Reoっちの駄文(ふつーの日常をハードボイルドに)

金融、サッカー、ボクシング、映画・・・そしてその他でふつーの日常を、楽しく読めるようにハードボイルドな読み物風に。

『マイティ・ソー』

2012-06-02 20:52:32 | 映画(ふつう。)
『マイティ・ソー』(Thor)
2011年 アメリカ 主演:クリス・ヘムズワース


アスガルドと言う星を治めるオーディンは、宿敵の「氷の巨人」との戦いを続け、地球でも侵略を狙った巨人達を撃退していた。そして、最終的にオーディンは「氷の巨人」を撃退、彼等の力の源をアスガルドに持ち帰り平穏が訪れていた。そして数年後…オーディンの二人の息子も成年に成長し、その一人ソーに王位を継承する時、巨人達が王都に侵入し彼等の力の源の奪還に乗り出した。その潜入の撃退に成功したオーディンだが、息子のソーは激怒、巨人の国へ弟や仲間達と共に乗り込む。結局は逆襲され、父オーディンの力によりアスガルドへ帰還する事が出来たソーだが、オーディンの怒りを買い王位継承権の剥奪、そしてアスガルドからの追放を命じられる。そして力を失い地球に降り立ったソー、最初に出会ったジェーンと共に何も分からずにアスガルドへ帰還する方法を考えるが…果たしてソーはアスガルドへと帰還することに出来るのが?そして、アスガルドに待つ未来は…?


マーベルが製作したこの映画、やはりマーベル・コミックが原作のヒーロー物のアクション物。ただ、この原作のコミックは観た事無かったが。そして、最近のヒーロー物の例に漏れず、ヒーローの活躍だけではなく、その葛藤や苦悩も描く。つまり、ドラマ性も存分にある。


そしてこの映画で独特なのは、前半は神話チックな世界観、そして半ばでは現代のアメリカ、そして後編はそのミックスと、なかなか独特な世界観だ。前半は本当にシリアスで、アクションも凄くて、神話物好きなおれはなかなか興奮した。主人公と、弟と、仲間4人の個性も、なかなか面白かった。そしてその後、現代のアメリカにソーが降り立った後、ここから数分は全然違う世界に住むソーの破天荒な行動を描くコメディちっくな展開が続く。まぁ一度で二度美味しいと言うか、同じ映画で全然違うテイストを味わえると言うか。やもするとメリハリが無くて混乱するだけな気がするが、そこはしっかりと良い流れで演出している。そこは、まぁ良いとこかな。


しかし…この映画の凄さは、出演者の驚くほどの豪華さだろう。主人公は知らなかったが、まさかナタリー・ポートマンやアンソニー・ホプキンスをヒーロー物の映画で観る事が出来るとは…更に、なぜかアカデミー賞受賞作『ハートロッカー』の主人公だった程の大物ジェレミー・レナーが、かなりのちょい役で出演しているとは…凄いな。そこはそれぞれさすがの演技を魅せるので、現実離れしたストーリーもしっかりと締めてくれる。素晴らしい。


全然原作を知らずに観たが、結構楽しめた。まぁ個人的にヒーロー物や神話物が好きなのもあると思うが、悪くは無い映画だとは思う。そこまで心に残るとか、感心するほどのストーリーでは無いが…普通に楽しくてオススメ。


[10段階評価]
お薦め度:
★★★★★★☆☆☆☆

英語の勉強にお薦め度:
★★★★☆☆☆☆☆☆

『巨人』って呼ばれてもあまりデカくないんだな度:
★★★★★★★★★★

主人公は破格のデカさだな!度:
★★★★★★★★★☆


Reo.
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『奇人たちの晩餐会 USA』

2012-06-01 22:21:13 | 映画(オススメ!)
『奇人たちの晩餐会 USA』(Dinner for Schmucks)
2010年 アメリカ 主演:スティーヴ・カレル


金融業界で働くティムは、美しく聡明な彼女と結婚する為に、どうにか出世しようと会社で頑張っていた。そんなある日、一人の重役が解雇され、ポジションに空きが出来る。どうにかそのポジションに収まろうと、ティムはミーティングの場で社長にアピール。どうにかアピールは通じたが、昇進する為には社長の主催するディナーに参加して好印象を残す必要があると言う。しかしそのディナーと言うのが、参加者それぞれ『変わった』知り合いを連れて来て一番変わっている人を表彰すると言う…つまり、『アホ』を連れて来て彼等をみんなで笑う会だという…そのくだらなさに辟易しながらも、出世の為にティムは参加を決意する中、偶然にも一風変わったおっさんと出会う。死んだネズミの剥製を装飾して飾る事を趣味としているそのバリーを、開催が迫るディナーへと連れて行く事を決意するティムだが…


