梅様のその日暮らし日記

その日その日感じた事や世間で話題の事について自分なりの感想や考えを書いていきます。

読書力世界第8位

2016-12-07 15:50:14 | 日記
  OECDが小学四年生と中学二年生を対象に実施した国際学習到達度調査によれば、日本の読解力は世界4位から8位に転落したとあります。トップとの差は前回より13点詰まっているので、順位はともかく、必ずしも下がったとは言い切れない側面があると思うのですが、新聞は大きく4位から8位へ後退したと書いています。
 
   文科省では、「スマートフォンを使った短文のコミュニケーションが広がる一方、読書や新聞を読む機会が減っている。」としていますが、本当にそれが事実であるのかどうかの検証は行われていません。私の考えでは、これでは専門家ならずとも誰でも言える想像の範疇を出ておらす、元締めの文科省からしてはなはだ心もとないものがあります。文科省はもう少し真面目に調査考察することが必要です。

   そもそもその文科省からして、小学校から英語を必修化してしまったのですから、国語に対する意識や、国語学習に費やす時間が減っているのは当たり前なのです。まして素人の先生が子供たちに英語を教えるために、既に正しい発音を身に着けることなど生理的に不可能である年齢に達した後で懸命に英語の勉強をしなければならないのですから、本業の研鑽がおろそかになるのは当然です。文部省めが今更何を言っとるのかという気がします。

   ところで、読書や新聞を読む機会が減っているとのことですが、本当にそうなのでしょうか。文科省がそんな心配をするはるか昔から、子供たちは容易にコンピューター・ゲームを入手できる環境にあり、時間を忘れてこれに打ち込んでいました。子供たちの活字離れは今に始まったことではありません。それどころか、短文とはいえ携帯やスマホのお陰で文章を書く機会自体は増えたのではないかとさえ思います。

   私は小学校時代本が大好きで、友達を誘って図書委員に立候補していましたが、半世紀以上前の小学校でも、放課後の図書室にやってくる子供など皆無でした。読書が好きな子供など、相当な変わり者なのです。声変わり前の子供が皆読書が趣味だったら、それはそれでかなり問題なのではありませんか?

   それでも本は読まないより読んだほうが良いことも確かです。しかしこれには個人差というものがあります。私は活字が好きで、押し入れに壁紙代わりに貼ってある昔の新聞までむさぼるように読んでいましたし、貧乏で本も買えませんでしたから、兄の教科書を読むのが楽しみでした。小学校に入学するころには5年生の教科書を読みこなしていたので、先生から見れば、それはそれで困った子供だったのではないかと思います。

   まじめな話、本気で子供たちの読解力を上げたいのなら、教師の意識改革と自己研鑽が必要です。正直なところ、先生方の国語力は大したことがありません。かつてある高校の国語科教師が、三国志の英雄関羽を「せきう」と読んで、生徒たちが大爆笑したことがあります。関羽の名前を知らない国語教師がいること自体が笑止千万なのですが、関は「せき」と読み、羽は「う」と読む重箱読みに違和感を感じなかったとしたら不思議なことです。何より嘆かわしかったのは、その教師が関羽を「せきう」と読んで生徒たちに笑われたという話を、恥ずかしげもなく職員室でしていたという事実です。どうやらこれを教師を廃業しなければならないほどみっともない話だと思うだけの意識をお持ちではなかったようなのです。

   たとえ小学校の教師といえども、古文や漢文の知識は必要です。浅い内容の文章を読ませてお茶を濁しているのが現状なのですから、教師自身が知識を深め、言葉の端々から深い知識をにじませ、時に脱線して壮大な話を聞かせるくらいの気合がなければ、面白い授業になるはずがないのです。授業が面白くなければ力がつくはずもありません。現状ではろくにわかりもしない人たちから、「だから日教組を潰さなければいけない。日教組の教師が日本を滅ぼすのだ。」という暴言がネットに飛び交っているという事実を、先生方も謙虚に受け止めるべきだと思います。
   
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