長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

そうだいのざっくりすぎるアイドルグループ史 最終回 『夜空に星のあるように』

2011年08月11日 15時34分46秒 | ざっくりすぎるアイドルグループ史
 はひ~、ひへ~……どうもこんにちは、そうだいでございます。どうにもキッツい炎天が続きますなぁ! みなさんお元気? 大丈夫? 生きてる?

 たぶんこの『長岡京エイリアン』を1年間続けていたからだと思うんですけど、今週に入ってからgooブログさんにいただいた期間限定のお試しサービスを見るのがちょっと楽しくなっています。
 10日間の限定なんですが、私のブログの閲覧者数やアクセス数が時間帯ごとに表示されたり、いちばんアクセスの多かったブログの記事がどれなのか、とかが分析できる「アクセス解析」というものを見ることができるんです。これは本来ならば有料サービスのものなので、お察しのとおりにビンボくさい私は「タダじゃないんだったら、いらないや。」と遠慮していたのですが、それが今だけのサービスで見られるようになってるんですね。じゃあ拝見させていただきましょう! というわけです。

 で、見てみたんですけど。おもしろいねぇ-。いろんな部分で思っていたものとはちがった状況なのよねぇ、実際に見てみると。

 まずはね、日が出ているあいだも閲覧している方がけっこういらっしゃる。私てっきり、こんな内容のブログとも言えないブログだから、夜中に見る人ばっかりなのかと思っていたのですが、わが『長岡京エイリアン』は、朝7~8時ごろ、昼0~1時ごろ、夕方5~6時ごろ、そして夜中の0~1時ごろにアクセス数の山ができています。その4つの中ではやっぱり夜中がいちばん多いことは多いのですが、さほどの差はありません。
 へぇ~、朝からこんな重たい文章をご覧になられるとは。なかなかにスタミナのある方々かとお見受けしました。ありがとうございます!
 うれしいといえば、時間ごとに見てみて、いちおう閲覧者数0の時間帯がまったくないこともうれしいね~。ありがてぇこってす。

 あとビックラこいたのは、必ずしも更新したての最新記事が最もアクセス数の多い記事であるわけではない、ということ。
 今回の解析サービスは9日からはじまったのですが、

9日のアクセス数最多記事は、「ドリヤス工場の同人誌について」
10日のアクセス数最多記事は、「マンガ『アゴなしゲンとオレ物語』について」
11日のアクセス数最多記事は、「小島聖のヘアヌード写真集について」

 え……あの、「ざっくりすぎるアイドルグループ史」は……いずこ?

 まぁまぁまぁ! これはいささか誇張した言い方でして、確かにトップはそれらなんですが、だいたいそれに続く2~5位の記事はアイドルグループ史のバラバラの記事がのきなみ名をつらねている状況なので、総合1位はやっぱり今やってる「アイドルグループ史」なんですよ。
 でも、やっぱりこっちも興味深いですね。私なんかはてっきり、現在のTVの世界を独占している「AKB48関連」が、そのままアクセス数でもガツンと上位にくるんじゃないかとふんでいたのですが、実はそうじゃないんですね。やっぱりネットの世界とそれ以外のメディアとでは、同じ情報でも需要度がちょっと違うんだろうな。勉強になります。

 ここまでいじっておいてなんなんですが、私はやっぱりこのへんの有料サービスはいらないかな、と思っているので、このお試し期間が終わっても解析の継続をお願いすることはないんですが、楽しませていただきました。ちょっと、お金を払ってまでして、そのへんのことを毎日調べ上げるのはいいや。
 ふだんから、無料でその日の「アクセス数」と「閲覧者数」は見ることができるんですよ。それだけで充分でしょ!

 ちなみに、おかげさまで今のところ、わが『長岡京エイリアン』は「アクセス数」「閲覧者数」ともに増加する状況になっているのですが、恥ずかしいのでそれらの実数を報告するのはやめておくものの、その2つの対比はちょっとおもしろいものになっております。
 よそさまのブログはどうなってらしゃるのかわからないのですが、ここでは基本的に「アクセス数」が「閲覧者数」の約3倍になってるんですよ。
 これって、やっぱ異常? だって閲覧される方が、「1日に平均して3回はこの『長岡京エイリアン』をおとずれている」、ってことになりますからね。

 あの……ありがとうございま~す!! とにかく感謝ですよね。このあっついさかりに、ねえ!! ガリガリ君の1本でもさしあげたいところなのですが、私がほしいくらいなので、あげられません! フォーギヴミ~。


