長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

出逢いもあれば別れあり……  モーニング娘。の「卒業ソング」の歴史をふりかえる

2012年07月09日 14時45分11秒 | すきなひとたち
 ひえいいぃ~、どうもこんにちは、そうだいでございますっと。
 ここ数日、千葉は7月だというのに肌寒い夜が続いておりまして……シーツだけだと少ないんだけど、数日前にかたづけたばっかりの掛け布団をここでまた引きずり出すのもなぁ、ってモヤモヤしながらのビミョ~な寝入りになっております。すっきりしないねぇ。
 ただ、今のところ、本日のお天気は久しぶりの快晴。例によって夕方にどうなるかはわかりませんが、もうそろそろ夏も始まるでしょ!

 昨日は試験勉強の息抜きに東京に映画を観に行きました。「息抜きばっかじゃねぇか!」って言ったそこのあなた……なんでわかったの?

 まぁ、8月はじめの試験にいくまで最後の映画鑑賞ということでね。選んだのは、前にもちょっとふれていた、これ。

『私が、生きる肌』(監督・ペドロ=アルモドバル 2011年 スペイン映画)

 アルモドバル監督って、巨匠巨匠っていっても、まだ還暦むかえたばっかなんですね。思ってたより若いなぁ。

 いや~、おもしろかったねぇ。この作品と前回のアカデミー賞スペイン代表の座を争ったという『ブラック・ブレッド』(監督・アグスティー=ビジャロンガ)もこの前に観てすっごくおもしろかったわけなんですが、それと比較しても、きれいに対称的な魅力に満ちた作品だったと思います。

 どう対称的なのかっていいますと、『ブラック・ブレッド』は「人間が成長していく過程」を克明に描いていたのに対して、この『私が、生きる肌』はなんと、登場するキャラクターがほぼ全員「成長を思いっきり否定して生きている人間」ばっかりなんですね! 本人の願うと願わざるとに関係なく。
 『私が、生きる肌』の場合は、この「成長」という言葉がかなり拡大されていて、「大人になること」「父親・母親になること」「娘・息子になること」、そしてついには……あんなことまで否定しちゃうの!? ってところまでいっているという。映画をまだご覧になっていない方のためにも、これ以上は詳しく言わないわけなんですが。

 こんな作品を、あの「女性賛歌3部作」をつくった監督が撮るのかというところが非常に興味深いのですが、「人間として自然に生きること」の素晴らしさや過酷さを追究してきたアルモドバル監督だからこそ、その真逆で「自然を否定して生きることを選択した人間」の悲劇を描くこの作品にも、単なるキワモノ映画にならない無常観がこもっているんでしょうなぁ。

 この映画を私にすすめてくれた親友は、この予告編を観たときに「江戸川乱歩みたい!」と感じたという話をしてくれたのですが、実際に観た私に言わせていただければ、この『私が、生きる肌』はむしろ「手塚治虫みたい!」な作品でした。
 もちろん、いい感じにあぶらのぬけたアントニオ=バンデラス演じる主人公が世界的に有名な医師という設定も手塚チックな印象を強くしてはいるのですが、それよりももっと本質的な問題として、

「それ」をやってしまった人間を描くのが手塚治虫で、「それ」をやりたくてもやれない人間を描くのが江戸川乱歩

 っていう差があるような気がするんですね。んで、『私が、生きる肌』は、やってしまった世界が舞台になっているんです。

 ひえ~、これ以上は何を言ってもネタバレになるから言えないや。まぁ、「それ」っていうのは「自然に生きることの否定」というわけなんですよ。でもホントは、大乱歩の作品にも「それらしいこと」をやってる作品はあるんですけどね……

