三億円事件犯人に至る道

三億円事件について考察いたします。

第四回 多磨農協脅迫事件 脅迫状について(4)

2016-08-04 03:50:16 | 日記
「今度殺した奴は生きていてもためにならない奴を選んだ」となっているわけだが、いったい、誰が、選んだのだろう。
いっけんすると、三億円事件犯人が、選んでいるように思える。
さらに、続けて、「この次はそうはいかないぞ」、「100人でも200人でも殺してやる」と、無差別殺人を仄めかしている。
この場合は、選ぶことを放棄しているわけだが、放棄したのは、三億円事件犯人、ということだろうか。
犯罪行為を行うにしては、随分と、良識的な、感じがする。
さらにいえば、犯罪行為自体、やむにやまれぬ事情による、という感じもする。
そう考えると、「生きていてもためにならない奴を選んだ」、としているのは、三億円事件犯人ではなく、世間の良識、というわけである。
(2013年7月記)

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