私の仕事部屋

初めてのブログです。日々の仕事や生活をつづります。

ミシン用の定規

2014年10月31日 | 仕事

工業用に作るパターンは、
出来上がりのラインに必要な縫い代が付けてある。

裁断された布地には、当然縫うべきラインは書いてないので、
例えば、縫い代1センチ、1.2センチとか指定の縫い代で縫うことになります。

その時に使うのが、定規。

ミシンの押えのところに取り付けるもの。
磁石。
ミシンのテーブルの直接止めつけるもの。
色々あります。

その時の作業によって使い分けます。

釣り定規。

縫い代の端をそろえて地縫いをする時も、
飾りステッチの幅を決めてかける時にも使います。

いろんな形のものがあります。
左側用。右側用。両側用。

ミシンの押え金のねじのところに止めるようになっています。

磁石。
強力な磁石で、固い布、(デニムとか)の地縫いに使います。

磁石の角はそれぞれ微妙なカーブになっていて、
丸いラインを縫うときにも使えます。

ミシンのテーブルに取り付ける定規。

ミシンのテーブルには、初めから色々なアタッチメントを
取り付けられるように、ねじ穴が付いています。

これはもっぱら直線専用の定規です。

カメラを新しくしたのはよいけれど、
この頃のカメラは画像が大きい。
以前のカメラは、すごく古いやつだったので、
撮った写真をそのままブログに載せられたのに、
今のカメラは、その前に画像を縮小しなくちゃいけなくなってしまった。

ちょっと面倒くさくなっちゃいました。

写真はとても嫌いに撮れるんだけど。

 


倉敷ファッションフロンティア

2014年10月19日 | 日記

昨日の土曜日。お天気も良くお出かけ。
倉敷市児島にて、倉敷ファッションフロンティアが開催される。

最近すっかりおなじみになった児島に出かけた。

このイベントは、もう19回目を迎えるそうだ。
全国からデザイナー志望の若い方たちが応募した
3000点近いデザイン画の中から各部門の受賞者が決まる。

少し早く到着したの駅周辺をぶらり。

デニムの木が植えられている。
ジーパンの身はならないと思うが。

受賞作のファッションショー。

久しぶりのファッションショーを楽しんできたお話でした。

 


ジーンズソムリエ研修ツアー その3

2014年10月13日 | 日記

研修ツアーの報告もできないままに、10月13日です。

先週の日曜日、ちょうど1週間前。
一人で仕事をしていたら、仕事仲間のNさんから電話。

「F社長が亡くなったって、今連絡がありました。」

「うそ!昨日電話で話したよ。なんで、・・・」

F社長とは古い付き合いで、この仕事を始めたころからの友人。
パタンナーとしては、私の先生。縫製に関しては私が教える側。
手作りの野菜をもらったり、漬物を作って持っていったり、
公私ともに、仲よくして頂いていたのに、

脳出血での急逝でした。
62歳、あまりにも若くて、
前日の電話でも、次の仕事の打ち合わせをしたばかり。

お通夜、お葬式と、ずっと時間が過ぎても、まだ実感がわかない。
携帯に残った着信履歴を見ると、声がよみがえって。
「どうしてる?ちょっと寄っていい?」

窓の外から、ひょこっと顔を覗かせそうで・・・・

でも、台風の接近もあるので、預かっていた仕事を早めに仕上げて、
約束通りに荷物が到着するよう、早めに出荷しました。

で、研修ツアーの残りの報告です。

縫製工場と、加工場の見学。
縫製工場の一角に革製品の工房がありました。
ここにめずらしいミシンや機械がありました。

腕ミシンの片側ローラー



足踏みに改造してありました。

次は、革すきの機械。

川の端の縫い代になる部分を、薄くすくことができます。

CAMと呼ばれる自動裁断システム。

ユニオンの巻きミシン。

襟返し。

尖ったところに、地縫いをした襟の角の部分を入れて、
ひっくり返す、量産工場ならではの道具です。

ソムリエも小物作りの体験をさせていただきました。

次に向かったのは加工場。

塩素による脱色。

サンドブラスト。

クラッシュ加工

ひげ付けのためのピン打ち。

最後にソムリエの加工体験。

ということで、やっと二日間の報告終了です。

普段、絶対に見ることのできない工場の内部。
ソムリエになってこそのメリットです。

 