 『私が、生きる肌』、前回の『ブラック・ブレッド』に引き続いておすすめです!
 これは確かに、とんでもない展開の連続する物語ですが、決してアルモドバル監督の「意外な一面」を見せつけられる作品ということなのではなく、アルモドバル監督のいちばん大事にしている王道を別の角度からとらえなおしただけの、きわめて本流な作品だと思います。
 でも、こんなに波乱万丈な物語を、「あのラストシーン」でしめるとは……いかにもアルモドバル監督らしいといいますか、ファンサービスといいますか。
 『ブラック・ブレッド』もそうでしたが、映画はラストシーンで監督の力量がわかるもんですな。そこまでちゃんと力を温存しているか、力を使い果たして形式的なしめ方だけになっているか。あとになってふりかえった時、ラストシーンがパッと思い出せない映画はたいていダメよね。

 あ、あと、主演のバンデラスさんもとってもよかったなぁ。
 観る前は「あのバンデラスが世界的な名医? うさんくせぇ~。」などと失礼なことを考えていたのですが、全盛期にくらべていい感じに年をとったというか、枯れた雰囲気もかもし出すようになったバンデラスさんは、今回の役に非常にぴったりな「悲愴感」を身にまとっていましたね。
 このバンデラス医師のたたずまいというのがけっこう大事でして、ただ単に「俺の天才的な超絶医療技術で自然なんか否定してやる!!」というだけの人物だったら、そこらへんの B級SF映画のマッドサイエンティストと変わりがないわけなのです。
 ところが、この作品の中でしじゅうバンデラス医師の眉間に深々ときざまれているしわは、どれほど完璧に計画を遂行しても決して満足することのできない、「しょせんは地球の片隅で息をしている生き物なんだよな、俺も……」という諦観をこれでもかという程にあらわしているのです。
 どんなに超人的な仕事をして前人未到の境地に達したのだとしても、いつかは必ず破綻するだろうということを見通しているバンデラス医師の遠い視線は、冒頭からず~っと、映画のクライマックスに用意されている末路を見すえていたんですね。もはや「色っぽい」などという次元をゆうに超えている激シブ演技は、間違いなくこの映画の本質をガッチリつかんでいる証拠だと確信いたしました。惚れるよね~!!

 さァ、こんな感じでいい映画も観られたから、あとは勉強に邁進マイシン! と思ったらば……

 乗る地下鉄のいたるところに、いよいよ今月末公開の「ノーラン監督バットマン3部作」最終作こと『ダークナイト・ライジング』を宣伝する大看板が!! ベインさん、メインの敵役になれてほんとによかったね……

 ギャ~!! 前作の『ダークナイト』を映画館で3回観たわたくしであります。これは残酷な誘惑のテーゼだ!
 でもまぁ、試験が終わったあとでもまだ劇場公開中だろうから、あせらずにちゃんとガマンすることにいたしますか。圧倒的な不入りで公開1週で打ち切りになったら観られませんけど……むしろ、そうなったほうがおもしろいですけどね!

 実に楽しみですねぇ。思い起こせば、『ダークナイト』公開前の「ヒース・ジョーカー」だって、さんざん「大丈夫か!?」って心配されてたわけなんですから。今回はどんな予想外が巻き起こるのでしょうか。
 個人的にはやっぱり、男子校の応援団長なみの硬派さでむさくるしい群像しか撮ってこなかったノーラン監督が、果たして「女性らしい女性キャラの最高峰」ともいえるキャットウーマンをどう描くかに注目したいですね。いままでみたいに「女はよくわからん……」に逃げたら男がすたりますぞ、団長!!


