こちら 住まいの雑誌・Replan編集長三木奎吾です
いい家ってなんだろう、を考え続けます
性能とデザイン いい家大研究
新住協総会からー3

今回の総会では、冷房負荷への
熱計算ソフトQPexの対応が大きなポイントだったわけですが、
会場での協賛メーカの展示でも
そういった商品が見られました。
これまでも「ハニカムサーモスクリーン」で
よく利用されてきているセイキから出荷された
「外付けロールスクリーン」です。
窓から太陽光が熱となって室内に取り込まれる部分は、
室内側で遮断しようとするよりも
外側で遮断した方が遙かに効率がいい。
ヨーロッパでは、そういうことから「オーニング」が
デザインもバリエーション豊かに採用されている例が多い。
それに対して、日本は伝統的には屋根の軒の出が
建築装置として、そういう役割を担ってきたと言えるのですが、
敷地の狭小化がどんどん進行し、
そもそも軒の出が省略されるような方向に進展してしまって
そういった「日射遮蔽」手法が日本の建築から失われてしまった。
なので、いまや、庇もない窓からどんどん日射が室内に入り込み、
たとえカーテンで遮蔽しても、カーテンと窓面との間に
高熱の熱空気だまりが出来て
カーテンの開放とともに、室内気温を上昇させる。
仕方なく、冷房をガンガン使用する。
っていうような住宅がたくさん建てられているわけですね。
そういう状況に対して、
素材を考え、ローコストで室外側で遮蔽できるように工夫したのが
この外付けロールスクリーンということです。
内部遮蔽では45%の日射熱カットなのに対して
この方式だと、70%のカットが可能というように表記されています。
本来であれば、各窓の上部に庇が付けられるのがいいのでしょうが、
ひとつのアイデアとしては、いいのではと思いました。
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