このコメディ映画、かなり面白い!!やはりアメリカン・コメディの宿命で、文化的な背景で笑いのツボを理解されない可能性から日本では劇場公開されなかったようだが…いやいや、かなり笑ったし、ただ単純な笑いだけじゃなく、ストーリー面でもかなり面白い。ストーリーは古いフランス映画のリメークらしいが、それを今のアメリカの世界設定にして、そして現在のトップコメディ俳優を起用し、素晴らしい作品に仕上げている。


笑いの大部分はスティーブ・カレル演じるバートの破天荒な言動だが、その天然さを完璧に演じているのは本当に凄いし、本当に面白い。しかしただ破天荒なだけじゃなく、アホなだけじゃなく、時折垣間見せる心に秘める孤独や寂しさが、また素晴らしい。なんでティムにずっとくっついてるのか良く分かるし、ちょっと変わった人も要は個性だと言うのが良く感じられる。そしてクライマックスで見せるティムのプレゼンテーション…涙しそうになった。素晴らしい。


まぁ確かに、ずっと日本の文化にしか触れてない、アメリカの文化をあまり感じた事が無い人には、笑う箇所は少なくなるだろう。それでも、例えば盲目のフェンシング選手の立ち回りなど、爆笑する箇所は結構あると思う。個人的には、大好きな映画だ。


[10段階評価]
お薦め度:
★★★★★★★☆☆☆

英語の勉強にお薦め度:
★★★★★★☆☆☆☆

あの画家をディナーに連れて行くと思ったよ度:
★★★★★★★★☆☆

でもあの画家かっこいい度:
★★★★★★★★★☆


Reo.
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『[リミット]』

2012-05-31 22:52:06 | 映画(ふつう。)
『[リミット]』
2010年 スペイン 主演:ライアン・レイノルズ


目が覚めると、そこは箱の中だった・・・暗闇の中、どうにかライターを探りよせ火を点けると、ポール・コンロイは自身の置かれた状況に凍りつく。手を縛られ、棺桶を思わせる箱に入れられ、地中に埋まっている・・・イラクで民間の配送会社のドライバーをしていたポールは、どうやら仕事中に拉致され、このような状況に置かれたらしい。今ある持ち物だけでどうにかこの状況から抜けようとするも、ライターとペンくらいしかポケットには無い・・・そんな時、突然箱の中で携帯電話が鳴り出した!命綱の携帯電話を手繰り寄せ、ポールはどうにかこの状況から逃れる方法を模索するが・・・


この映画、発想は凄く独特で、個性的で、興味深い。ハリウッドのアメリカ人俳優を起用(そしてほぼ彼のみの出演)しているが、製作はスペインの会社と監督。彼等は、なかなか興味深い映画を世に送り出したことになる。


この映画は、パニックとミステリーのコンビネーション的な作品だと思うが、一番の主題は暗闇及び閉塞感への恐怖の訴えかけだろう。地中に一人閉じ込められ、時間も限られた中、何が出来るか・・・希望はあるのか・・・自分の身に置き換えてみると、非常に怖い。そんなテーマを、そんな主人公だけにスポットを当てて、展開される。他の人も出てくると言えば出てくるのだが、全て主人公の携帯電話越しの声か、ビデオ。そんな演出の仕方からも、視聴者を感情移入させて恐怖感を植えつけようと言う狙いが見えてくる。


確かに、考えてみれば怖い。たまらないだろう。ただ・・・じゃあその恐怖感にハラハラドキドキと言った感情の動きが伴うかと言ったら、それは無い。なんせ舞台は箱の中と非常に限られている、起きる出来事と言えば、電話での会話ぐらいしかない。迫り来る危機感とか、絶望感が上手く伝わってきたとは思えない。


そして何より、エンターテイメント性を考えると微妙と言う他無い。何せアクションは望むべくも無く、常におっさんが狭い箱の中で右往左往しているのを観ているだけ。更に、誰がやったとかどう助かるのかと言うミステリー的要素に期待しようと思ったが、期待した最後の大どんでん返しも存在しない・・・まぁあるって言えばあるのかもしれないが、例えば電話の向こうの相手は思っていた人物ではなく実は・・・そして箱に入れられたのはただの拉致じゃなくてこんな理由が・・・的な驚きの真実もなかった。正直、終わり方には拍子抜けした。


とは言え、今まで観たことの無いような独特な世界観の映画なのは事実。ここまで大量に映画が作られている中、その個性は評価高いのではないか。観る価値は、あると思う・・・が、特別オススメはしない。


[10段階評価]
お薦め度:
★★★★★☆☆☆☆☆

英語の勉強にお薦め度:
★★★★★☆☆☆☆☆

トイレの必要なくて良かったな!度:
★★★★★★★★★★

おっさん一人電話と一緒に箱に詰めて、後はおっさん恐喝なんて・・・無理ありすぎだな!度:
★★★★★★★★★★★★


Reo.
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『JSA』

2012-05-30 22:39:31 | 映画(オススメ!)
『JSA』
2000年 韓国 主演:イ・ビョンホン


北朝鮮と韓国の国境であるJoint Security Area 、通称『JSA』。常に緊張感をはらんだその場で、発砲事件及びそれに繋がる銃撃戦が発生する。北朝鮮の歩哨所で二人の死者を出したその事件、北朝鮮側の証言は韓国側の突然の襲撃、一方の韓国側の証言は北朝鮮による韓国将兵の拉致事件と、お互い全く異なる見解を表明する。事件の解決は、中立国監視委員会の手に委ねられ、スイス国籍ながら韓国の血をひくソフィー・チャン少佐が調査に乗り出すが…『JSA』で起きた事件の真実とは?そして、事件に関わった南北将校に待つ未来とは…?