 さてさて、またしても前ふりが長くなってしまいましたが、今回はそんなノーラン監督が苦手とする「女性」のみなさんをテーマにしたお題に……って、もう強引すぎるからいいや。モーニング娘。の話題で~っす☆

 前回にも言ったように、今月にリリースされた新曲『One・Two・Three 』をもって、私が愛するモーニング娘。は「シングル通算50枚目」という大記録を打ち立てることとなりました。15年ですよ……これはもう「女性アイドル業界」だけでなく、「日本歌謡界」全体の奇跡と言ってさしつかえないでしょう。15年、浮き沈みの激しい日本歌謡界のトップシーンに立ち続けているのです。

 現在は、2003年に加入した「第6期メンバー」を最年長として「第10期」までの10名が在籍しており、現在は来るべき第11期のオーディションも開催中だというモーニング娘。なんですが、今回はちょっと、この悠久の15年間の歴史を、ある角度からながめてみたいとおもいます。


モーニング娘。「卒業ソング」の歴史


 はい~、こんなわけなんですけど。出逢いがあれば別れもある、ということでね。
 なんか、せっかく記念すべきシングルが出たばっかだというのに思いっきり不吉なキーワードで申し訳ないんですが、ここはまぁ、膨大な情報を含む歴史をわかりやすく通観するひとつの「手がかり」ということでご勘弁願いたいと!

 あの、のっけからぶちこわしなことを言ってしまいますが、この「卒業ソング」というのは決して、「メンバーの卒業」を歌詞の内容に盛り込んだ曲ということではありません。
 5thアルバムの『 No.5』(2003年3月)に収録されている『卒業旅行』のように、いかにも卒業ソングらしい楽曲も長い歴史の中には存在しているわけなのですが、今回私が「卒業ソング」と言っているのは、そういうものではないんですね。
 非常にざっくりした定義としましては、

リリース前に「特定のメンバーの参加する最後のシングルとなることが公表されていた」タイトル曲

 ということになります。つまり、内容はまったく卒業と関係していない陽気なナンバーだったとしても、聴く人に「あぁ、○○ちゃんのいるモーニング娘。も、これで最後なんだな……」という感慨をリリース当初から沸きあがらせていたもの、としたいのです。

 こういうことなので、以下にまとめたように、長いモーニング娘。の歴史の中では、結果的に「明確な卒業ソング」のないまま卒業していったメンバーも、意外と多くいらっしゃるんですね。「今になって思うと、あれが最後だったんだね。」というものはのぞいていますので。

 そんなこんなで、ごたくはここまでにしときまして、ちゃっちゃとならべてまいりまっしょい!


4th『MEMORY 青春の光』(1999年2月リリース オリコンチャート2位)
第1期メンバー・福田明日香(14歳)の卒業ソング
 ……卒業発表は1999年1月で、卒業は同年4月だった(在籍期間は1年8ヶ月)

9th『ハッピーサマーウェディング』(2000年5月17日リリース オリコンチャート1位でグループ3度目のミリオンヒット)
第2期メンバー・市井紗耶香(16歳)の卒業ソング
 ……卒業発表は2000年5月7日で、卒業は同年同月21日だった(在籍期間は2年1ヶ月)

18th『AS FOR ONE DAY 』(2003年4月リリース オリコンチャート1位)
第2期メンバー・保田圭(22歳)の卒業ソング
 ……卒業発表は2002年7月で、卒業は2003年5月だった(在籍期間は5年1ヶ月)

21st『愛あらば IT'S ALL RIGHT』(2004年1月21日リリース オリコンチャート2位)
第1期メンバー・安倍なつみ(22歳)の卒業ソング
 ……卒業発表は2003年7月で、卒業は2004年1月25日だった(在籍期間は6年6ヶ月)

23rd『女子かしまし物語』(2004年7月リリース オリコンチャート3位)
第4期メンバー・辻希美(17歳)と加護亜依(16歳)の卒業ソング
 ……2人の卒業発表は2004年1月で、卒業は同年8月だった(在籍期間はともに4年5ヶ月)

25th『THE マンパワー!!! 』(2005年1月19日リリース オリコンチャート4位)
第1期メンバー&第2代リーダー・飯田圭織(23歳)の卒業ソング
 ……卒業発表は石川梨華と同じ2004年5月23日で、卒業は2005年1月30日だった(在籍期間は7年6ヶ月)