 さ☆て☆と。

 いよいよこの時が来た、とかなんとか言っちゃってはいたのですが、なんとも締まりの悪い「ざっくりすぎるアイドルグループ史」の最終回でございます。
 なにが締まりがわるいってあぁた、「今現在のアイドルグループ戦国時代」の趨勢がまだまだこれから盛り上がるところだっていうのに、おしまいになっちゃうんですからねぇ!
 AKB48の天下がどこまで続くのかも見ものですし、名門ハロー!プロジェクトの「生足ルーキー」スマイレージや、第10期メンバーをむかえての新生モーニング娘。の反撃ののろしもこれからというところ。
 ももいろクローバーZやぱすぽ☆といった「2010年代グループ」の快進撃もどこまで行けるか気になりますし、

「私たち、終わってなんかないよね。」
「コラッ! まだはじまってもいないんだゾ。」

 というやりとりがリアルに聞こえてきそうなアイドリング!!!、Berryz工房、℃-ute といった古豪グループもまだまだ意気軒昂です。とにかくアイドルとしてはベテランではあっても、みなさん実年齢はほんとに若いんだから!

 ひとまず、この2011年の夏はおもてむきAKB48の天下ということで過ぎ去っていきそうなのですが……はたして来年の夏はどうなっているのか、いやさ、今年の後半の勢力地図さえもがどうなるのか読めない状況にあることは間違いないでしょう。当然、こういった危機感の中から「王者」AKB48が思い切った手をうってくることだって想像にかたくはありません。おもしろくなってきてるってことですよ!

 ただ、お話が2011年の7月まできてしまいましたので、「ざっくりすぎるアイドルグループ史」はいったんここまで、ということとなります。

 いや~。5月に「まぁ、気楽にメモ程度の感覚で始めましょうよ!」と言いながら始まったこの企画だったのですが、1950年代の「かしまし娘」からスタートしまして、70年代の「キャンディーズ」に入ったあたりからどうにもこうにもヒートアップ。 
 「ピンク・レディー」や「おニャン子クラブ」、「プリンセス・プリンセス」に「Wink」に「SUPER MONKEY'S」ときて、「PUFFY」、「SPEED」、そして「モーニング娘。」。

 メモで終わるわけ、なかった!! これらのお名前をながめながら「はい次、はい次」と事務的にやれるわけがなかったんだよォ刑事さん。

 結果、この企画は45回にわたることとあいなってしまいました。まぁ、夏の終わりには間に合ったんだからよしとしようか。

 今、私の手元には20枚ほどの裏表びっしりと字の書き込まれたルーズリーフが残されています。
 言わずと知れた「アイドルグループ史」メモ。調べた情報を走り書きでひかえておき、ブログにうちこんだ段階でその情報の書かれていた部分をペンで横線をひいて消しているため、全体的におどろおどろしい雰囲気の黒っぽい書類になっています。愛着がわいたから捨てずにいるんですけど、これ、いろんな意味で門外不出ですね。人に見つけられたらベロかんで死ぬかもしれません。

「新垣仁絵 ヨガにも精通」
「永作博美の演技力がケタ違い 最年長なのにいちばん若い」
「t.A.T.u 同性愛みたいなイメージ(本人たちはイヤ)」
「夢のマジョリカ・セニョリータ カラオケになかった」

 とかって真剣に書いてあるんだぜ。ふつうじゃないよね~。こわいね~。

 ま、ま、そんなことはさておきまして。


 アイドルグループとは、なんなのか。

 ここで早急に結論を出すつもりも、そもそもそんな権利も私にはないわけなのですが、ファンと一緒にしろうと並のつたなさからから成長のよろこびを分かちあっていく「キャンディーズ型」だとか、観る者をあっと言わせるアメイジングなパフォーマンスで世間をグイグイと引き込んでいく「ピンク・レディー型」だということを私はいろいろとくっちゃべってきました。そして、時代時代によって「アイドルであること」の肯定からはじまるのか、否定からはじまるのか。そういったグループのスタンスもだいぶ違っていたということも知ることができました。
 また、アイドルグループがその時どきの娯楽メディアの中心に位置し続けるものであること、また各時代の「空気」を体現するものであることもわかってきましたね。

 1970年代のキャンディーズやピンク・レディーの人気は、老いも若きも、家族が1つの集まりとなってお茶の間で楽しむ「TV」。その最有力のコンテンツである『ザ・ベストテン』のような歌謡番組の重要なマスコットとしてブレイクしました。
 しかし、80年代のおニャン子クラブのブレイクは、依然としてTV界を活動の核においてはいたものの、それまでの家族という単位を分解した若者に照準をしぼった戦略を展開することとなり、それがのちにレコードをへてCDという(比較的)個人的な娯楽の全盛、ひいては「オリコンヒットチャート」をにぎわせてこそのアイドルという時代を形づくっていくこととなりました。ミリオンヒットがバカスカ出た90年代は、まさにその華だったといえるでしょう。

