The Holy Garden 歳時記 2

ガーデナー・サンドニが、秘密の花園の美しい四季をご紹介します。

このシーズンの花

2009年06月26日 | ガーデニング
梅雨時ではありますが、この季節は結構開花する植物があります。
イギリスはこちらの真夏に相当する季節はなく、むしろ5・6月初旬頃が真夏の気候なので、イギリスで言えば夏の花ですね。暑さ嫌い管理人にはうらやましいですけど。

ゲラニウム(フウロソウ)2種。
上 ロザンネイ
下 シェアウッド
以前はプラテンセの大株が多くの花を付けて見事だったのですが、イノシシに荒らされて消えてしまいとても残念です。現在数種類のゲラニウムが植えてありますが、9月に咲くアサマフウロ以外はこの季節に開花します。ロザンネイはすっきりしたブルー、シェアウッドはピンクの剣弁で印象的です。花のイメージから一見か弱そうに見えますが、なかなか強健で花付きも良いです。
     
     

ジャイアントキャットミント
名前通りふつうのキャットミントに比べてかなり大きいです。良い蜜源になるようで、クマンバチがたくさん飛んできていました。静かなガーデンにハチの羽音が響きます。
     

イトバハルシャギク
和名は葉の形から命名されたものでしょう。ハルシャギクやキンケイギクの仲間は「コレオプシス」が属名で、「南京虫」のことです。これも一見ひ弱に見えますが、実は強靱です。
     

ヤマホタルブクロ
これは植えたのではなく、自生しています。キキョウ科カンパニュラ属の1つです。うまく命名したものです。本当に蛍を捕って花に入れていたようですね。
     

リシマキア・プンクタータ
曇り空でも鮮やかな黄色が映えます。リシマキア属はサクラソウ科オカトラノオの仲間ですが、サクラソウやオカトラノオとは随分違う印象ですが。今年は良く咲きました。同じリシマキア属のファイアークラッカー同様拡がりすぎに注意かも。
     
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このシーズンの中庭

2009年06月25日 | ガーデニング
現在ガーデンでもっとも完成度の高い中庭。サイトのトップにも俯瞰した雨の中庭をアップしましたが、構成する植物も成績が良く、特にホスタは近年でもっとも美しいです。
     

手前のホスタは Satisfaction (サティスファクション)で、季節が進むにつれて中央のグリーン、覆輪の黄色がますます鮮やかになってきました。今年は特に発色が素晴らしいです。真ん中のテラコッタ植えは Sweet Home Cicago (スイートホームシカゴ)で、葉の枚数が多く、クリーム色の中斑がきれいに出てきました。昨年株を半分に切り分けたのですが、今年は元株より大きくなっています。その前の白中斑は Ghost Spirit (ゴーストスピリット)、奥の緑葉は Hercules(ハーキュリー=ヘラクレス)です。意識して植えたわけではないのですが、各株の色のコントラストがきれいです。
     

ホスタボーダーの株もますます色が冴え、花を咲かせているのもあります。
手前から Guacamole(グァカモール)、Big Boy(ビッグボーイ)、Lakeside Cha Cha(レイクサイドチャチャ)と続きます。
     

中庭のシンボル、ガネーシャ像を飾るのはホワイトのアスチルベです。中庭は基本的にはホワイト系の花を植えています。アスチルベも盛りを迎え、ホワイトの花は清々しいです。
     

アスチルベの横の紫色の花はアイリスです。実は昨年花が散ってから購入・植え付けをしました。葉は斑入りの薄緑色で、葉の形も良く、おそらく花はホワイトだろうと決めつけていたのですが、咲いてみると紫色でちょっと計算違いでしたが、この色は中庭には他にないので、むしろ花形とともに良いアクセントになりました。
     

サイトのトップと同じ場所から、中庭の右側を撮影したものです。右側は大きなサークルを描いていますが、ここに、ヒメリュウノヒゲを植え込もうとか、砂利を敷き詰めようとかいろいろ検討したのですが、ココナッツの防草チップを敷き詰めることにしました。約4センチの厚みに敷くと、踏み心地も良いです。上にヤマザクラがあるので、落葉が難点ですが・・・。
     
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このシーズンの花 アジサイ類

2009年06月24日 | ガーデニング
今年の梅雨は関東では陽性型かな? ザアッと降ったと思えばその後すっきり晴れたりしています。まあワンポイントだけでは決められませんけどね。あいにく週末は雨に降られましたが、この季節は雨に濡れて生き生きする植物もたくさんあります。まずは梅雨の定番のアジサイ。ガーデンにはたくさんのアジサイの仲間が植えてあります。以前はユキノシタ科でしたが、今はアジサイ科として独立しています。植物学者のシーボルトがオランダに持ち帰り、奥さんの「お滝さん」から「オタクサ」と呼んでいたのは有名な話です。長崎には「オタクサ」というお菓子もあります。西洋でそのアジサイを改良しました。その意味ではホスタと同じですね。ヨーロッパのガーデンではテラコッタ植えのアジサイもよく見かけます。なかなか良いですね。

