思考訓練の競馬 帰納と演繹

血統を中心とした競馬予想・競馬データ・馬券論を多くの人と共有できることを期待します。 

radikoのタイムフリー機能

2016-10-31 19:27:47 | 雑記
視聴エリアの周辺のラジオがネットで無料で聴けるradikoですが、もはや定着した感はありますが、最近新たな機能ができました。
タイムフリー機能といって、過去1週間以内の番組を無料で聴き返せます。

ふとタイムフリー機能を触っていて、気づいたのがラジオNIKKEIも対象ということに気付きました。
つまり、先週の競馬中継がラジオで聴けます。どれほど需要のあることかは、分かりませんが、
・競馬開催日の雰囲気を味わいたい
・実況の練習にラジオNIKKEIの実況を聴きたい
・パドック解説者のコメントが聴きたい

などでしょうか。

radikoサイト

富士S 10/22(土)

2016-10-22 13:00:16 | 予想
明日は菊花賞を現地観戦の予定で、本日は馬券は控えめで明日の準備をととのえます。

控えめにいきたいといいつつも、好メンバーで興味をそそるのが富士S。
ここはかなりハイレベルなメンツで、実績馬揃いですが、近走成績が各馬いいのもワクワクさせる要因です。

ひとつひっかかるのは有力所が差しに集中していることで、展開面で前残りの目も頭に置いておかないといけないかと。

逃げる可能性があるのは、マイネルアウラート、テイエムイナズマ、ミュゼエイリアンの3頭

どれが逃げるかの予測は困難ですが、各馬のラップから考えて、決して速い逃げにはならないでしょうし、レースのペースとしてはスロー必至。

強力な差し勢に注目もオッズも集まりがちですが、3頭のうち一頭ぐらいは残り目があってはいいのかなと。


菊花賞 4コーナーまでが勝負

2016-10-20 01:11:33 | データ・傾向
【4コーナーでの位置取りが勝負を分ける】
京都の外回りの3000以上のレースは、天皇賞春、万葉S、菊花賞のみですが、特徴は4コーナーで前につけている馬が好走しているという点です。
万葉Sは少頭数が基本なのでデータの対象から省きます。

『菊花賞+春天 過去21Rの4角位置』


『菊花賞のみ 過去10Rの4角位置』

僕が語らずとも、データを見ていただければ、4コーナーで前につけていることがいかに大事かが分かります。
まずこのデータが興味深いのは、直線の長い外回りコースであれば、後方待機馬にもチャンスがあると考えるのが一般的ですがそれと相反する点です。
やはりこの距離ゆえでしょう。いくらスタミナよりキレの要求度合いが上がったとはいえど、直線で後方から一気に差し切るというのは至難の業のようです。

上記の4角位置とかかわりが深いと考えられるのが、枠順です。
以下では枠順について。

『菊花賞+春天 枠順別』


『菊花賞のみ 枠順別』

こちらもまたハッキリと内枠が有利なデータです。


これらの状況を認識している、正確には体感的に4角で前にいなければならない感覚を持っている騎手がいるのだと思います。
少なくとも武豊と蛯名 この二人は理解していると思います。
ディープインパクトが天皇賞春で相当早い所から捲っていったのが象徴的ですね。蛯名はフェノーメノの連覇が記憶に新しい。



もちろん各出走馬個別の能力が最優先ですが、これほどに顕著な傾向が出るレースも珍しいですから是非念頭に置いて予想したいです。


先週の競馬 気になる馬〈10月第2週〉

2016-10-12 01:25:31 | 回顧
●バイガエシ
一番人気に支持されながらも、5F61.4のスローで前に行った馬がそのまま残る展開で、大外を回して惨敗。血統的には、アイドリームドアドリームの牝系で小回りでの機動力をよく伝える系統で、エアソミュールと8分の6同じ配合。
ただ、この馬は成績を見ると小回りでも好走していますが、大外をまくってのもので、その大トビな走法から本質的には直線の長いコースが合っているとみています。また、スピードを伝える血の量に欠けていて、阪神や洋芝で好走しているように時計のかかる展開が得意です。
ですから、今回は展開・コースともに合わなかったのでしょう。狙いは、中京や阪神外の2000以上 だと思います。

