手抜かり 老老介護

2007年、56歳の時アルツハイマー病と診断され、
現在、言葉も失い要介護度5。
在宅介護10年目の日々を綴ります。

妻とシビック

2017-06-09 18:16:12 | 日記


  10年乗ったシビックとも

  いよいよ来週お別れだ。


    ♪ 一つや二つじゃ無いの

     古傷は


  と言うわけで、

  かすり傷は数知れず

  室内は埃だらけ。


  こんな持ち主でごめんな。


  でも、大きな事故も無かったので

  「良し」、として下さい。

  
  
    ・妻を大学病院に連れて行き

     アルツハイマーと診断されたのも

     この車だ。


    ・「家に帰る」と言い張るので、

     車に乗せ、

     近所をぐるぐる走って、

     落ち着くのを待ったっけ。


    ・病院の帰り、

     信号待ちをしていると

     ドアを開けて降りようとしたこともあった。

     必死で妻の腕を押さえた。


    ・不穏な時期、

     ケアマネさんが先輩と二人で来て

     嫌がる妻を車に乗せ、

     大学病院に連れて行った。


     先生に、妻の不穏な状況を

     診てもらった方がいい、

     という理由だった。


     そして、精神病院に入院して

     治療した方がいい、とも言った。


     私が運転し、娘とケアマネさんが

     妻を押さえた。


     それを振りほどこうとして

     妻が娘の頬を平手打ちにした。


     振り向くと

     娘が泣いている。     
  
   
     私も泣けた。


     そして、ケアマネさんに

     反対しなかった自分を責めた。


     暴れる妻を、

     大勢の人がいるロビーを通って

     診察室に連れて行った。
   

     先生は、入院措置はとらず

     薬で落ち着かせる方法をとった。


    ・徘徊の頃は

     団地内を探し回ったのも

     この車だ。


    ・妻が車に乗れなくなった。

     足を上げて、

     身をかがめて

     助手席に乗り込むことが出来なくなった。

     
    ・大学病院へも行かなくなった。

     私一人で行き、

     時には動画を見せて、妻の状況を報告した。


     
   
   いろんなことを見てきたシビックとも

   もうすぐお別れだ。

   
   次の「フィット」には

   妻は乗ることがないだろう…。
   
  
   
   
  
  
  

  
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