これは多分セイヨウアジサイ
色は変化せず白一色です。花付きが抜群良いし、どんな剪定をしても毎年良く咲きます。梅雨の鬱陶しい雰囲気をぱあっと明るくしてくれます。
     

アメリカノリノキ「アナベル」
一般的にはアジサイと称していますが、厳密にはノリウツギの仲間です。先日NHKの「趣味の園芸」で取り上げられていましたが、2月くらいまで剪定が可能だそうです。最近とみに人気が出てきてホームセンターでも手軽に入手できるようになりましたね。八重も出てきたようですが、シンプルなクリーミーホワイトのシングルがいいです。
     

カシワバアジサイ
東京でも良く咲いているのですが、ガーデンは日当たりが悪いためか花付きが悪く、今年咲いたのもこの1つだけでした。写真の方向が間違っているのではなく、横向きに咲いているのです。
     

ここからはヤマアジサイです。
私はどちらかというと、ガクアジサイやヤマアジサイが好きです。
ブルー、ホワイト、レッド(紅)がありますが、最初白で徐々に赤くなる「紅」は、今が最高の美しさです。
     
     
     
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2009ホスタ その7 芳香花の一族

2009年06月06日 | ガーデニング
ギボウシの花でとても良い香りを放つものに、plantaginea (マルバタマノカンザシ)があります。これを親に持つ品種はどれも血を引き継いで良い香りの花を咲かせます。その一系列として葉も美しい、Fragrant Bouquet(フレグラントブーケ)の一族を紹介します。

まずは、Summer Fragrance(サマーフレグランス)
     
マルバタマノカンザシに、以前交配に良く用いられた Beatrice の実生株との交配種です。緑色の葉にクリーム色の覆輪という一般的な色合い・姿ですが、親同様、真夏の夜に甘い香りの花を咲かせます。

その子どもが、フレグラントブーケ
     
この品種は明るいグリーンが売りで、爽やかな印象です。上記サマーフレグランスに Fascination という品種を交配したものです。香りをサマーフレグランスから、色合いを Fascination から引き継いでいます。

フレグラントブーケの突然変異が、Guacamole(グァカモール)
     
濃い緑色に明るいライムグリーンが美しい品種。名前はアボカドのスープです。色から由来したことが想像できますね。
この株は旺盛に育っていたところを、イノシシの襲撃でバラバラにされてしまいましたが、それを拾い集めて植え直したら見事に復活してくれました。やはりこれも白い立派な香り立つ花を咲かせます。

グァカモールの子どもにはいくつかの品種があり、まずはステンドグラス
     
突然変異です。親のライムグリーンの部分が黄色~ゴールドで、さらに美しく、うまく命名したものです。確か何年か前にアメリカホスタ協会の「その年のホスタ」にも選ばれました。この株も一時環境が悪くて小さくなってしまいましたが、昨年移植したところ元の姿に戻りました。この系列は生育旺盛のようです。

Fried Bananas(フライドバナナ)とFried Green Tomatoes(フライドグリーントマト)
 
日本人はあんまり口にしませんが、アメリカ人は好きなようですね。両方とも突然変異です。春はよく似たグリーン一色ですが、その後バナナは黄色に、グリーントマトはライムグリーンに変化します。もちろん芳香花です。

さらに、ステンドグラスの突然変異の Cathedral Windows(カテドラルウインドウズ)
     

フライドバナナの突然変異のFrozen Margarita(フローズンマルガリータ)
     

また、グァカモールの変種に Avocado もあります。どれも先祖から受け継いだ芳香花だけでなく、葉芸も美しい鑑賞価値の高い一族です。

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このシーズンの花など

2009年06月03日 | ガーデニング
ここんとこ、ホスタばかり取り上げましたので、この辺で、このシーズンに咲いたり展開している植物を取り上げます。
まずは、花ではありませんが、ヤグルマソウ。
     
「ロジャーシア」として園芸種もありますが、これは日本産の原種です。元々は深山の湿った場所に生息するようです。これを植えてある場所は割と湿っているので好適地のようで、今年は葉も壮大になりました。葉の形が鯉のぼりの「矢車」に似ているので名付けられました。

上記と紛らわしい名前がヤグルマギク。「宿根ヤグルマソウ」としてカタログで出ていたりするのでややこしいです。上記はユキノシタ科、こちらはキク科で、花の形が矢車に似ているのが由来です。レンゲショウマ、キレンゲショウマと同じように、これらも「他人のそら似」ですね。
     

