あ、安倍礼司放送内容チェック

放送内容を書きこみます。

10月29日放送内容①

2007年03月12日 17時39分54秒 | 2006年10月
んで、みなさんに、質問。

みなさんのクリスマスの思い出、大募集で-す!

哀しいやつから、辛いやつまで、あ、字、ちょっと違った

哀しいやつから、幸せなものまで。

待ってます。



安部N「JFN各局でお聞きの皆さん、どうも、安部礼司です。

   皆さんにお願いがあります。

   ご当地ナビを完成させるために皆さんの町の隠れスポットを

   僕に教えてください。

   この番組のホームページtfm.co.jp/abeにある僕のブログに

   直接書き込んでください。

   待ってまーす!」

安部礼司の公式ブログhttp://www.tfm.co.jp/abe/blog/



   「小さい秋見つけた」が流れる。



N 「秋の日は釣瓶落とし。

   なんて言葉がありますが、番組の始まる、この時間の空の様子も、

   ほら、気づけばすっかり秋本番。

   さて、皆さんはどんな秋、過ごしていますか?」



○大日本ジェネラル・ビジネス・コンテンツ部



安部N「いや、そりゃさ、食欲の秋だの、芸術の秋だの言いますけれどもね、

   何でも「秋」つけりゃいいのかよって話ですよ僕なんかに言わせりゃ」



飯野 「(ため息)はぁ・・・」



安部 「ん?」



飯野 「(ため息)はぁ・・・。はぁ・・・。はぁ・・・」



安部 「そのらしくないおセンチなため息は、飯野?」



飯野 「ほーっ。ほーっ」



安部 「じゃなくて、ウォーズマン!?」



飯野 「残念ながら、飯野っす」



安部 「なんだよガッカリしたあ。

   お前がウォーズマンてことは、じゃあ俺って、ロビンマスク?とか思って、

   ちょっとテンション上がっちゃったじゃねえかよー」



飯野 「ああ、超人師弟コンビ」



安部 「(キン肉マンGo Fight! が流れる)懐かしいよなあ、キン肉マン。キン消し。

   100円玉握り締めてさあ、スーパーの、階段の踊り場のガチャガチャの所

   行ってさあ、うわっジェロニモだよー。もう100円。うわっまたジェロニモ。

   もう100円。またジェロニモ。ジェロニモジェロニモジェロニモ。

   あっ、ついにジェロニモ以外だ、と思ったら、アナウンサーの中野さん。

   どうして俺は、超人以外のキン消ししか当たんねんだよー!って」



飯野 「知りませんよ」



安部 「あれ。飯野、今日は、ヤケにノリ悪くね?」



飯野 「そんなことないっす」



安部 「でも今日のお前、ウォーズマンレベルで無口じゃね?

   おい飯野、俺の前でくらい素直になれって。

   だって俺、お前の先輩じゃん?先輩の前でくらい、無理なんかしないで

   素顔見せてくれって飯野さあ。そんな憂鬱な仮面なんて脱ぎ捨ててさあ。

   ウォーズマンらしく、機械の素顔を、ああれ?」



   秋風が吹く。



優  「飯野君なら喫煙室行っちゃったけど」



安部 「くっそー。何あいつ、1人で思索の秋気取ってやがるんだ」



優  「安部君は?」



安部 「え?」



優  「いいの行かなくて。喫煙室」



安部 「ああ、俺?いいや。だって、ここんところ?禁煙?してっから」



優  「えー!?」



安部N「イエス!優ちゃんの驚いたその表情待ってました。

   安部礼司35歳の誓いその1、タバコをやめる」



○安部礼司の妄想



優  「禁煙なんて、安部君て、オ・ト・ナ」



安部 「そうだよ、大人なんだよ、35歳ってのいうはさあ。

   優ちゃん、優ちゃん、アレロレロレロレロベロベロベロ」



○安部礼司の妄想明け・大日本ジェネラルビジネス・コンテンツ部



優  「ちちキモい」



安部 「え?」



優  「え、何舐めてんのそれ」



安部 「チュッパチャップス」



優  「何で」



安部 「いや、禁煙中で口寂しくって」



優  「だからチュッパチャップスって、子供じゃないんだし勘弁してよー」



SE 「ガーン!」



安部N「せ、せっかくの禁煙大作戦が、完全に裏目に出てしまったわけで」



大場 「君は、なぞなぞおばさんを知っているか?」



安部 「部長」



大場 「なぞなぞおばさんとは文字通り、突然なぞなぞやクイズを出してくる

   おばさんの事だ。知っているか?」



安部 「あ、あの、話があまりに突然すぎて全然ついていけてないんですが」



大場 「そしてもしも、おばさんの出す問いに答えられなかった場合は、

   おばさんの聞いてくる質問に何でも素直に答えなくてはならないという」



安部N「藪から棒になんだよこの人。なぞなぞおばさんてさあ。

   ・・・そんなことを思っていたら、なんとその日の帰り道に」



○オフィス街(夕方)



