リツゲイ稽古場日誌

劇団立命芸術劇場の稽古場日誌です。日々演劇と向き合う団員たちの思いが垣間見える、かも...?

きみのためにつよくなりたい

2016-10-14 00:12:19 | 2016年度秋公演
だんだん寒くなってきたのに、まだセーターを着るには早すぎるという謎のプライドに苦しめられて毎朝今日着る服に悩んでいる2回照明、制作担当の溝上です。

衣替えはしました。衣装ケースの中にはあったかそうなセーターがぎっしり詰まってて出番を待っています。でも、まだ10月だからセーターを着るには早すぎるという謎のプライドのせいで毎日薄着で「寒い」と連呼しながら帰途につくのが日課になっています。明日こそセーターを着たいと思います。

それはさておき卒団公演です。去年の卒団公演の打ち上げの席で私が「何事もなく平安無事に卒団させる」と宣言してから1年が経ちました。現4回生の卒団公演だったのになぜか今年の卒団公演について考えていた私も私ですが、謎の宣言をした私も私です。きっと疲れていたんでしょうね。でも、この言葉に突き動かされるようにこの1年を過ごしてきたように思います。例えば、渉外として。副団長として。照明として。制作として。一番かわいくない後輩として。

気がつけば、Twitterや公演ビラには私の名前やアドレスが記載され、照明の副業的にやっていた制作で受付シフトを作ってなんだか制作チーフの仕事を全て取るように制作の仕事をしています。

今、この記事を書きながらなぜあの時あんな宣言をしたのだろうと考えています。いろいろ理由は浮かんできますが一番大きな理由はたぶん悔しかったからだと思います。一つの仕事も満足にこなせず誰かに頼りっぱなしだった私に対し、なんでも誰にも頼らず仕事をこなしていた姿が到底追いつけそうもないくらい遠くに思えて取り残されたように思えて悔しかった。そんな私なのに来年私が上回生を安心させて送り出せるのか。悔しさや不安や疑問や恐怖、そして決意が表出した宣言だったのでしょう。覚えてないですけど。

タイトルはこの宣言をして少ししてから買ったサンボマスターのアルバムからとりました。「きみのためにつよくなりたい」の「きみ」は様々な解釈ができる言葉です。ある時は、到底追いつけそうもないけどそれでも少しでも支えになりたいと思った3回生の先輩。ある時は、徐々に集まってきた同回生。ある時は、このアルバムを買った時には受験生だったろう1回生。そして、ある時は何もできない弱さを嘆いていた自分自身。

1年前よりはかなり強くなりました。それは、少しでも近づきたい、追い越してみたいという気持ちから外部で武者修行したり、危機的状況に直面し必要にせまられたりした結果だと思います。1回生には強くなってもらいたい。でも、私のように突然強くなることをせまられるような状況で強くなってもらいたくない。そんな状況を作らず徐々に強くさせる状況を作るのが今後の私の課題なのでしょうね。

今日(もう昨日)Excelが使えずに3回生を心配させた私ですが、本番では心配させない働きをしたいと思います。

2016年卒団公演の幕があがるまで1週間となりました。まだ私がやるべき仕事は残っています。物理的にも心理的にも。早く終わらせたいです。嘘。心理的なものは全ステージが終わるまで終わらせちゃだめだ。

いろいろ書き連ねましたが、要するに来てほしい、見てほしいっていうことを伝えたかったんです。そのためにブログ書いてるんですから。約2時間かけて。(うたた寝時間含む)

皆様のご来場お待ちしております。

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