 そして、時は21世紀。「ネット上の口コミ」と「ライヴ会場でのであい」。
 一見するとヴァーチャルとリアルということでまったく違う娯楽のように見えるものの、実は楽しむ単位が共通して「1人ずつ」。1人で楽しむにしろ他のファンたちと連れだって応援するにしろ、最終的にどのアイドルグループを選択するのかは「1人ずつ」の判断にゆだねられている、そしてその「どれにしようかナ~?」感までもが娯楽のひとつになっているあり方は、AKB48のブレイクによってアイドルグループの世界全体に波及していくこととなりました。

 かつて、あの映画界を「娯楽の王様」の王座から駆逐してしまったTVの世界。さらにそれさえもが絶対なものではなくなってしまった今現在。「あの歌番組に出演できたら全国区!」などというのんきな「芸能界ブレイクすごろく」は存在しえなくなってしまいました。日本人なら誰もが知っている国民的アイドルグループ、という概念は、もしかしたらこれからはなくなってしまうのかもしれません。そのブレイクの指標となるものが、人それぞれの価値観によってまったく違う時代が始まってしまったからです。衛星チャンネルやケーブルTVやネット配信番組に地デジ化などなど、コンテンツが無数になるということは「最大公約数ができにくくなる」ということですからねぇ。

 かくいう私も、そもそもTV自体を家におかない生活を始めてからはや1年になろうかとしています。
 そしてその生活をへての実感は、「TV、べつに無くても生きていけるわ。」
 あの番組を観ていなければ知り合いとの世間話もおぼつかない、というものはホントにないのよ、今。
 あっ、でも私、「あしだまなちゃん」の顔、知らない!! 声はラジオで聴いたことあるけど。これってめずらしいですかね?

 まぁそんなこんなで、「TV」も「ヒットチャート」もかつての影響力を持ちえない時代はもう始まってしまいました。オリコンチャートの1位を獲得するということが、必ずしも「日本一多くの人々が、純粋に曲のよさに惚れてCDを購入した」ということの証拠になるわけではない、ということはもう常識ですよねぇ!? 特にアイドルグループの世界はそうですよ。握手券だとか投票券だとか。
 こんな時代だからこそ、個人個人の「価値観」や「ものを見る眼」というものに直接うったえかける魅力が必要となってこなければならないのです。そうなるべき。

 そういった中で、地道なライヴ、コンサート活動を続けていくことが最近のアイドルグループの共通項となっていることは非常に意味深いものがあるのではないでしょうか。

 つまりは、本当に同じ会場にいてステージで汗水たらして輝いているグループに人々は「おれたちのアイドル!」を見いだして熱狂し、その温度を感じてグループは「あっ、わたしたち、アイドルだ!」という実感と明日もアイドルであることへの自信を持つという、きわーめて!! 芸能の形態としてまっとうでストレートな関係に立ち戻ろうとしているんじゃなかろうかと思うんですね。世界が複雑になる一方だからこそ、人は生身の他人がいることを確かめたくなるのでしょうか。


 TV中継もされ、結果がスポーツ新聞の号外となったりもして全国的な大イベントとなった今年6月の「第3回 AKB48次期シングル選抜総選挙」でしたが、2度目のトップ当選を果たした前田敦子さんが叫んだ、

「私のことが嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください。」

 や、2位に輝いた大島優子さんの、

「色々言われますが、私たちにとって票数というのは皆さんの愛です。」

 という発言は、間違いなく会場の日本武道館にいる人たちに向けられたものであって、TVの向こうから好奇の視線を投げかけている人たちまでをもフォローしたものではなかったはずです。特に大島さんの「色々」という部分には、非常にストレートに「投票してくれた人」と「そうでない人」とを区別する意志が込められていますよね。これは、AKB48が組織としてどんなに巨大化しても、「ファンでない人にこびを売る」戦術をとらず、「自分たちのために大事な身銭を切ってくれたファンだけに最高のサービスを提供する」というスタイルを結成時から変えていないということを強く象徴しています。前田さんの発言も、よく考えてみれば「AKB48が好き」という前提のある人たちだけに向けて発せられたものであるのだから、それ以外の人の反応がどうであろうとまったく関係のない話なのです。そういう意味では、AKB48ほど「TV的でないアイドルグループ」も今まで存在していなかったのではないでしょうか。