ジーンズソムリエ研修ツアー その2

2014年10月03日 | 日記

カイハラの三和工場へバス移動。
山の山の山の中を30分くらいバスに揺られて。

300メートル×300メートルの広大な敷地の中。
最新の設備を備えた紡績と織布の工場です。

リング紡績の機械です。

この広い工場の中にいる人の数は、10人くらい。
三交代制で24時間操業されているそうです。

他にも布を織る工場もあって、全員で250人くらいがいるそうです。

出来上がった糸もすべて自動輸送。

糸を巻き取ったチーズと呼ばれる塊。
(トムとジェリーに出てくる丸くて大きな塊)
に似ている。

それもすべて自動輸送されていました。



4階建て分の高さぶち抜きの輸送システム。

奥行きは60メートルくらいあります。

糸が出来た後は織布。
ですが、そこは撮影NGでした。

スルザー織機が二台連結されていて、
布幅でふた幅分がいっぺんに織られていました。

糸の品質が保証されてこそできることです。
途中で糸が切れると、機械は自動でストップしてしまいます。

工場見学を終えて、地元福山を後に、
倉敷市児島へ移動。

児島の企業の方も交えての交流会です。

楽しく充実した一日目でした。二日目は、
朝、7時に自宅を出発して、高速を使って、
児島8時15分集合。

縫製工場と製品の加工工場の見学となります。


ジーンズソムリエ研修ツアー

2014年09月29日 | 日記

ジーンズソムリエの研修ツアーに参加しました。
何回かに分けて、その様子を報告いたします。

一日目は、カイハラ株式会社。

デニムを、一貫生産する会社です。
「紡績」・・・・綿から糸を作る。
「染色」・・・・糸をインディゴ染め。
「織布」・・・・染めた糸で布を織る。
「整理加工」・・・・織った布の仕上げ。

広島県福山市新市町。
のどかな田園風景の中にあります。

左側に見える工場が訪問した会社の裏側。

カイハラは、自宅からだと車で40分くらいです。
ツアーバスに乗らず、現地に直行。
岡山県倉敷市児島を出るバスを待つ間、
近所を散策しました。

「備後絣」 昔は、絣の工場だったそうです。
備後絣は、久留米絣、伊予絣、に並ぶ日本三大絣の一つ。
私が子供の頃は、近所のたくさんの家で、
絣にかかわる仕事をしていました。

資料館の中に昔のたくさんの道具が展示されていました。

広幅の織機

着物幅の織機。

カイハラ本社

本社では糸を染める、ロープ染色が行われています。
ただ、写真はNGで残念。
染色液の緑が、酸化によって、見る間にインディゴブルーに変化。
いつまでも見ていて飽きない光景いです。

次回は、別工場の織布を報告します。

 


ワインダーのお話

2014年09月16日 | 仕事

仕事を追い込まれて、
義母が圧迫骨折で入院して、
次男が帰省してきて、

てんやわんやの数週間でした。
でもってしばらくブログ更新できず。

今日はワインダーのお話。

縫製に使う糸はメーターが長い。
なおかつ色数が膨大にある。

必要な本数を買っていたのでは、
お金もかかるし、在庫の数が増えてどうしようもない。

それで、糸分けが出来る機会を使います。


この機械がワインダー。

コアーヤーンの糸などは、1本が3000円近くするものもあり、
必要な本数を買うことができません。

もう一台。

そっくりだけど、使える糸管の長さが違います。

こんな感じで巻き取って小分けにします。

一本のジーパンを縫うのに、ステッチ糸が、
上下合わせて6本、地縫いの糸、
ロック糸4本、裾上げミシン、穴かがり、閂止め、
いちいち、糸を切ってつなぎ直していたのでは、
時間がもったいないので、すべてのミシンに糸をかけます。

巻き取る糸管は工場さんから、使い終わったのをもらいます。

これに巻き取って使います。

ずいぶんたくさんの糸を持っていますが、
糸のメーカーも、色を増やしたり、番手を増やしたり、
戦いを挑んできます。糸を買わざるをえない。

季節は秋の気配。
忙しすぎて、買い物にもろくに行ってない。
秋刀魚を食べたいな。

買い物に行ってきま~す。


TOMさんのお誕生日

2014年09月04日 | 日記

9月3日はTOMさんの誕生日。
うちの近くの和洋菓子店、虎屋
最近そっくりスイーツでテレビに出ていたりします。
ちょうど次男が帰省してるので、一緒に買いに。

ざるそばそっくりのモンブラン、手毬寿司みたいなケーキ。
うな重のようなミルフィーユ、タコ焼きみたいなシュークリーム。
お好み焼きにしか見えないケーキetc…

色々あるんですが、あいにくの売り切れ続で、
結局これに。

「もしかしてカレーライス?」というネーミングのスイーツ。
ご飯はミルク寒天
人参はマンゴー、牛肉はチョコレート。
じゃがいもは黄桃。玉ねぎは洋ナシ。
カレーはマンゴーソース、
福神漬は洋ナシでできております

