+A

Andy Summersが好きなので…
アンディ・サマーズのニュースを更新していけたらと思います。

2013-11-23 Shibuya Can't stand losing you /Surviving The POLICE

2013年11月30日 21時32分56秒 | 【映画】 サヴァイヴィング・ザ・ポリス



先週の今日、11月23日(土)
世界で初の劇場公開となる、我らがアンディ・サマーズの映画
ポリス/サヴァイビング・ザ・ポリス(原題:Can't stand losing you /Surviving The POLICE)を見に行ってきました!
結論としては…アンディの舞台あいさつは無く…初公開のなんらかの演出も無く…
わざわざ映画を見る為に北海道から行ったというかなりのお間抜けさんとなった訳ですが…。。。

さて、真面目に映画の感想を

映画自体はアンディ・サマーズの自伝『One Train Later(邦題:ポリス全調書)』を基本に、アンディ自身のナレーションと写真に既存の映像を組み合わせ、生い立ち、POLICE結成~解散などの『過去』の出来事を、”再結成ツアー”という『現在』の視点から思い出す…そんの時間旅行っていうのかな?リユニオン映像と、過去の映像が行ったり来たりすることで話が進んでいきます。
って…説明が難しいんだけど判るかな?。
自伝本では『83年のシャースタジアムの公演前』が現在の起点となり、そこから過去に思いを馳せる…
それを繰り返すことで物語が進められていくという『時間旅行』の手法がとられています。この手法は映画でも使われていますが。映画では『シャースタジアム』から『再結成ツアーのドジャースタジアム(だったよね?)』に変わっています。
これは自伝本のファンとしては大事なことで喜ばしい事でした。
これがアンディの自伝の醍醐味で、物語に引き込まれる要因でもあったので…
しかし、この手法が映画にも有効であったかどうかは…何とも言えないです。
役者が演じるのではなく、写真と既存の映像の組み合わせで進められいくので、どうしてもアルバムを見ている感覚になってしまうというのが個人的な感想でした。
映画の中に入り込み感情移入するというよりも、傍観者、アンディの説明を視聴している感覚と言う方が近い感じがしました。

内容は自伝以上の事は無く、アンディの生い立ちやPOLICE以前の活動は駆け足での紹介です。
個人的には、結構POLICE以前のギタリストとしての活動には時間を使ったんじゃない?と思ったりしました。
本と違い映画は『視聴』。このバンドに居てこんなことしてましたという説明は、映像や音、写真で数十秒もあればバッチリ伝わります。この辺りの、私が知らない時代のアンディの説明は映画の方が便利だと思いました。
逆に、映画を観る前から心配していた『幼少時代のアンディ』については…ほぼカットでした…。。。
この部分は、自分で英語を翻訳して読んだこともあって本当に思い入れもあったし、体が小さくて弱虫で、夢見がちな男の子がつまずきながら成長していく様を自分も一緒になって力が入ったり、笑ったり、ハラハラしたり、こっちまで恥ずかしくなったりしながら読んだので、自伝映画としてはもったいないなぁ~と思ってしまう所ではあります。
仕方がないよね、素材(写真)が無いんだから…話を広げようもないので。
いつか役者さんでこの本を映画化してもらえないものかと…切に願う次第です。

映画のほとんどは、再結成の映像と80年代のPOLOCEの映像や写真で構成されています。目新しい映像は数か所のみです。
再結成中の映像内における3人の対立は…ほぼ無いです。
逆に、意外と楽しそうにギリギリのラインでジャレてるそんな印象です。
それは80年代も同じで、ヒリヒリする緊張感というよりも、それそれの役割を演じている
そんな感じがしました。
そういう作りのドキュメンタリー
センセーショナルな言い争いや対立、
アイツ嫌い
そんな子供じみた感覚は皆無です。
そして気が付くの…AndyはPOLICEを当時から傍観していたのかも…と・・・
そう、この映画はとっても傍観者なんです。
坦々と淡々と耽々と
Andyは自分の気持ちをわかってもらいたい、共有したいなんて気はサラサラ無く、自分は自分。
いつだって、どこででも、自分の道を進むだけ
そういう傍観者の視点の映像でした。
これは映画ではなく、一つの記録であり、説明書…そんな感じがしました。
90分でAndyの70年は…映像化出来ないよ…

ただ2つだけ…
妙にリアルな映像があるんです。
どうしてもこの映像を入れたい!!!!!!
そんな強い気持ちが込められている映像
一つは、Andyとケイト、子供たちが揃うシーン。
アンディも『これを見せたかったんだ』
そう力を込めて言うの
そこは傍観者では無く、超リアルなんです。
彼の最大の自信であり、パワーの源だと言わんばかりです(笑)カワイイ!
そしてケイトさんの聡明で夫を支える雰囲気は、日本人のような感じさえしました。

もう一つのリアルは…
2008年のカラオケin Japan
この映像は、どうしても居れたかったんだと思います。正直…取って付けたような感じがしました。
逆にこの映像は無い方がスッキリするかも…その位違和感すら感じた所です。
でもそれは…無理矢理でも付けたいくらい、印象的な出来事だったという証拠なのだと思いました。

映画化が発表されてから5年
脚本の変更やら何やら…紆余曲折あり、やっとできた自伝の映画化。
StingサイドがOKしないとかそういう問題以外にも色々
色々あって色々カスタマイズして
色々削ってって繰り返したら…
結局一般的なものになっちゃったって…
そんな感じ(笑)
評価としては…☆1つかな?
知ってる?ミシュランの星の意味
☆☆☆は、この店を目当てに旅行してでも食べたい店
☆☆遠回りしても、近くまで行ったら行って食べた方がいい店
なかなか良い店
わたしは…
今回☆☆☆を期待して旅行までしましたが、映画自体の評価は…
☆一つ
そして、それで十分な映画なのだと思います。
妙な同情をひかない所がAndyらしいです。

そして…もう一つ
Andyが好きで繋がった友達と会う事が出来ました。
みんな仕事を持っているので一緒には会えなかったけど、
時間を調整して、どうにか
忙しかったけど、大満足の2泊3日の旅行になりました。。。
アンディはこの映画を作ることで…ファン達にこんな感動を生んでるって…
きっと知らないんだろうな…(笑)
そんな君はやっぱりトータルアーティストだと思います。
人と人を結ぶパッションは、お互いの気持ち次第なのだと
会いたいと願えば必ず会える
そんなことも君は教えてくれたんだよ!Andy…

PS,
この映画は☆1つという個人的な評価ですが、音楽は☆☆☆☆☆!!!
アコギの音…ボサノバ風ロクサーヌとかいいのよ~。
とにかく早くDVDになって欲しいです!
ちゃんと音をもう一回聞きなおしたいです。隅から隅まで見る、聞くにはDVDの方がイイと思う。
コアなファンには、この映画はDVDがお勧めです。
再結成のLIVE映像以外は映画館で見るよりもDVDで見た方がディープに楽しめると思います。
早く~DVD、DVD!!!できればボーナス特典付きのDVDを発売してほしいけど…
どうなんだろうね?

期待しないで待ってる。
それていい
それがAndyだから


PS2、
いつか…役者さんで映画を作ってもらいたいな~!
あの本は記録としてだけでは語れない、広がりとパワーを持った本だから♥

以上!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大洋レコードさんと映画の日 | トップ | Andy Summers Music »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