距離がだんだん短くなっています。
約半分強は進んだ感じです。










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烏尾山からの展望。
富士山も見えています。









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11時13分、行者ヶ岳を通過。
塔ノ岳が見えますが、まだこの先右方向から、いくつかの山を越えていきます。









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行者ヶ岳から鎖場の急勾配を下ります。
とにかく、今日のコースはアップダウンの連続です。










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11時40分、政次郎ノ頭に来ました。
塔ノ岳はまだ先ですが、ちょっと疲れも出てきて、おなかも空いてきたので、ここで昼食休憩をとりました。









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政次郎ノ頭から塔ノ岳方向に続く尾根。










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昼食後、さらに進み、12時47分、新大日を通過。










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13時00分、木の又小屋を通過。
このコースには、コースポイントごとに山小屋があり、ほとんどが宿泊できるようです。









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13時23分、ようやく塔ノ岳山頂に到達しました。
山頂にはベンチにもなる木が何重にも設置されています。









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山頂には、登山の安全祈願のいくつかの石碑や観音像が置かれています。











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このような日時計もありました。


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ガイドブックにも載っていた山頂の山荘。
山荘に隣接して神奈川県が設置したトイレがあり、チップ50円の協力要請文が書かれていました。









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塔ノ岳山頂で記念撮影です。
山頂にはたくさんの登山客がいたので、撮ってもらいました。









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うまく、つながっていないですが、山頂から西側の展望写真をつなげました。
気温が高いせいもあってか、富士山はかすんではっきりとは見えません。










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塔ノ岳山頂でしばらく休憩した後、14時00分に下山を開始。
するとすぐに隊員が鹿、鹿と叫んだので、あわててカメラのシャッターを切りました。

左が親で右が子供のようですが、近づいても逃げません。
よく山のブログで鹿に出会った写真を見ますが、今回初めて間近での鹿との遭遇が出来ました。








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14時12分、金冷しの分岐に来ました。ここをまっすぐ進むと鍋割山に続きますが我々は
左方向の大倉へ下りていきます。

下りの道も木の階段が続きます。








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15時11分、分岐点。
ここにも茶屋があり、宿泊も出来ると書いてあります。
ここから大倉まで1時間10分と書いてあったので、あと少しと思い込みましたが。










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16時29分、広い範囲で伐採された所を通過。
乗馬クラブの看板があり、乗馬服の女性とプードル犬の像がかわいいです。











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16時43分、ようやく大倉バス停まで下りてきました。
さすがに疲れました。
途中の分岐にあった、あと1時間10分というのは、どうみても短すぎると思うし
信用しすぎて余計に疲れました。

でも暗くなる前に下山できて、良かったと思います。


そして17時08分発のバスで渋沢駅に向かい、帰りました。


今日のコースは、企画段階から、タフできついと思っていましたが、やはり予想通り距離も長く、
アップダウンの連続もあり時間もかかりました。

このコースは、とにかく木の階段がたくさんあり登りやすい反面、結構足が疲れます。
また番号と緊急連絡先付きの道標が一定間隔で立っているので、分かりやすく、何かあっても
すぐに場所が特定できるようで安心です。

また山小屋や茶屋が多いのにもびっくりしました。トータルで10くらいあったようです。
宿泊できる小屋がほとんどなので、それだけ人気のコースなのでしょう。


R隊でこれまで出かけた日帰りのコースの中では、一番きつかったかなあと思います。
隊員の皆様、お疲れ様でした。
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2 コメント

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健康ハイクが一番大事。 (市太郎)
2009-11-09 15:25:56
塔ノ岳おつかれさまでした。当日行けなくて残念でした。
10月後半から仕事が忙しくなり体調も思わしくないところに休日仕事で欠席しました。
しかしそれが悪かったのか、その後も体調不良が続き、ついにはインフルエンザにつかまってしまいました。
やはり健康が第一ですね。体調管理のためには山を歩きましょう。
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インフル? (りちゃーど)
2009-11-09 15:43:40
市太郎さん
塔ノ岳に来られなくて残念でしたね。
ちょっと仕事が忙しすぎますね。
疲れがたまって、体力や抵抗力が落ちると、病気になりやすいですよね。労働災害です。会社を訴えましょうか(笑)
この際、十分に休養して体力の回復を図ってください。山での再会、楽しみに待ってます。コーヒークーポンもよろしくお願いします。
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