おばさん「ふっふっふっふふふ・・・」



安部 「あれ?会社の前のこんな通りで、しかもこんな時間に、

   ヤクルト売ってるおばさんなんて、いたっけなあ・・・」



おばさん「ふっふっふっふっふっふ・・・おばさんが、問題を出してあげるねえ」



安部 「ああっ、な、なぞなぞおばさん」



おばさん「問題。あんたが今口寂しくて舐めとるチュッパチャップス、

   そのチュッパチャップスのロゴをデザインした芸術家って、だ~れだ」



安部 「え、ええ・・・?」



おばさん「ふっふっふっふっだ~れだ」



安部 「突然現れたなぞなぞおばさん、

   そしておばさんのなぞなぞに答えられない俺、

   不穏な空気に包まれたすっかり夕暮れのオフィス街、そう、今は秋」



1曲目 風立ちぬhttp://www.utamap.com/showkasi.php?surl=35546 松田聖子



N  「この物語は、ごくごく普通で、あくまで平均的な35歳安部礼司が、

   トレンドの荒波に揉まれる姿と、それでも前向きに生きる姿を描いた、

   勇気と成長のコメディである。日曜のたそがれ時、若さと渋さの間で揺れる

   ナイスサーティーズのあなたに送る、鼻歌みたいな応援歌を、つぼな選曲と

   ともにお楽しみください」



安部N「NISSANあ、安部礼司。BEYOND THE AVERAGE」



日産自動車がお送りします。

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んで、みなさんに、質問。

みなさんのクリスマスの思い出、大募集で-す!

哀しいやつから、辛いやつまで、あ、字、ちょっと違った

哀しいやつから、幸せなものまで。

待ってます。

安部N「JFN各局でお聞きの皆さん、どうも、安部礼司です。

   皆さんにお願いがあります。

   ご当地ナビを完成させるために皆さんの町の隠れスポットを僕に教えてください。

   この番組のホームページtfm.co.jp/abeにある僕のブログに直接書き込んで

   ください。

   待ってまーす!」

安部礼司の公式ブログhttp://www.tfm.co.jp/abe/blog/



   「小さい秋見つけた」が流れる。



N  「ほら、窓の外はもうこんなに、すっかり暗くなってきましたけれども、

   THE小市民の我らが安部礼司は、どんな小さい秋を見つけたのでしょうか」



○デパート



安部N「35歳、独身、彼女無しのこの俺が、毎日毎日小さい秋を見つける場所、

   それは、デパ地下。でも、誰にも言えない。

   生鮮売り場の、マツタケも、サンマも、ブドウもササニシキもスルーして、

   俺が一目散に向かうコーナーは、実は」



店員 「秋のデザートフェア、開催中でえす」



安部N「スイーツのコーナー。しかも」



店員 「いらっしゃいませ、不二家へようこそ」



安部N「35歳の独身男が、最近すっかり、不二家のケーキにハマってるなんて、

   誰にも言えない」



大場N「どうして君は、今更不二家、なの?」



安部N「35になって、改めて気づいたんです。

   フランス帰りのパティシエがどうとか、1日限定何個の限定スイーツがどうとか、

   たしかにそういういわゆる高級なケーキって、それはそれで美味しいんですけど、

   でもなんか、俺の一番好きなケーキって、やっぱ、子供のころに食べた、

   不二家の味だなぁって」



大場N「確かに値段も、他とは全然違うしねえ」



安部N「ショートケーキが、たったの260円ですよ!?チーズケーキは250円。

   モンブランも260円。そんでこんだけ美味しいんだから、ペコちゃんも、ポコちゃんも、

   商人としては全然侮れないですよ!」



大場N「でも独り者の君は、その1個260円のケーキを、1個だけ買うの?」



安部N「え・・・」



大場N「毎日たったの1個だけ、買って帰るの?」



安部N「そ、それは・・・んはあっ」



店員 「お決まりですか?」



安部 「えっあっ、あの、ぶどうのムース ・・・と、キャラメルりんごのパイと、

   えびすかぼちゃのモンブラン、3つください」



店員 「かしこまりました」



安部N「またやってしまったー!

