The Holy Garden 歳時記 2

ガーデナー・サンドニが、秘密の花園の美しい四季をご紹介します。

2009 ホスタ その4 この時期発色の美しいもの

2009年05月19日 | ガーデニング
ホスタには芽出しから葉が展開すると同時に発色が美しいもので夏には色褪せるものと、最初は緑色やぼんやりした色で、夏になるにつれて発色が美しくなるものがあります。前者を後暗み、後者を後冴えと言ったりします。金星なんかは前者、セプテンバーサンなどは後者と言えるでしょう。
この時期に美しい色をしたホスタを紹介します。

St. Elmo's Fire(セイントエルモスファイアー)
ガーデンで、芽出しから発色が美しいものの定番といえばこれ! 鮮やかな黄緑とホワイトの縁取りが絶妙な味わい。
     

Sweet Tater Pie(スイートテターパイ)
ゴールド系は、サンパワーみたいに夏に本領発揮のものが多い中、これは春の方がきれいです。
     

Rascal(ラスカル)
割と初期からある品種なんですが、あまり紹介したことがないですね。クロッサリーガルとかと同じ系列です。「ラスカル」はアライグマではなく、育成者の愛犬の名前とか。ゴールド系ですが、光沢がなく、くすんだ感じが特徴。
     

Vanilla Cream(バニラクリーム)
これも初期からある品種ですが、登場しなかったですか。春から発色の良いゴールド系のやや小型。
     

Orange Marmalade(オレンジマーマレード)
初お披露目です。あまりの美しさに写真をパチリ。うまく命名したものです。ホント、美しいですよ!
     
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カラーリーフに輝くガーデン

2009年05月18日 | ガーデニング
この間の週末はあいにくの天気でしたが、花の終わったガーデンは、ホスタ他カラーリーフの絶頂期を迎えました。晴天ではコントラストが強すぎるので、むしろ、曇りや雨の方がガーデン全体の雰囲気が良く、カラーリーフも輝きを増していました。雨に洗われたガーデンは空気も清々しかったです。
中庭がかなり出来上がってきたので、写真にも収めやすくなりましたが、元来「メインガーデン」ですから一番気合いを入れていますし、その分雰囲気も上質ですよ!

ハウスデッキより中庭方面を望む。デッキのホスタも生き生きしています。
     

同じくデッキより中庭全体を望む。カンボクを中央に据え、手前はサークルを基本に、ここにチップをまく予定です。裏庭方(奥)はベージュのタイルを敷き、ガネーシャ像が鎮座しています。
     

サイトのトップにも紹介した、中庭中央のホスタ群。奥はホスタボーダー(後述)です。
          

6日のブログでも紹介した中庭のホスタボーダー。昨年中庭を本格的に造成始めた際に、旧イングリッシュローズを並べ植えてあった場所を日当たりが悪いのでホスタボーダーに変更しました。ガーデンの他の個所で調子が悪かったり環境が悪かったホスタ達を移植しました。手前の大きな葉はビッグボーイです。昨年他の場所で僅か3枚ほどの葉しかない衰退状態でしたが、移植したとたんにこの旺盛ぶりです! まあこれが本来の姿ですが、これ以上大きくなったら、また移動しなくてはいけないかも。
     

裏庭のカラーリーフガーデン。金メギ・オーレア、ロニケラ・レモンビューティ、ロニケラ・バクセンズゴールド、黄金シモツケなど、ゴールドに光り輝くリーフ群、それにホスタ・天竜、タイタニック、ガーデントレジャー、アメニスプレンダードシング、そしてゴールドのチューチュートレインが際だった美しさを醸し出しています。右手前の宿根草のかたまりは、チョウジソウで、日本では珍しいキョウチクトウ科の仲間で、これまた珍しい青い花を咲かせます。
     
