梅様のその日暮らし日記

その日その日感じた事や世間で話題の事について自分なりの感想や考えを書いていきます。

三国志が読める人、読めない人

2017-03-07 14:12:31 | 日記
   先日中国語仲間の飲み会があり、私も参加しました。席上聞いた面白い話がこちらです。

   既に還暦を過ぎた人なのですが、吉川英治版「三国志」について語っていました。中国語を読んでいると、三国志由来の4文字熟語がたくさん出て来るので、中国語を学んでいる以上、常識として意味を知っておくために、読み始めたそうです。中国は歴史も長いので、4文字熟語の出典は本当に広範囲にわたるのですが、とっかかりとしては良いと思います。

   しかし、残念なことに、彼はどうしてもこの本が読めないのだというのです。吉川英治の文章はとても平易ですので、読めない大人はまずいないと思うのですが、彼は数ページ読んだだけで、もう嫌気が差してしまうようです。つまり彼にとっては、少しも面白く感じないらしいのです。

   中国語を志す人が三国志に興味が持てないというのは、私には信じられない事実ですが、日ごろから授業も会話主体でやってくれればいいのに、とこぼしている人なので、中国文化や歴史について興味があって中国語を学び始めたのではないようです。私に言わせれば、それでは何の面白みもないではないかと思うのですが、実はお堅い内容の中国語テキストを読み下すことを楽しいとする人は、私の他には総務省勤務の女性一人のみ。真に残念な次第です。

   私はこの本を高一の時、クラスメートに勧められて読みました。面白いから読んでみろと言うので、土曜日に借り、確かに面白かったので、380ページ×8巻を、11時間で読み終え、月曜の朝には返してしまいました。これは私にとってはそれくらい面白い本です。

   私の息子もこの本が気に入り、小二の時に読破してしまいました。小学二年生が読めるのに・・・などとも思いましたが、ご本人のなかにこういう話を受け入れる下地なり、感性がなく、関心事は他にあるのだと思います。読めさえすれば世界がぐっと広がるのに、と惜しむ気持ちもあれば、好みというものがあるのだから仕方がない、とも思います。

   一方私がどうしても読めないのは、三島由紀夫です。金閣寺だけは我慢して読み通しましたが、他の作品は才気走り過ぎていて、私の頭ではついて行けないのです。芥川龍之介もかなり抵抗がありますが、何とか全作品を読み切りました。この両者は、恐らく理屈っぽい人には答えられない位面白く感じられるのではないでしょうか。いずれにしても、誰かの作品を自分の感性が受け付けないことがあるというのは、もったいないことですが、こればかりはどうにもならないようですね。
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