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ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

老農夫の生活暦

2017-10-10 | アメリカ事情

 

https://en.wikipedia.org/wiki/Old_Farmer%27s_Almanac#/media/File:Old_Farmer%27s_Almanac_Evergreen_Cover.png 

 

The Old Farmer's Almanacをご存知だろうか。1792年に合衆国のロバート・B・トーマスによって、設立されたヤンキーパブリッシング会社が出版し、今日に至っても、毎年出版している。ウィキペディアによれば、生活暦とは、「暦によって配当された月日に生活上で必要な情報を書き込んだものをいう。年鑑と呼ぶ場合もある。そこに書き込まれるものは、天体の出没や月齢、日食・月食、気候、占い、年中行事など用途により様々である」、と言う。菜園作りに役立つ情報や、潮の満ち引き、家庭料理レシピ、暮らしの知恵なども掲載している。


https://www.almanac.com/sites/default/files/styles/primary_image_in_article/public/image_nodes/hunters-moon1-e1475011956100.jpeg?itok=IK16X0C5

2017年のアルマナックによれば、先だっての(10月5日)満月のハーヴェストムーンは、ハンターの月、トラベルムーンとも言われるそうだ。ハンター達の月と呼ばれるのは、この満月を期してアメリカの初期原住民は、長い冬に備えて狩りを始めたかららしい。下の月は1月の満月で、狼の月、と呼ばれるのは、昔、冬の最中にアメリカ原住民のの外を、飢えを抱えて月に吠える狼が、徘徊していたからである。

https://www.almanac.com/content/full-moon-january

初期アメリカ原住民は、ユリウス暦もグレゴリオ暦も使わず、季節の変化、朔望月(Lunar months=月の満ち欠けの1周期)によって時を記録してきた。そのために各月の満月に名をつけた。アメリカ植民地時代のコロニスト達は、最初はユリウス暦、後グレゴリオ暦に主にアルゴンキン族の満月の名を取り入れた。アルマナックは、こうした満月の呼び方、由来を詳しく述べている。私の好きなページである。

アルマナックは、書店だけではなく、ハードウェア店、園芸店などにも置いてある。もし目についたら、一度手にとってご覧あれ。思わず、楽しい夜長のひと時を過ごせるかもしれない。

 


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