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2009 ホスタ その3 イギリス系 

2009年05月09日 | ガーデニング
ホスタの育生・改良・作出は日本やアメリカだけではありません。ガーデンにはイギリスで作出されたホスタもいくつかあります。アメリカに比べるとやや地味なイメージですが、言い換えればイギリスらしい、落ち着いた雰囲気があります。アメリカにAHS(American Hosta Society=アメリカホスタ協会)がありますが、イギリスにはBHHS(The British Hosta and Hemerocallis Society=イギリスホスタ&ヘメロカリス協会)があります。イギリスではホスタの他にヘメロカリス(ワスレグサ属=カンゾウ、キスゲの仲間)が入っているのが興味深いですね。でもホスタとヘメロカリスは近い関係みたいですね。
イギリスのホスタで代表的なのは、The Tardiana Series (タルディアナシリーズ)です。これはイングランドの園芸家・育生家の Erick Smith が、Tardiflora(日本産のアキギボウシ)とElegans(エレガンス)を交配したもののシリーズです。エレガンスはsieboldiana(トウギボウシ)系ですから、日本産の血が濃いですね。このグループの特徴は「青葉」の美しさです。初代の実生から4種類の良好な青葉の株ができ、それはTF1x1、TF1x4、TF1x5、TFx7で、その後2代目はTF2、3代目はTF3・・・というようにして品種を作出していきました。

ガーデンにはTF1x7に相当する Halcyon(ハルシオン)(日本でハルシオンというと睡眠薬ですか・・)
     

TF2x2のBlue Moon(ブルームーン)
     

TF2x7のHadspen Blue(ハドスペンブルー)
     

があります。その他Blue Wedgwood(ブルーウエッジウッド)がTF2x9、Blue Diamond(ブルーダイアモンド)がTF2x23に相当します。2代目は29件、3代目が1件です。

この系列のSmithの手による交配種としてガーデンにあるのは、Devon Green(デーボングリーン=Halcyon より)、Winfield Blue(ウィンフィールドブルー)です。(下の画像はウィンフィールドブルー)
     

さらにこの系列の他の育生家による交配種としては、
Aristocrat(アリストクラット、Walters Garden 1997、Hadspen Blue の突然変異)
     

El Nigno(エルニーニョ、Warmerdam 2003、Halcyon の交配種)
今年は美しい発色です。
     

有名な優秀品種の June(ジューン、Neo Plants Ltd.1991、Halcyon の中斑金葉選抜種)
     

をはじめ、ジューンを親とするParadise Joyce、Remember Me、Touch of Class などがあります。(下の画像はタッチオブクラス)
     

最後に、その他イギリスで作出されたものして、

Iona(アイオナ)
     
フォーチュネイ系列で、BHHSが登録しています。アイオナはスコットランド西海岸にある小さな島ですが、聖コロンバによってアイルランドからキリスト教が初めてブリテン島に伝わったその第一歩の場所。私もかつて訪れましたが、現在も修道院などがあります。

Snowden(スノーデン)
     
SmithとBHHSが登録、fortunei aurea x sieboldiana で、青葉の大型種です。スノーデンはウエールズの山だったか?

Sheila West(シェイラウエスト)
     
夏に黄金が強くなるので、これは昨年の画像です。
最近の調査によると、イギリス人West氏作出で、夫人の名前を当てたとのこと。サイトのデータを変えなければ!
余談ですが、私の知り合いのイギリス人女性は同じスペルですが「シーラ」と発音してくれと言います。
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2009 ホスタ その2 レイクサイドシリーズ

2009年05月08日 | ガーデニング
ホスタの名前に「レイクサイド(Lakeside)」が付く品種があります。それも尋常ではない数。ホスタが一覧できるサイト HOSTA LIBRARY では、索引の中でわざわざ Lakesideシリーズは独立させてあります。このシリーズの育生者は、Mary Chastain 女史です。数多いシリーズの中には魅力的な品種も多いのですが、日本で販売されるようになったのは近年のことです。ここではガーデンのレイクサイドシリーズを取り上げます。

Lakeside Cha Cha (レイクサイドチャチャ)
     
レイクサイドシリーズでいちばんはじめに知った品種です。名前が変わっていて覚えやすいですからね。
Fascination x montana (オオバギボウシ)からの作出で、1994年AHS(アメリカホスタ協会)登録。中型と思っていましたが、ガーデンのは大きいです。葉は、春は上の画像のように、明るいライム色にクリーム色の覆輪が入っています。それが夏になるとゴールドに変化します。入手して3年ですが、生育旺盛で、株の状態も良いです。

Lakeside Beach Captain (レイクサイドビーチキャプテン)
     