   ケーキを1個だけ買って、あ、アイツ一人ぼっちでケーキ食べるんだ。

   とか思われたくなくて、ついついまた3個も買ってしまった」



店員N「うふ、このお客さん、ケーキを3個買うって事は、奥さんと、お子さんが

   いらっしゃるんだー」



安部N「とか店員さんいちいちそんなこと思うわけねえのに。

   また俺は、つまらぬ意地を張ってしまったー!」



店員 「それでは、スタンプカードをお出しになって、少々お待ちください」



安部 「はあ、はい」



安部N「俺の不二家のスタンプカードにズラリと押されたペコちゃんのスタンプ。

   500円のお買い上げごとに、1個押してくれるスタンプがもうこんなにも。

   俺はこの秋、つまらぬ見栄を、これだけ張り続けてきたという事か・・・」



N  「そして、安部礼司は自己嫌悪の中、さっきの出来事を思い出していた」



おばさんN「チュッパチャップスのロゴをデザインした芸術家は、だ~れだ」



安部N「せ、せめてヒントを。ヒントをお願いします」



おばさんN「NO!ヒントNO!芸術家は、だーりだ」



安部N「えーと・・・」



おばさんN「だーりだ」



安部N「んギブ。分かりません」



おばさんN「んっふふふふ、そんなら罰として、おばさんの質問に何でも素直に答えてね」



安部N「は、はい」



おばさんN「飯野君て、んふ、会社ではどんな子?」



安部N「ええ?」



おばさんN「彼女とか、んふ、おる?」



安部N「あのおばさん、どうして飯野の事ばかり根掘り葉掘り。

   今日の飯野のあの落ち込んだ様子といい、みょ~に気になる。・・・ん?」



刈谷 「あーっはっはっはっはっはっはっはっ、不二家のケーキくださあい!

   店ごとぜえーんぶ!」



安部 「その、大人買いをも軽く超えた超えた嫌味買いをする声の主は、刈谷勇!」



刈谷 「ポイントカードにとーんどんポイント、つけちゃってくださうい!」



大場N「不二家洋菓子店でお買い上げのお客様にお渡ししている、

   ペコちゃんファミリークラブポイントカードは、

   税込み500円ごとにポイント1個、ポイント20個でカード1枚、

   これを集めた枚数に応じて、なんと、ペコちゃんオリジナルグッズがもらえる

   のである」



刈谷 「ちなみにカード1枚だと、ペコちゃんミニフィギュア、カード3枚でペコちゃん

   掛け時計、カード5枚でペコちゃんカップアンドソーサーなど

   どれもこれもお金で買えないプライスレスな限定グッズばっかり!なのである」



安部 「お前の目的は何なんだ刈谷勇」



刈谷 「あぁ?」



安部 「店ごとケーキを買い占めてまで、お前がポイントを集める目的は、何なんだ!」



刈谷 「・・・そ、それは、俺は不二家の株主だから、たまたま優待券を持ってて、それで」



安部 「嘘つけ!明らかにグッズ目当てだろ?」



刈谷 「そ、そんなことねえよ!!ああ、お前知ってるか?ペコちゃんのペコって、

   子牛のベコからきたんだって。

   そんでポコちゃんのポコって、室町時代に子供のことをボコっていうからつんで

   そのポコって」



安部 「分かりやすく話をそらすな」



刈谷 「う、ううるさい!」



安部 「お前がそこまで必死にポイントを集める理由は、何なんだ!」



N  「ポイントカード5枚でもらえる、ペコポコ親子ペアパジャマ」



刈谷 「実は、娘とペアで、パジャマ着たくて、ケーキ全部買ってまあす!」



N  「とは、素直に言えない、照れ屋で子煩悩な勇パパなのでありました」



安部 「あ、あともう1つ。お前を博識だと見込んで聞きたい事がある」



刈谷 「は、はあ?」



安部 「チュッパチャップスの、ロゴをデザインした芸術家は、だーりだ?」



刈谷 「それって、問題と答えが一緒に」



安部 「だーりだーりだーりだーりだーりだーりだーりだーり・・・」

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N  「芸術の秋としゃれこんで、たまには美術館。

   なんていかがでしょう。

   安部礼司も、チュッパチャップスが、

   思いもよらないきっかけとなって」



○上野の森美術館・館内

   

安部N「上野の森美術館。

   生誕100周年を記念したダリ回顧展。

   美術界において、20世紀最大の奇才とうたわれた

   彼の絵はもちろんだが、俺は、なにより、ダリの残した言葉に、

   深い感銘を受けた」



   トッカータとフーガ ニ短調が流れる。



刈谷N「私は、自分が天才であることを自覚している」



安部N 「すごい」



刈谷N「目覚めの時、私は至上の喜びを知る。

   すなわち、サルバドール・ダリである喜びを!」



安部N「この過剰な自信は、果たしてどうやって」



刈谷N「狂人と私の唯一の違いは、私は(ピー)

