Walk on the Wild Side

  ワイルドサイドを歩け ・・・    May the “GASA” be with you.

El Dorado

2014年07月27日 | KFガサ

   


ターゲット : シイラ
時   間 : 午前4時30分~12時30分
天   候 : 晴れの予定が、予想外の濃霧(それも濃すぎてシイラ見えへんレベル)
釣   法 : キャスティング
遊 魚 船 : 三重 安乗漁港 片山丸
ル ア ー : ソルティガドラドスライダー14S
         (レーザーピンクパープル)
同 行 者 : 湖南マンさん、フルちゃん、しげちーさん




突然そのメールはやって来ました。


シイラやりますか? それとも人間やめますか?

若干訳が分かりませんが、人間をやめる気など毛頭ない私は少しもためらうことなく
SAY YES ・・・   何となく答えてしまいました。

正直、食材としてのシイラにはあまり興味が湧かないというのが本音であり(逆に大いに
興味がある人もいないような気がするが・・・)、デザイン学的に考えても、その身体の
一部分がモーレツ ア太郎の登場キャラクターに似ていて、お世辞にもセンスが良いとは
言えない、そんなデコッパチ野郎(もしくは娘)を真正面から受け止めることが果たして
中年の私に出来るのであろうか? と少しだけ悩みました。

しかし、複数の人(実際には二人、特にチーフ森本氏)からシイラ釣りはトップを始める
アングラーにとっての登龍門、高校野球で言えば甲子園大会の地方予選(これは失礼だ)、
つまり今後ヒラマサやらブリやらマツダイをトップで狙っていくのに大変勉強になるから
経験しても損はないのだ、とミニにタコが潜り込むほど言われて自称一匹狼の私も妙に
納得したのです。

とは言っても、万が一に備えてカツオ・メジ対応のルアーもタックルボックスに忍ばせて
置いたのは事実です 。。。 (むしろ本命)


重い腰、いや最近ずっと調子の出ない腰(整骨通い中)を半ば強制的に上げることになりました。
皆さん、お久しぶりです。    Aki です 。。。



今回は釣り友の湖南マンさんからお誘いを受け、三重県は安乗漁港発 片山丸に乗船して
来ました。ターゲットは海の暴れん坊 万力やら熊引といった異名を持ち、デコッパチの
愛称を併せ持つどこか憎めない存在・・・ はい、それは シイラ  です。。。
この片山丸という船はその筋(どの筋?)では超有名しいらですね。湖南マンさんから
最初に船名を聞いた時、どこか昭和の香り漂う面白い船長を想像したのですが、いやはや
どっこい、ネットで調べてみるとめっちゃ有名ですやんかっ。。。 うーん、荷が重いっす。
ヒラマサやらブリ、GTまでの猿の腰掛程度に考えていた私ですが、生半可な気持ちでは
船長に失礼だと思い、アマゾンで数年前に発刊されたシイラ本を激安中古で購入、ワイルド1
やらエイトやらで必要最低限のルアー購入、ユーチューブ動画学習、小浜地方の湾奥港での
キャスティング練習を経て、遂にこの日を迎えてしまいました。(汗) 子供の頃から投げ釣り
主体だったので、専門性の違いはあるものの投げる事自体はそんなに不安はありませんが、
肝心要のルアーの動かし方が今二つ分かりません。
ドッグウォークなんて言葉を良く耳にしますが、トゥイッチで奏でるアクションと何が違うの
でしょうか。仕方がないので散歩中の犬などをガン見しますが Dog Walk よーわかりませんわ。 
こういった時にBバス経験がないことを若干悔やみますね。
まあ、取りあえずやるべき事はやったつもり。後はぶっつけ本番で学習するのみです。

釣行前日、腰の状態が心配という事もあり、時間休を取らせてもらい一路伊勢に向かいます。
少し前の腰の状態であれば、ひょっとすると釣行自体断念していた可能性もありました。



   


伊勢市内で探したスーパー銭湯 みたすの湯 で3時間!ほど腰をケアします。特にジェットバス
の塩梅が非常に良く、出る頃には腰の具合が良くなっていました。伊勢西ICから若干離れて
いますが、それでも車なら道が混まなければ比較的早く到着できますし、料金も安く、特に家族
連れなんかにおすすめ出来ます。お子さんもきっと喜ぶと思います。 ヾ(●⌒∇⌒●)ノ




