中央線沿い小宇宙

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2016年9月8日 手術と初日

2017年06月19日 | 父のガン闘病記録
父が吐血+下血で緊急入院してからの検査で胃がんと診断。

胃がんの手術は2016年9月8日に行われることになった。

長男の私も立ち会う事にした。
心配ということもあるが、他の家族では法律的な事、医療関係の知識などが十分でない事が大きい。

午前中、病室には手術前の服装に着替えてベッドに座る父がいた。
数年ぶりに会う父は驚くほど痩せていて おじいちゃんになっていた。

胃がんのせいなのか、老化のせいなのか。
こんなに痩せているならもっと早く検査できただろう・・と東京で暮らす私は一緒に生活をしていなかったことを悔やんだ。
加えてガンという病気を前に何もできない自分にもどかしさを感じた。

手術前に母親には席を外してもらって父子、二人で話をした。

話の内容は他愛もない事だ。

「髪の毛真っ白になったな」
「死んだじいちゃんに似てきたな」
「そうか?」
「わるいな東京から来てもらって」

手術室に入る前に握手をした。
父はピースサインをしてオペ室に入っていった。



手術は6時間かかった。
PHSを渡されて家族の待合室でパソコンで仕事のメールなどを打った。


こんな時にも仕事ができる時代だ。

手術が終わり執刀医と切除した部位を前にカウンセリングを行った。

結果としては胃の7割を切除。
ガンは胃壁を突き破り腹膜へ播種転移していた。
ステージ4の末期ガンだ。

目に見えるガンは取り除いたが、播種転移しているのでどうしようもない。
と告げられた。

後は抗癌剤治療をするかなど 家族で決めてほしいとのこと。

余命は1年半。

覚悟はしていた。

父がそれほど遠くない未来、いや近い将来確実に死ぬ事がわかった。

電話で立ち会えなかった姉と話をした。

病院が好きではない父の事だから抗がん剤治療は嫌がるかもしれない。
その場合は父に判断を任せよう という事になった。

ICUに移された父は麻酔がまだ効いていて意識は朦朧としていた。
私はそばに座っているだけで何も話すことができなかった。
「無事に終わって良かったな」
それが精一杯の言葉だった。


その夜 最終バスで東京に戻った。

つづく
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