ほぼ日刊、土と炎、猫と煙突

白く燃え尽きた灰の奥深く、ダイアモンドは横たわる。

チョウザメ無残!

2007年05月18日 22時41分35秒 | 技術メモ
チョウザメ(ベルーガ)
残念ながら、これも絶滅危惧品種である。

カスピ海・黒海・アドリア海とその周辺の河川に分布するチョウザメは
最良質で知られベル―ガと呼ばれる。
チョウザメ科の中で最も大きくなる種である。
体長は1.5~3メ―トル、最大1.2トンの記録もある。

産卵は五月ごろ、河川の砂れき地で行なわれ、稚魚はすぐに河を下り、海に入る。
幼若魚は無せきつい動物を食べるが、
成長するにつれて小型の魚類も食べるようになる。

成熟には14~18年かかる。
最上のキャビアの原料としてベル―ガは世界に知られている。

明治の頃には、
北海道の石狩川や天塩川にはチョウザメが沢山生息していたようで、
アイヌのチョウザメ漁の模様や道具についていろいろな資料が残っている。

(今は絶滅したよ。種類はベルーガでは無かったようだ)

ベステル:

雌のオオチョウザメと雄のコチョウザメを交配した人工種。
淡水内で一生を過ごす事ができる。
サイズは1mくらいかな?
飼育が容易で抱卵するまでが比較的短い、と言われているが、
それまでの経費は設備や餌代を含めて150万円。
「キャビアでボロ儲け」どころか、赤字になるのがオチである。

余談:
世界で一番、キャビアを消費しているのは、日本。
それも「女性の消費量」が多い。

そう言えば……

バイキング形式の立食パーティーなんかで「キャビア」があると、
オバサン達が「養殖池のマス」みたいに群がり、一瞬で無くなる。

そういうチャンス以外に、高級食材と縁が無い俺は、
一生、キャビアを口にする事は無いだろう。

まあ、それはいいんだけど。

ああいうオバサンの方は「絶滅する気配」がまるで感じられないのが
残念でならない。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