 まぁまぁ、ここまでいかなくとも、最近のアイドルグループが「ファン至上主義」を信条としていることは間違いないでしょう。
 つまり、アイドルグループの魅力は、それについて書かれた文章やファンの意見などという「2次情報」ではわからない! 現場である会場に行って、じかに自分自身の眼でもってその魅力のあるなしをジャッジするしかないのです。


 そういえば、先月のいつだったか、ラジオ番組でゲストとして出演したプロインタヴュアーの吉田豪さんが、いつになく取り乱した口調でももいろクローバーZのインタヴューをした時の彼女たちのかわいさをまくしたて、手ばなしで絶賛していたのですが、パーソナリティの小島慶子さんとピエール瀧さんにまったくその魅力が伝わらなかった、という事件がありました。
 私も実は、一連のももクロちゃんフィーバーにはまだピンときていないたちで、その放送を聴いていても、他の名だたる芸能人がいくら彼女たちのライヴがおもしろいと絶賛していても、ラジオや有線放送から流れる彼女たちの楽曲を聴いても、今ひとつその価値は実感できていない状態です。いや、元気なのはわかるんだけどさ……

 でも。たぶんね、ももクロちゃんのステージを観たらわかると思うんだなぁ、彼女たちの真の魅力が。

 つまりはそういうこと。

「いっくらアイドルグループ史だなんだと言っていても、直接この眼で確かめて感じた情報にはまったくかなわない!!」


 ギャ~、出た! 伝家の宝刀、「最終回で全否定」~。
 いいんだ、いいんだ、この3ヶ月で得られた収穫なんだから。

 やっぱりね、アイドルグループは「生の人間」、しかもその中でも、「青春の輝かしい一瞬」をとらえた奇跡のような自然の芸術品なんですよ。
 自然の芸術品は、録画されたもの、保存されたものからはその本質は伝わるはずがありません。そのうち消え去り、そのうちなくなるという前提にこそ美があるんですからね。

 生ガキをプラスチックコーティングしてリビングにかざってど~なる!? 喰わなきゃ! つるっと! 「R」のついてる月のうちに。
 え!? 今は「August」? じゃあフライにしよう。

 ということでね、これからはちょっと、本格的に今現在活動しているアイドルグループのライヴやコンサートにも足を運んでみたいと、本気で思っているんですね、わたくし。

 どのグループからいきましょうかねぇ。前々から言っているように、ぜひともモーニング娘。であるうちに高橋愛さんの勇姿だけは生でこの眼に焼きつけておきたいんですが……行けるかな!?


 そうやってアイドルグループのことに想いを馳せている今この瞬間にも、あるグループはコンサートで唄い踊っており、あるグループはデビューに向けての血のにじむようなレッスンを続けており、またあるグループでは「卒業まであと何日……」という時間をいやおうなく感じているメンバーと、彼女を見つめ彼女を励まし、そして先に旅立つ彼女から何かを学びとろうとしているまわりの仲間たちがいる。

 この「ざっくりすぎるアイドルグループ史」に名をつらねたみなさんは、多くの日本人の心にその姿を残しているごく一部の「輝ける星」たちでした。

 4~50年ほどになろうかという時をへて、すでに今はステージの上に立つ姿を観ることがかなわなくなっているグループも多くあります。

 そんな中でも、手に届きそうな距離の近さで、自分たちの一生に一度しかないその時の生の輝きを見せてくれる人たちが今もちゃんといてくれているんですよ。そこにまだ間にあう。これ以上のよろこびとたのしみがあるかしら、ということなんですね。


 世間の風景はめまぐるしく変わり、それは一見、かつてあったはずの世界が次の時代にはすべて消え去ってしまったかのように感じてしまうほどのせちがらい豹変ぶりなのかもしれません。
 しかし、目の前に広がる光景や社会の流行、こまかなルールは変わっても、人の中身はそう簡単には変わらないはずです。

 生のよろこびもあり、成長することによって輝き、成長することによって失われていくものもある。
 だからこそ、これからどんなことが、どんな変化が巻き起ころうとも、輝いて生き抜こうとする人がいるかぎり、そしてそんな人の生の瞬間を目の当たりにして感動する人がいるかぎり、アイドルの歴史にも終わりは来ないはずなのです。


 そう。地上でなにが起ころうとも、夜空に星のあるように。












                                                         ……きまった?


 ハイハイ、もういい! きまっててもきまってなくてもどっちでもいいから終わりにしようよ、もう!!
 しゅーりょー、しゅーりょー。
 温泉いこう、温泉! もうこのさいスーパー銭湯でもいいから! サウナ入って水風呂でフルーツ牛乳。

 あ~……疲れた。

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