   ていないことである!」



安部 「この狂人すれすれの奇才を、天才たらしめた理由は、

   一体なんなんだあ!」



優  「シーッ。うるさいよ安部礼司」



安部 「あっ、優ちゃんごめん。つい」



優  「35のいい大人なんだったらさあ、絵ぐらい

   黙って見られないかなあ」



安部 「ごめん」



優  「ただでさえ館内えらい人ごみなんだしさあ。

   マジでそういうの、恥ずかしいからやめてもらえる?」



安部 「まずい。予想以上の混雑ぶりに、優ちゃんちょっと

   ご機嫌斜めかも。でもさすがに休日とはいえ、

   ここまで混み合っているなんて思ってもなかったからなあ」



大場N「1964年に開催された日本初の個展以来の出展規模

   となる今回のダリ回顧展は、日本初公開作品も多数含まれて

   いて注目度もアップ!

   特に週末は、入場規制が行われ美術館に入るまでお待ちいただく

   事もありますので比較的ゆっくり見られる平日の来場をオススメします」



優  「あれだねー」



安部 「え?」



優  「こんな絵ばっか書き続けたダリの才能を支えてたのって、

   奥さんだったんだねえ」



安部 「ああ、俺もさっきそれ知って、意外だった」



優  「ダリみたいな人にも、愛する奥さんがいたんだ」



安部N「だって、ダリにとって妻のガラは、創作のミューズだったって。

   ガラが死んだ後は、人生の舵取りを無くしたって、一枚も絵を

   描かなくなったって、それってすごいよねえ。・・・って感心している

   場合か俺、独身、35歳。やっぱ男たるもの、愛すべき女がいてこそ

   仕事に打ち込めるというものではないのか。

   夫は、愛する妻のために戦い、そして妻は、そんな夫の最大の理解者と

   なって、戦い続ける夫を精一杯支え続ける。

   はあ、やっぱり早く、結婚、したい。

   優ちゃんて、そういう夫婦の絆とかって、一体、どう思っているんだろう」



優  「はあ~あ~(あくび)」



安部 「てあくびしてるし」



優  「ねえねえ」



安部 「え?」



優  「つうかさあ、もう人ごみとかもすごいし出ない?」



安部 「え?もうちょっと、じっくり見ようよぉ」



優  「ごめん実は今日私ちょっと具合悪くってさあ」



安部 「そうなの?」



優  「うんごめん」



安部 「体調悪いんだったら言ってくれたらよかったのに。

   ごめん、無理させた?」



優  「うんう。具合悪いの体調のせいじゃないから」



安部 「え?」



優  「今日携帯、うっかり充電するの忘れてきちゃって。

   何かあたし、携帯の充電切れそうなの見ちゃうと、あたしまで

   元気なくなっちゃうんだよねー」



安部N「なんじゃそりゃー!俺にどうせいっちゅーねーん!

   そんなんで元気無くされても、俺マジでどうしたらいいか

   分かんないし」



安部 「うう知ってる?チュッパチャップスのロゴのデザインってさあ」



優  「ダリでしょ。知ってるよー」



安部N「それにしても、恐ろしいのは女心と秋の空。このままデートは、

   険悪ムードのままお開きかと思われたのですが」



   優、鼻歌。



安部N「優ちゃん、さっきまでとは打って変わってえらくご機嫌」



優  「だってー、優、ミイラも、仏像も、だ~い好きなんだも~ん」



安部N「わっかんねえ。女心ってわっかんねえ。

   ダリ展の隣でやってる、国立科学博物館の古代ミイラとエジプト展と、

   東京国立博物館の仏像展に行った途端、

   なぜだか目茶目茶上機嫌の、その乙女心がマジでわかんねえ」



優  「あ、そうだ」



安部 「ええ?」



優  「安部君てさあ、遭ったんだよね、なぞなぞおばさん」



安部 「ああ、うん」



優  「優も遭ったよ」



安部 「うそ!」



優  「昨日。会社の帰りに外の通りで」



安部 「問題出された?」



優  「出された」



安部 「どんな問題?」



優  「それがさあチョー難しい問題で、優全然分からなかったんだー」




○オフィス街・道(回想)



優  「・・・あ」



おばさん「ふっふっふっふっふっあんたも舐めとるのねえ

   チュッパチャップス」



優  「だっだってこれは安部君のデスクにあったから」



おばさん「問題です。そのような棒付きのキャンデーは、英語で」



優  「ロリポップ」



おばさん「ですが」



優  「ずるい!」



おばさん「最初は、ロリポップソニックという名前のバンドだった、

   元祖渋谷系と言われとる2人組の伝説のバンドは、なーんだ」



優  「し、渋谷系?」



おばさん「うふ、なーんだ」


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