ヘメロカリス「ステラ・デ・オロ」
     
ヘメロカリスとは「一日の美」という意味で、文字通り、朝開いて夕方しぼんでしまう一日花です。日本のキスゲやキツネノカミソリなどど同じ仲間ですが、日本の野に咲くキスゲ類は真夏が多いのですが、こちらはこの時期に咲きます。ヘメロカリスは多くの園芸種が作出されるようになりましたが、これは割とオーソドックスな花形・色です。尾瀬に咲く日光キスゲや北海道のエゾゼンテイカなどと同じくオレンジ近い黄色で、曇り空でも明るくアピールしています。

アストランチア(レッド系)
セリ科特有の繊細な花を咲かせます。ラベルはもっと濃いレッドの写真だったのですが、咲いてみるとピンク系でした。暑さが苦手なので、夏に日陰の場所を選んで植えましたが、夏越し出来るでしょうか?
     

シロバナハナシノブ
花が盛りを過ぎてしまっていますが、葉も鑑賞価値があります。ハナシノブ科ではフロックスは暑さにも強いですが、こちらはどちらかといえば高山植物系なので、やはり暑さが苦手です。英名を Jacob's Ladder (ヤコブの梯子)といいます。旧約聖書の創世記に、ヤコブが荒野で石を枕に眠り、天使が梯子を上り下りしている夢を見た、という物語がありますが、それと関連が考えられるとすれば、葉っぱが梯子に似ているからでしょうか?ずいぶんと凝った命名です。
     

最後にガーデンに自生するガマズミの花
     
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2009ホスタ その6 ガーデン各パートのホスタの風景

2009年06月02日 | ガーデニング
The Holy Garden はメインハウスの周囲に、大きく分けて前庭(フロンテイジ)、中庭(メイン)、裏庭(バックヤード)の3パートから構成されています。各パートにはもちろんホスタのある風景が見られます。

前 庭
     
以前はボーダーに数株植えていたのですが、現在は養生株を含めてポット植えも置くようになりました。玄関に相当する部分ですので、この季節はカラフルな姿にインパクトがありますし、入り口にある寒河江はガーデンの顔として鎮座しています。

中 庭
     
最近よく紹介しているガネーシャ像のある中庭です。この1年で見違えるほど完成度が高くなり、被写体として格好の場となりました。ただいまホスタに加えて白いジギタリスが咲いています。中庭は花は白をメインに植えています。

中庭の中には、これも何回か掲載したホスタボーダーがあり、ますます各株が充実してきました。
     
間に銅葉でサーモンピンクのニューギニアインパチェンスを植え、アクセントとしています。
ホスタボーダーの中には、ガーデンでも最も大きな葉の1つの、Blue Angel (ブルーエンジェル)
     
ホワイトとダークグリーンのコントラストがとても美しい銘品の Patriot (パトリオット)
     
ますます葉の色が美しくなった Lakeside Cha Cha (レイクサイドチャチャ)
     

裏 庭
中庭から裏庭に入るとまず目に飛び込んでくるのは、パープルのスモークツリーと並ぶ Blue Mammoth (ブルーマンモス)です。名前通り巨大な葉・株で、スモークツリーとのコントラストがすばらしいです。
     

季節が進むにつれて色が冴えてきた Sun Power (サンパワー)と、逆にどんどん褪せてきた金星です。どちらも大株でその前の日時計のサークルとうまくコラボしています。
     
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2009ホスタ その5 美しい親子

2009年06月01日 | ガーデニング
このところ雨続きで作業泣かせです、雨が上がって晴れると雑草がどんどん蔓延ってこちらも泣かされます。どんどん伸びるツル性のものや笹、ところかまわず生えるドクダミやスギナ―これは抜いてもすっきり抜けず、根茎があちこちに走り回わっていて、ほ・ん・と・う・に、悩まされます(-_-)。でも、この季節は、ますますカラーリーフ輝く時、日が照らない方が画像はきれいに撮れるし、雨粒がかえって美しさを増しています。

今回はゴールドに輝く美しい親子を。

Stich In Time (スティッチインタイム)
かなりユニークな姿をしています。葉は波打って平たく、まるでレタスかホウレンソウのような感じ。
春から徐々に色を変えてきます。

これは4月26日。ライムグリーン一色です。
     

5月3日になると少し色が薄くなり、逆にセンターにグリーンの筋が出てきました。
     

5月31日の姿。葉はグリーンから輝くゴールドに変わり、センターにはグリーンの筋というか中斑がくっきりと!殖えて欲しいけれど、やや気難しそうな感じもします。
     


一方、これはその親、Summer Breeze (サマーブリーズ)です。姿は違いますが、発色は子どもも引き継いでいます。親子ともども曇り空の中で美しく輝いています。
     
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