26th『大阪 恋の歌』(2005年4月27日リリース オリコンチャート2位)
第4期メンバー・石川梨華(20歳)の卒業ソング
 ……卒業発表は飯田圭織と同じ2004年5月23日で、卒業は丸1年後の2005年5月だった(在籍期間は5年2ヶ月)

30th『Ambitious! 野心的でいいじゃん』(2006年6月リリース オリコンチャート4位)
第5期メンバー・紺野あさ美(19歳)と小川麻琴(18歳)の卒業ソング
 ……2人の卒業発表は2006年4月で、紺野あさ美の卒業は同年7月(在籍期間は5年0ヶ月)、小川麻琴の卒業は同年8月だった(在籍期間は5年1ヶ月)

33rd『悲しみトワイライト』(2007年4月リリース オリコンチャート2位)
第4期メンバー&第4代リーダー・吉澤ひとみ(22歳)の卒業ソング
 ……卒業発表は2007年1月で、卒業は同年5月だった(在籍期間は7年2ヶ月)

41st『気まぐれプリンセス』(2009年10月リリース オリコンチャート4位)
第7期メンバー・久住小春(17歳)の卒業ソング
 ……卒業発表は2009年9月で、卒業は同年12月だった(在籍期間は4年8ヶ月)

44th『女と男のララバイゲーム』(2010年11月リリース オリコンチャート6位)
第6期メンバー・亀井絵里(21歳)と第8期メンバー・ジュンジュン(22歳)とリンリン(19歳)の卒業ソング
 ……3人の卒業発表は2004年8月で、卒業は同年12月だった(在籍期間は亀井絵里が8年0ヶ月で、ジュンジュンとリンリンは3年10ヶ月だった)

47th『この地球の平和を本気で願ってるんだよ!』(2011年9月14日リリース オリコンチャート2位)
第5期メンバー&第6代リーダー・高橋愛(25歳)の卒業ソング
 ……卒業発表は2011年1月で、卒業は同年9月30日だった(在籍期間は10年1ヶ月)

49th『恋愛ハンター』(2012年4月リリース オリコンチャート3位)
第5期メンバー&第7代リーダー・新垣里沙(23歳)の卒業ソング
 ……卒業発表は2012年1月で、卒業は光井愛佳と同じく同年5月18日だった(在籍期間は10年9ヶ月)


明確な卒業ソングがなかった歴代メンバー

第1期メンバー・石黒彩(21歳 在籍期間2年5ヶ月)
 ……7th『LOVE マシーン』がリリースされた(1999年9月、オリコン1位&ミリオンヒット)のちに卒業発表(1999年12月)と卒業(2000年1月)がたて続けにあったため

第1期メンバー&初代リーダー・中澤裕子(27歳 在籍期間3年8ヶ月)
 ……11th『恋愛レボリューション21』がリリースされた(2000年12月、オリコン1位&ミリオンヒット)のちに卒業発表(2001年3月)と卒業(同年4月)がたて続けにあったため

第3期メンバー・後藤真希(17歳 在籍期間3年2ヶ月)
 ……15th『Do it! Now 』がリリースされた(2002年7月24日 オリコン3位)のちに卒業発表(2002年7月31日)と卒業(同年9月)がたて続けにあったため

第2期メンバー&第3代リーダー・矢口真里(22歳 在籍期間7年1ヶ月)
 ……26th『大阪 恋の歌』がリリースされる(2005年4月27日 オリコン2位)直前に、自身の恋愛スキャンダル騒動の責任を取るかたちで即日脱退(同年4月14日)したため

第6期メンバー&第5代リーダー・藤本美貴(22歳 在籍期間4年6ヶ月)
 ……33rd『悲しみトワイライト』がリリースされた(2007年4月 オリコン2位)のちに、自身の恋愛スキャンダル騒動の責任を取るかたちで即日脱退(同年6月1日)したため

第8期メンバー・光井愛佳(19歳 在籍期間5年7ヶ月)
 ……49th『恋愛ハンター』がリリースされた(2012年4月 オリコン3位)のちに卒業発表(2012年5月4日)と卒業(同年同月18日)がたて続けにあったため


 こんな感じなんでございますよ~。みなさんはどの曲が記憶に残っていますか?