かなりのリアルさでしょう。

そしてカレーのデザートにはビールのゼリー

本物のビールでできているので、未成年はNGです。

おまけ。

りんちゃんが出来上がった新聞のコピーを持ってきてくれました。

あっ、横向きでごめんなさい。

この新聞の下の方に、そっくりスイーツの写真あります。


ケーキ屋さんへ取材にGO!

2014年08月29日 | 日記

隣の小学5年生りんちゃんの夏休みの宿題。
残る大物は、新聞の製作。

さんざん悩んで、テーマをスイーツにすることに。

スイーツのランキングを調べたり、
そっくりスイーツの画像を集めたり、
子供でもできるスイーツのレシピを探したり、

でも、新聞だから、取材記事が必要でしょう!
ということで、私の仕事仲間の友人が経営するお店に取材を依頼。

気持ちよく取材させていただけることに。
私はカメラマンとして同行。

緊張MAXの取材開始。

食品添加物を一切使わない、マーガリンやショートニングなど、
人間の体に入れない方が良いものを使わない、
人にやさしいケーキや焼き菓子。

いろいろお話を聞いて、最後にお店のベスト3を聞きました。

1位 シュークリーム

2位 イチゴのショートケーキ

3位 お塩のクッキー

ということで、取材を終えて、ベスト3を買って帰りました。

これで資料集めは終了。

忙しいりんちゃんのママは、明日がお休みなので、
りんちゃんは、ママと新聞を仕上げるそうです。

全部の宿題が出来て、めちゃめちゃ機嫌の良いりんちゃんでした。

 


なんだかんだと忙しくて

2014年08月24日 | 仕事

お盆を挟んで、なんだかんだと忙しく、
久しぶりの投稿です。

お盆は、友人が夫婦で泊りがけで遊びに来てくれたり、
5年に一度の同窓会に幹事だったり、
おまけに長男が帰省したりと、
バタバタと忙しく過ごしました。

合間合間にやっていた、M65ジャケットが完成!

超ビッグサイズだったのですが、
後ろ身頃の脇の細腹をはずしてサイズダウン
バラバラに解体したのおおがかりなリメイクです。

身頃が大幅に小さくなるので、袖も細くなります。
後ろ身頃の細腹をはずしたことによる、前後の長さの違いは、
前身頃脇にマチを作って解消。

もともと平付けだった袖も、筒付けに変更。
袖を後ろに振るわけにはいきませんから。

ポケットも元通りに再建して、

ポケットの袋布は表生地が、二重になっています。



袖を付け、カフスも元通りに、

完璧なリメイク。

ということで、仕事と家事の合間に、
M65型ジャケットのリメイク終わりました。

隣の小学5年生の女の子の宿題が、
もうちょっと残っているのに付き合って、
私の8月は終わろうとしています。

余談

8月21日が私の誕生日だったんですが、
家族のだれも覚えていなかったようで、
二日遅れで長男からメールが来たくらい。
まあ、そんなもんでしょうけれどね。

 


M-65型ブルゾン

2014年08月02日 | 仕事

M-65型のブルゾンの古着(1960年頃)

サイズダウンのリメイクの依頼により、解体することに。

古いわりには状態が良くて、ワクワクの解体。

このデザインが今のM-65ブルゾンの原型です。
もちろんアメリカの軍物です。

カフス。

腰ポケット。

胸ポケット。

肩章とチンガード。



解体を進めると、前の端に補強テープが縫い込んでありました

そして、紐出し口のボタンホールの裏には、
補強のために革パッチが、

なんだかんだと観察しながら、しこしこと解体して、
見事ばらばらに、

この後サイズを小さくしながら、ポケット、カフスなど、
すべてのパーツを、もとどおりに再建します。

その作業は後日ということで。