ガーデンのレイクサイドシリーズでは最新導入品種で、今春初めて登場です。中型で、青緑の葉にクリーミーイエローの中斑が入ります。Lakeside Shore Master の突然変異と思われます。2003年AHS登録。

Lakeside Rhapsody (レイクサイドラプソディ)
     
大型で、濃い青緑色の葉に白覆輪が入り、株は立ち性です。1995年AHS登録ですが、出生元は不詳です。割と最近の品種なのですが、Chastain 女史が公表していないのかもしれません。このシリーズは出生元が不詳なのが多いです。ガーデンのレイクサイドシリーズではいちばん生育旺盛で大株になりました。去年植え替えの際に株を2分割したのですが、半分の株がアッという間に以前の1株より大きくなっています。

Lakeside Premier(レイクサイドプレミア)
     
これも大型で、深緑色の葉に薄緑色の覆輪が入ります。これも出生元不詳、1994年AHS登録。桜の根元に植えたため、生長を阻害されてかなり弱っていたのですが、植え替えたとたんに息を吹き返し、今年は以前のような立派な株に戻りました。この季節はまだ葉の色の出方が弱いですが、これから夏に向かって本領発揮です。

この他、かつてはLakeside Black Satin (レイクサイドブラックサテン=画像上)、Lakeside Spellbinder (レイクサイドスペルバインダー=画像下)があったのですが、残念ながら消えてしまいました。
     
     

現在、通販で小型のレイクサイドシリーズが出ているサイトもあります。今後もこのシリーズは導入したいと考えています。
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GWのガーデン散歩

2009年05月06日 | ガーデニング
今年のゴールデンウイークは天候に恵まれました。新緑の季節、心地よい薫風、鳥の囀り、クマンバチの羽音・・何も作業をしなければ最高のコンディション、ハンモックで昼寝をしたい気分です。そこをこらえて、この季節を逃すと秋までは重労働は出来ないと、作業に励みました。幸い、ブヨがそれほどいなかったのですが、ヤブ蚊が徐々に出てきています。また、スズメバチが単独でハウス周辺を頻繁に偵察に来ています。今年もニホンミツバチが営巣しているのですが、その襲来や巣を作られないように気を付けなければいけません。
ガーデンでは初夏の花々が咲いています。作業の休憩に花々を巡ってガーデン内を散歩してみました

それでは前庭から順に。
前庭は樹木ではツツジ、オオデマリ、ヒメウツギが、草花では、シャガ、ラミウム、ゴールドコイン、スカビオサ(マツムシソウ)、オダマキ等の花が咲いています。画像はツツジの花2種に、今回フランス鉢に移植したホスタ・リバティです。リバティは移植の際に2株に分けました。

     

次に中庭です。現在造成中の中庭ですが、作業もかなり進み、メイン・ガーデンらしい雰囲気になってきました。サイトのトップにも掲載したカンボクです。ガマズミの仲間で、花はヤブデマリに似ていますが、葉が三裂になっているのが特徴。中庭のセンターに植えてあります。

     

中庭の「ホスタ・ボーダー」です。昨年造成した際に、他の場所で調子の悪かったホスタ達を移植しました。条件が良かったのでしょう。ここに移植してずいぶんを息を吹き返しました。

     

中庭を通って裏庭へ。こちらは、シラー、デルフィニウム、センダイハギが咲いています。

     
     
     

オベリスクに絡むクレマチスも咲き出しました。
以前はその周辺のチューリップとのコラボが出来たのですが、ここんとこ、チューリップの開花が早くなり、クレマチスが咲く頃はもう花が終わってしまっています。これも温暖化の影響でしょうか?

     

このクレマチスは多分「満州黄」だと思います。殆ど白に近いですが。ガーデンのクレマチスはこの花が最初に咲き、他が追随します。今回は他の品種はまだ蕾でした。タイミングを逸すると、次回は花が終わってることもあります。

     

最後に最近修復した日時計のコーナーで、形から通称「ひょうたん島」と呼んでいます。イノシシに石畳をばらされたのを敷き直して、雑草の出にくい土を目地にしました。手前のホスタはサンパワー。今は明るいライム色ですが、これからゴールドに変わっていきます。

     
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