 こうやってざっと見てみると、やっぱり2002年のごっちん卒業までは「メンバー卒業」と「新曲リリース」という2大イベントの足並みがなかなかそろっていない時期が続いていたということがよくわかりますよね。
 特に、市井さんにとっての『ハッピーサマーウェディング』とごっちんにとっての『Do it! Now 』は非常に不思議な「ネガとポジ」の関係になっていまして、それぞれがかなり性急な卒業だったことは共通しているらしいものの、卒業宣言しているのに『ハッピーサマーウェディング』が卒業ソングらしくなく、卒業宣言していないのに『Do it! Now 』がいかにも卒業ソングらしい悲壮感に満ちているのが実に興味深いです。さすがは「姉妹」。

 しっかしまぁ、それ以降の「卒業宣言の翌年に卒業」というパターンが定着していた2002~05年は、思えばハロー!プロジェクトにとっても日本全体にとっても、のんびりした時代でしたなぁ……
 石川さんの卒業なんて、「宣言の1年後」って! メンバーもファンもどんな顔をして1年を過ごせばよかったのやら。しかも、いよいよ卒業が目前になった時期に「別のメンバーがパパッと脱退」っていう、このズッコケ感!! いかにもチャーミーさんらしい流れでしたね。

 こうまとめてみるだけでも、15年という歴史の長さと、人それぞれの個性的な卒業のかたちというものが浮き彫りになってきますよね。決してメンバー個人個人の意思や事務所の戦略といったもののどれかが主導してきたわけではない、いろんな要因が複雑に混ざり合った上で形づくられてきた「生きた集団の記録」が見えてくるような。深いねぇ~!

 そういえば、50thシングルのリリースにあわせて、こんなトピックも持ちあがっていましたね。


レコチョクの「モーニング娘。名曲ランキング」、1位は『恋愛ハンター』
 ( BARKS 2012年7月4日の記事より)

 モーニング娘。の記念すべき50枚目のシングルとなる『One・Two・Three / The 摩天楼ショー』の7月4日リリースを記念して、レコチョクが、ユーザー投票による「モーニング娘。名曲ランキング」を発表した。

モーニング娘。名曲ランキング

1位 …… 恋愛ハンター
2位 …… LOVE マシーン
3位 …… リゾナントブルー(36thシングル 2008年4月リリース オリコン3位)
4位 …… なんちゃって恋愛(40thシングル 2009年8月リリース オリコン2位)
5位 …… 恋 ING (2003年11月にリリースされた20thシングル『Go Girl 恋のヴィクトリー』の B面曲)
6位 …… 気まぐれプリンセス(41stシングル 2009年10月リリース オリコン4位)
7位 …… I WISH (10thシングル 2000年9月リリース オリコン1位)
8位 …… 抱いて HOLD ON ME!(3rdシングル 1998年9月リリース グループ初のオリコン1位)
9位 …… 涙ッチ(2010年3月にリリースされた10thアルバム『10 MY ME』の収録曲)
10位 …… サマーナイトタウン(2ndシングル 1998年5月リリース オリコン4位)

 投票実施サイト …… レコチョク 音楽情報( iモード、EZweb、Y!ケータイ)
 投票実施期間  …… 2012年6月22~29日


 なるほどねぇ~。こういうランキングになりましたか!

