金木犀、薔薇、白木蓮

本の感想、ときどき映画。
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43:朝井まかて 『眩』

2016-10-08 17:37:54 | 16 本の感想
朝井まかて『』(新潮社)
★★★☆☆3.5

【Amazonの内容紹介】

北斎の娘にして「江戸のレンブラント」
天才女絵師・葛飾応為の知られざる生涯。
あたしはただ、絵を描いていたいだけ。
愚かな夫への軽蔑、兄弟子への叶わぬ恋、
北斎の名を利用し悪事を重ねる甥――
人生にまつわる面倒も、ひとたび絵筆を握ればすべて消え去る。
北斎に「美人画では敵わない」と言わせ、西洋の陰影表現を体得し、
全身全霊を絵に投じた絵師の生涯を圧倒的リアリティで描き出す、
朝井まかて堂々の代表作!

************************************

アニメ映画『百日紅』は見ていないので、
葛飾応為についてはほとんど事前知識なし。
あらすじからは「圧倒的な才能の持ち主」のようにイメージされるのだが、
実際本編を読んでみると、そこは割と現実的で、
画才をもてはやされているわけではない。
借金に悩まされながらもひたむきに描く、
絵師としての情熱は十分伝わってくる。

甥の時太郎にはイライラさせられっぱなしであった。
救いようもない、ろくでなし。
登場しないほうが断然おもしろかったのだけれども、
有名人にたかる身内の存在、というのも
それはそれでリアリティがあってよかったのかも。


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