●ブロンズテーラー
10/10の京都9Rで14人気で3着に来たこの馬。父がロージズインメイで、人気はしないタイプですが、狙いはずばり湿ったダートです。
稍重以上では、地方の2戦を含めると、(3-1-2-1)とほぼパーフェクト。最近4回の馬券内の際も、人気は8,5,10,14とまったく人気はしません。
今回の3着くらいでは次走以降も人気はしないでしょう。雨が降った1200ダートでは狙いです。
兄弟には、サウンドトゥルー、コンフォーコ、ルールソヴァールなどダート巧者がいます。そうゆう意味でも血統の下支えはあります。
ロージズインメイは、近代競馬のスタミナの源泉であるHyperionを9代内に1本しか保持しておらず、母方からのHyperionの補完が必要なのでしょう。
トニービンとの相性がいいのもそれゆえか。本馬の場合は、母の母がHyperionを9代内で5本抱えています。

●カフジテイク
3番枠でしたが、後方に控えて内で揉まれることなく直線スムースに大外に持ち出して、ハイレベルな面子でしたが、それらを一気に差し切る豪快な勝ちっぷり。プリサイスエンド産駒はダート短距離の追い込み馬を量産していますが、カフジテイクはその中でも代表産駒になれるほどの器。
今現在、日本のダートで追い込み馬が出世しようと思えば、もっとも差し・追い込みが台頭しやすい東京コースに出るのが得策です。
この馬もまさにそれがハマったパターンで、前々走と今回で圧勝。上記のブロンズテーラーと同様、これも湿ったダート巧者で、
稍重以上で(4-0-1-4) 良では(2-2-1-5)。 追い込みだから直線の長いコースが狙いと思って、中京で狙うと危険です。中京は先行が圧倒的有利ですから。 湿った東京ダート1400 ここでは大崩れしないでしょう。

●ステファノス
毎日王冠は、マイネルミラノが稍重で60.3の逃げ。上位馬は外を回してスムースに走れた馬たち。
内で失速した馬たちのアオリを最も受けたのが、ステファノス。直線は追い出すことすらもできず、ずっともったままで、追い出したのは勝負が決した後ですがしっかり間を縫って伸びてきました。まずこの走りでコンディションの面での不安はないと確認できたので、本番はロスなく競馬出来れば去年なみの競馬はできるでしょう。何となく勝ちきれないイメージのついた馬ですが、陣営の狙いは秋天でしょうから注視したい馬。


京都大賞典 ファクター重要度の偏り

2016-10-10 02:39:13 | 予想準備
Y= 3×(騎手) + 3×(血統) + 2×(脚質) + 2×(枠)

全体にファクター重要度の偏りは、少ないレースになります。

(データは京都芝2400 全クラス 2011年1月~)

【騎手】
関西の上位リーディング騎手が好成績は当然ですが、川田の数字が抜群にいいです。いくら人気馬に乗っているといえど、39戦して勝率28%は見事。


【脚質】
逃げは、他場の水準から考えれば低い値。先行もいいし、差しも回収率的には全然狙える。そうゆう意味ではほぼフラットに見ていい。


【血統】
芝中距離全般で見られる傾向とだいたい同じ。


【枠】
1・2枠がいいのは明らか。かといって7枠もいい数字で一概に枠が要因になりにくい。
ましてや今回は10頭立てなので、枠順はほぼ気にしないでいいでしょう。


展開予想・可能性は、少頭数でヤマカツライデンの逃げは必至なので記事にするほどもないかと思い今回は省略します。