安乗漁港、もちろん初めて行く場所なのですが、数年前に長男が夏季学習中に食中毒となり
呼び出しをくらった京都市の施設が比較的近くにあり(大王崎)、20代の頃にその美味しさ
に嵌った的矢カキで有名な佐藤養殖場、更にまだ子供が生まれていない時分に夫婦でよく宿泊
した伊勢志摩ロイヤルホテルなどもあって、何気に縁深い土地であったりします。
私は志摩地方特有の海や街の雰囲気がとても好きです。


漁港に着いたら明日の準備をそそくさとして、駐車場らしきところで車中泊を試みますが、
アスファルトが夜になっても冷め切っていないようで、窓を開けてもめちゃくちゃ暑い。
仕方がなく、漁港内の猫がたくさん群がっている空き地らしきところに移動して、蚊取り
線香を焚きながら横になりますが、あまり寝られませんでした。この時期の車中泊は結構
きついですね。寒い時期は着込めば何とかなりますが、暑いのは何ともならん。


朝になったら本日の同行者と軽く挨拶を交わし、各自荷物を船に積み込み、4時30分に出船!!

ちなみにとても関係者と思えないような普通の若い女性が一緒に乗り込むので何事か???と
思いましたが、中乗りさんみたいでびっくりしました。(主にタモ入れ担当/シイラも探すよ)




   


がーん。本日はめっちゃ晴れの予定でしたが、予想外の濃霧。航海という意味では危険なレベル
ではないでしょうか。この状態が基本的に昼頃まで続き、船長も中乗りさんもシイラを探すのに
苦労していたようです。私を誘ってくれた湖南マンさんもシイラを探します。



   


ちなみにこれが片山丸の船内。ジギング船とはまた様相が若干違います。キャスティングは非常に
やりやすいですね。一番上の窓から船長と娘さんがシイラを探していました。高い配置ですね~。


さて、船は取りあえず観測塔といった風情のパヤオに到着。船長の投げての合図に皆キャスティングを
開始します。が、慣れない私はミスを連発し、結果的にここで釣らんかったら何時釣るのかといった場面
でリーダーを付け替えること2回。く~。心の中で若干焦ります。どうやら前の方でフルちゃんが船中
第一号となるシイラを無事に釣り上げているようです。どんくさい私を見かねたフルちゃんが、自分の
タックルを私に 1万円で 無償で貸してくれることになってとても助かりました。
更にフルちゃんは、「ここは本日第一級のポイントにつき投げてなんぼです、今でしょっ 」と言って
ミヨシをこの私に譲ってくれたのです。その男気に感謝感激 

フルちゃん、このお礼はBマスで。

ミヨシに入って2投目位でしょうか、私のルアーにもシイラからのチェイスがあり、無事にフッキング、
女性の中乗りさんの若干難のあるタモ入れも成功し、取りあえずほっと安堵の胸をなでおろします。

最初はドッグウォークが分かりませんが、他の人のやり方を見て同じようにやったらすぐに出来ました。
ていうか、ユーチューブで見たやり方で間違いなかったです。

 【参考】 ↓↓↓

  この動画が非常に参考になりました。だって同じ場所、同じ船だもん。 

 


ただ引きで釣れてくれるほど活性は高くなく、速め速めのドッグウォークが有効で、投げて数投で
見切られてしまうような厳しい状況ではあったのかなと思います。(急にえらそう)
お陰様でドッグウォークとじゃかじゃか巻きの違いが良く分からなくなりましたが。(笑)



私は観測塔で2匹のシイラを釣り上げる事が出来ました。キャスティング船は思うにジギング船よりも
バタバタするので、もちろん悠長に写真を撮る時間はありませんでした。あしからず。。。


その後、船長は観測塔から離れ、流木や潮目などに付いているシイラ探しの旅に向かいました。



   


ただし、相変わらず海上濃霧?のおかげでシイラが見えづらいったらありゃしない。
シイラ船は船長だけでなく、客も一緒にシイラを探すというのが定石らしいですね。



   


では、ここで私のタックル紹介しておきましょう。
この日のためというか、突如として目の前に舞い降りたあぶく銭 + ワイルド1ポイント を有効活用し
購入してしまった(汗)  SALTIGA EXPEDITION 5500H

もちろんシイラ専用ではなく、理想を言えばブリ → ヒラマサ → メジ+α までを視野に入れています。
(大風呂敷広げちゃった。)
週末中年サラリーマンアングラーに取って不足なし、ていうか勿体無い、分不相応だと自覚している。
単なるグッズとして欲しかったのかもしれない。



   


ロッドはカーペンター社のブルーチェイサー BLC 80/13
こちらも少し前にワイルド1のポイント全部突っ込んで購入。。。  悪いわけがないっす。



   


ルアーは冒頭にも記載しましたが、プラスティックを使用しました。本日私が釣り上げたルアーは全て
ダイワ ソルティガドラドスライダー です。最初の2本はフルちゃんに借りたヒラマサチューン、これは
私が購入したスライダーの14Sです。

この釣行前にいつもの事ながら ワイルド1の森本チーフ の数回相談しました。チーフはやはりカーペンターを
使って下さいねと言われますが、週末中年サラリーマンアングラーにとっては高価なルアーをシイラに与えて
しまうのは正直つらい。プラスティックであれば船底でPE切れてバイバイとなってもまあ妙に納得出来ると
いうことで使ったのですが、このルアーめっちゃ気に入りました!!

