三億円事件犯人に至る道

三億円事件について考察いたします。

三億円事件犯人、いつ、東芝冬ボーナス支給日を知ったのか(2)

2017-09-12 03:28:36 | 日記
たとえば、「三億円犯人の独白」、174頁には、12月5日、東芝府中に電話をかけて、ボーナス支給日を確認、とある。
実際、そのような、電話、あったのかもしれないが、果たして、三億円事件犯人によるものだったのだろうか。
そういえば、三億円事件犯人、1968年夏ボーナス、1967年冬ボーナスの支給日も、知っていたはずだ。あるいは、ひょっとして、もっと、前から、東芝のボーナス支給日、知っていたのかもしれない。
そのたびごとに、わざわざ、電話で、確認していたのだろうか。もし、東芝側で、「そのようなことには、お答えできません。ちなみに、あなたの、ご住所、お名前はなんですか」などと、返されれば、もう、その時点で、三億円事件は、終わってしまうのだ。
また、一橋本、133頁には、特捜本部の意見として、「東芝府中の給与、賞与支給日は、近くの飲食店、商店に知れ渡っており、内部関係者でなくとも容易に察知できた」という一文がある。
確かに、近くの飲食店、商店にとって、必要な範囲に限り、そのような情報は、流布されていたのかもしれない。
ただ、これから、三億円事件を起こそうと計画している者が、噂程度の情報を、根拠に、計画をたてるものだろうか。また、賞与、給与のたびごとに、近くの飲食店、商店を、嗅ぎまわっている者があるとすれば、かなり、不審ではある。
さらに言えば、現金輸送車のコースはどうだろうか、現金輸送車の車種はどうだろうか、出発の時刻はどうだろうか。
そのような、細かい情報まで、近くの飲食店、商店に知れ渡っているとは、到底、考えられない。
(2013年10月記)

この記事をはてなブックマークに追加