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シンポジウム「原発のない東北の復興を考える」

2017年02月03日 | 原子力・放射線
2017年1月27日、仙台にて。熱い集会。

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東日本大震災・福島原発事故から5年半。
再生可能エネルギーを基盤として地方が活性化しようとする取り組みの一方、被災した女川原発を再稼働させようとする動きもあります‥。

そんな中、仙台では「市民による女川原発の再稼働を問うシンポジウム」が開かれました。
開会30分前、大勢の市民が続々と会場に向けて集まってきていました。


会場は満員でした。
基調講演は金子勝氏(慶応大学経済学部教授)。
タイトルは「『脱原発』成長論-分散ネットワーク型社会へ向けて」


私は以前から金子氏のファンです。
お会いして直接お話しいただいたこともあります。
朝のNHKラジオでのインビューも毎回楽しみに聴いています。

金子氏は、原発電力のコストが火力発電だけでなく、再生可能エネルギー由来の電力を上回っていることを丁寧に説明されました。

また、廃炉費用が莫大なこと、福島第一原発の処理にもとんでもない費用が必要なこと、
そして日本政府が原発に固執することにより、東芝はじめ日本を代表する企業が大きな損失を受けること、
その結果、日本経済が沈没しかねないこと、
などを、熱く熱く語りました。
会場からは何度も大拍手です!

シンポジウム後半は、パネルディスカッション「原発のない東北の復興を考える」。
この会合の主催は、宮城県議会(定数59)の超党派の県議有志20人によって結成された「脱原発をめざす宮城県議の会」です。

東北は熱くて、真剣だと感じました。
被災した女川原発を再稼働しようという政府の方針には、私も非常に??です。

3.11と福島第一原発、ここから私たちは最大限学び、日本の未来を考える力にしたいです。

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