 具体的にこの調査が、どのくらいの規模を対象に実施されたのかはよくわからないのですが、『恋愛ハンター』がトップに輝いているあたりに、新垣リーダーと光井さんのダブル卒業の衝撃覚めやらぬ雰囲気がよく出ていると思います。
 そのほかにも、5位と9位にシングル A面になっていない曲がランクインしていたりして、1997~2000年代前半の泣く子も黙る「黄金期」よりもむしろ、ライヴコンサートの完成度の高さで根強いファンを広げることとなった「プラチナ期~現在」を評価する票が多かったのが、私としてもとてもうれしいです。過去の遺産だけでやってるわけじゃないということですね!
 でも、3位の『リゾナントブルー』ってカラオケで唄うのがものすんごく大変な難曲なんですよ!? このアンケートはレベルが高い!

 最新のシングルがナンバー1だなんて……泣かせるじゃねぇか。モーニング娘。とハロー!プロジェクトはファンに恵まれてますね。
 ただ、私はこの『恋愛ハンター』よりも、次の『One・Two・Three 』のほうが好きです。『恋愛ハンター』は、自分を追い詰めている「背水の陣」感が強すぎて、カッコいいんだけどちょっと怖いんですよね。それよりはやっぱり、女性ならではの艶っぽさを出す余裕もできている『One・Two・Three 』のほうがいいなぁ。

 こうやってランキングを見てみると、結成から現在までコンスタントにプロデュースを続けてきているつんく♂さんのものすごさに、あらためて恐れ入ってしまいます。大きなトラブルも起こしていないから目立たないわけですけど、15年間つつがなくやれてきているってこと自体がとてつもないことじゃないっすか!? しかも、プロデュースしているのはモーニング娘。だけじゃないんですよ……

 結成から10年以上たっても『涙ッチ』のような名曲をかっ飛ばすことができるとは。
 むろんのこと、モーニング娘。というグループを構成する要素は無数にあるわけなのですが、その中でも最も大きく、かつよそのアイドルグループにないモーニング娘。ならではの成功ファクター。それはもうやっぱり、「プロデューサーがプロフェッショナルかつ勤勉なロッカーであること」、ここなんじゃないでしょうか。それこそまさに、公務員も真っ青な働きっぷり!! 15年間無欠勤!

 まぁ、そんなこんなで50枚目をむかえたわけなんですけれども、これからも気負わず急がず、モーニング娘。という名の王道を突き進んでいっていただきたいと思います。そうすれば、「100thシングル」だって夢じゃあない!! その時「CD 」があるかどうかのほうが怪しいもんですけど。


 ということで、最後はまぁ~、よそさまのランキングをのっけちゃったわけですからね。こうなったらひとつ、誰も聞いていないのに勝手に対抗して、自分の考えたランキングをのせておしまいにしたいと思います。これだから個人ブログはやめられな~い♡


天下御免!! そうだいが選ぶモーニング娘。名曲ランキング(2012年7月現在)

1位 …… 泣いちゃうかも(38thシングル 2009年2月リリース オリコン3位)
2位 …… SEXY BOY そよ風に寄り添って(29thシングル 2006年3月リリース オリコン4位)
3位 …… そうだ! We're ALIVE (14thシングル 2002年2月リリース オリコン1位)
4位 …… 女に幸あれ(34thシングル 2007年7月リリース オリコン2位)
5位 …… AS FOR ONE DAY (18thシングル)
6位 …… 好きな先輩(2002年3月にリリースされた4thアルバム『4th いきまっしょい!』の収録曲)
7位 …… 踊れ! モーニングカレー(2006年11月にリリースされた31stシングル『歩いてる』の B面曲)
8位 …… リゾナントブルー(36thシングル)
9位 …… 笑顔 YES ヌード(32ndシングル 2007年2月リリース オリコン4位)
10位 …… 春 ビューティフルエブリデイ(2007年3月にリリースされた8thアルバム『SEXY 8 BEAT 』の収録曲)


 こんなランキングですね。でも、これからどんどん変動していくんだろうなぁ。いや、むしろ変えてくれるような名曲の出現を心から待ち続けております!
 ただし、今回のところはひとまず、この言葉を叫んで終わりにしたいと思います。

プラチナ期、ばんじゃ~い!! 亀井絵里さんに幸せあれェエ!!

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