かなり話題になって、かなり注目されたこの映画…やっと観た。そしてその感想は…この映画、聞いていた通り力強い作品だ。聞いていた内容としては、南北朝鮮の哨戒兵の国境を越えた友情…そして実際に映画を観て、確かにストーリー展開はその通りで大きな驚きは無いのだが…ストーリーに入り込ませる流れと、俳優陣の演技は素晴らしい。イ・ビョンホンは正直「爆笑問題」太田にしか見えないが、特に北朝鮮将校のオ中士、そして両国の下っ端二人…北朝鮮側将校を演じるなんてかなり難しいと思うが、素晴らしい演技だ。


ジャンル的には、実際に何が起きたかを解明するミステリー。しかしそこに世界でも南北朝鮮でしか実在しない政治・社会問題が絡み、更に言えば戦争の虚しさを説く反戦映画の面もある。それでいて、ミステリーの部分、謎の部分はしっかり最後まで引っ張る。素晴らしい作りだ。


しかし面白いかどうかと言うより、何と言っても日本のすぐ近くで、それでいて世界でそこだけで、このような状況や出来事が存在する可能性があるという事を知るだけでも、かなり価値があるだろう。南北朝鮮の現在、そしてその争いの無益さ、それでいて簡単には割り切れないお互いの国民の想いなど…観るだけで興味深いし、勉強になる。そういった意味で、かなりオススメ。


[10段階評価]
お薦め度:
★★★★★★★☆☆☆

英語の勉強にお薦め度:
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

哨戒所にトイレは無いのか!?度:
★★★★★★★★★★

二人ずつって…割と警戒緩いのね度:
★★★★★★★★★★★★


Reo.
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『ソルト』

2012-05-29 22:26:54 | 映画(オススメ!)
『ソルト』(Salt)
2010年 アメリカ 主演:アンジェリーナ・ジョリー


アメリカのCIAでスパイとして働いているイヴリン・ソルトは、北朝鮮での厳しい拷問から解放されて2年経ち、現場での仕事から距離を置く事を考えていた。そんな結婚記念日の退社間際、CIAにロシアの情報提供者オルロフが現れる。オルロフの尋問を担当したソルトとその同僚達は、ロシアは何十年もの時間をかけてアメリカ本土にロシアの諜報員を潜伏させており、蜂起する『Xデー』に向けて近々その一人がアメリカ副大統領の葬式に参列するロシア大統領を暗殺すると言う、信じ難い情報を口にする。そして、その諜報員がイヴリン・ソルトだと…ソルトを確保しようとするCIA、そして愛する夫の身を案じて脱走するソルト…ソルトの本当の正体とは?そして、『Xデー』の狙いとは…?


この映画、簡単に言えば『ボーン』シリーズのようなスパイ・アクションなのだが、かなり凄い!アクションがもう、生身の女性が主人公なのに、それこそターミネーターやダイ・ハードのような尋常じゃない能力を見せる。どんだけタフで頑丈なんだ…!と驚く事、間違いなし。もう凄すぎて、アメリカが誇るCIAの軟弱さに心配になるくらい。


何より、主人公が女性なのが良い。アンジェリーナ・ジョリーは厳ついというよりはセクシーだし、そんな女性が驚きの強さを見せるのは…なかなか衝撃的。原作では普通に男が主人公らしいのだが、この映画で女性に変えて正解だな。だからこそ、愛する夫への気持ち、情の深さも納得出来る面がある。


ストーリーは、ソルトの尋常じゃない強さありきの、ちょっと信じられないような展開、つまりソルト一人が死んだらにっちもさっちも行かなくなるような作戦が続くが…まぁスパイ・アクション映画は、こんなもんだろう。別に真実味、現実味を求めてこんな映画を観るわけじゃない、むしろ爽快さや衝撃を求めて観るものだ。そう考えると、エンターテイメント的になかなか楽しい映画だった。


中だるみも無く、スピード感もあり、アクションも凄い。なかなか完成度の高いスパイ・アクション映画だと思う。オススメ。


[10段階評価]
お薦め度:
★★★★★★★☆☆☆

英語の勉強にお薦め度:
★★★★★☆☆☆☆☆

ソルトだけでなく、ジジイにも…CIA弱すぎやろ!度:
★★★★★★★★☆☆

ソルト、鋼鉄の肉体ですか!度:
★★★★★★★★★★★★


Reo.
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