スレたシイラはシンキングの方が有効だそうですが、結局高速でドッグウォークしていたら水面に浮きあがって
いましたね。この日は完全にルアーを水没させるまでの状態ではなかったのかな。

更にチーフから絶対に純正フックをカルティバのものに替えた方がいいですよ、と何回も指導されましたが、
数人に聞いたら特に替えている人もいなかったので純正のままで勝負しましたが、今回は釣れたシイラが
そこまで大きくなかったこともあり(1m前後)、何とかなりました。志摩は150cmのシイラもいる
そうなので、そんなビッグサイズはかかるとエラい事になりそうな気がしますが、ヒラマサブリ狙いの時は
替えよっかなっと。(笑) その時は満を持してカーペンターのルアーを使用することになるでしょう。


その後、潮目や何やらで3匹追加。最後の1匹は娘さんとの呼吸が合わず(?)、ネットの中に入っている
はずのシイラが気づいたら海底に向かう後ろ姿を見てしまい、娘さんからごめんなさいと言われますが、
これが寒ブリや大型ヒラマサだったら目が△になるところですが、まあええかと。仕方がないかと。(笑)
アルバトロス船長の渾身のタモ入れに慣れすぎていましたが、フックもバーブレスもしていますし、最後の
最後まで気を抜かないという事が必要であるとフルちゃんから聞きました。他船ではアングラー同士が
タモ入れをするところもあるそうで、贅沢な事ばかり言ってられません。これも勉強になりました。


   


終了時間も近づき闘志も次第に薄れて来ます。皆ほとんど寝ていないので無理もないのです。
まあ、がんがん釣れたら闘志は剥き出しになるのです。


   


魚の反応も薄くなってきたので、何気に船中を見回しているとこんなハンマーが。。。
一体何を叩くと言うのでしょう。 カジキとかキハダ???


はい、そろそろ漁港に戻りましょう。。。

船長の合図と共に我々は一斉に眠りに落ちたのです。ぐ~。ブログはGOO。




【本日の釣果】

 シイラ 97cm×1
     後はサイズ忘れたけど×3
     一番デカいサイズはナチュラルリリース×1
    (でも半分以上はタモに入っていたのでカウントしちゃえっ)



   


  97cmだけ持ち帰ることにしました。 150cmが釣れても手持ちのクーラーに入らないなあ。
  マグロとか皆さんどうやって持ち帰るのかなあ。。。





   


  僕たち大の大人だけど記念撮影しちゃうけんね。



   


  僕たち子供だから当然記念撮影しちゃうもんねー。

  この子供たちも将来は上の大人のようになるのでしょう。予兆はあります。



   


  そうそう、シイラは足が早い(痛みが早い)のであまり刺身で食べる事がないと言われますが、
  釣行当日であれば美味しい刺身を食することが出来ます。味は蛋白で、普通に美味しい刺身です。
  この状態で出されたらシイラとは思えない味です。
  (昔、鹿児島で遊漁船(エサ)の船長が船上で捌いてくれたシイラとハガツオの刺身が超美味しかったのです。)






Drum Theatre - Eldorado




 いや~、トップ道に嵌りました。それは最初から分かっていたんですけどね。(笑)

 湖南マンさんとも意気投合しましたが、来年は春ブリジギング → キャスティング鰤&ヒラマサ →
 キャスティングシイラもしくはマツダイ → マイカといった感じのスケジュールが出来上がりそうです。


 夏の風物詩   シイラ  最高に楽しかったです。 




 では、次回 【ミッドナイト・シャッフル】でお会いいたしましょう。

 ああ、週末は何ともなかった腰が出勤当日の朝に捻って痛みだしました。
 幸か不幸か今の状態であれば釣行は無理だったと思います。 セーフ!
 本日からまた整骨院通いです。(泣) 今週末のイベントまでには治さなくては。トホホ・・・





   

   こちらの施設もお子様におすすめします。。。 駄洒落じゃないっすよ。



ではまた