日本史大戦略 Side-B 附 東国を歩く会 ~関東・東北の古代・中世史探訪~

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【東国を歩く会】埼玉古墳群(北側)【夏期古墳講習 その3】

2017-08-12 23:57:59 | 東国を歩く会
 昨日の金曜日(8月11日)は、クラブツーリズムの「歴史Day」の一コマとして、「関東地方はいつ日本になったのか?」という講座をやらせていただきました。



 事前の申し込みでは35名様となっており、さらに関係者の方も何名か聴いてくださっていたので、いつも話している東北の歴史講座よりも多くの方々に聴いていただくことができました。

 ご参加してくださった皆さん、どうもありがとうございました!

 私の歴史ツアーや毎月の座学に来てくださっている方々も何名もいらっしゃり、とても嬉しかったです。

 その毎月の座学ですが、次回は次の土曜日(8月19日)の10時半からになります。

 「さかのぼって学ぼう 東北の古代史・中世史」というシリーズで、次回はアテルイが処刑され、三十八年戦争が終結した後の9世紀から10世紀の東北地方の歴史をお話します。

 ※後日註

 2017年は引き続き月に1度、東北の古代史・中世史の講座を開催しています。

 詳しくは、下記リンクからどうぞ。


 ⇒クラブツーリズムの公式サイト


 それと、さらにその翌週、8月27日の日曜日には、同じく西新宿で「グランデ&学び旅フェア」というのが開催されます。

 海外旅行の無料説明会や、旅行に役立つ知識を学べる講座がたくさん開講されるのですが、私も宗像大社についてお話しさせていただきます。



 最近世界遺産に登録された宗像大社の旅行をお考えの方はぜひおいでください。

 ※後日註

 この講座も無事終了しました。

 ご参加いただいた皆さん、どうもありがとうございました!


 それでは、先日の東国を歩く会の「夏期古墳講習」の続きをお届けします。

*     *     *


 屋根の付いたレストハウスでランチを食べた後は再び日光の下に出ます。

 午前中は埼玉古墳群の南半分と史跡の博物館を見学したので、午後はもっとも面白いゾーンである北半分を見学しましょう。

 駐車場のすぐ横にあるのは小さめの前方後円墳である愛宕山古墳です。





 ここからは反時計回りで歩きますよ。

 つづいて、埼玉古墳群で最も大きな二子山古墳。



 墳丘長は138mで、武蔵国内でも最も大きな古墳です。



 二重の周溝に囲まれ、周堤部分も広いですよ。



 私たちはこの大きな木が気に入ってしまいました。

 私は植物は全然詳しくないのですが、大きな木は大好きです。

 相当大きな木なのですが、高く高く伸びるのではなく、横方向に幹や枝を伸ばしています。

 私は「この木は二子山古墳の被葬者に遠慮して古墳より高くならないのです」と勝手な解説を加え、皆さんに納得していただいた上で次を目指します。

 次の将軍山古墳が見えてきましたよ。





 将軍山古墳は右半身が土取りのために破壊されてしまったのですが、それを復元しつつ、古墳の中に展示室を造ってしまいました。



 さきたま史跡の博物館の入館券でこちらも入ることができますよ。

 三国志チックな騎馬像。





 2階に登りながら騎馬兵を見ます。





 2階では横穴式石室の内部が復元されています。



 ちなみにこの復元されている場所は実際の古墳の石室と同じ場所です。

 涼しい展示室を出て、暑い外の世界でまた現実の世に引き戻されますよ。

 将軍山古墳を真横から見ます。





 造出。



 つづいて金錯銘鉄剣が出土した稲荷山古墳へ向かいます。



 稲荷山古墳が発掘された時は、すでに前方部は完全に破壊されていました。

 なので、良く見れば不自然なのが分かると思いますが、前方部は復元でカッチリ造って、後円分は比較的自然のままに残しています。

 お、丸墓山古墳の威容がチラチラ見え始めましたよ。



 稲荷山古墳は現在残る8基の前方後円墳の中で唯一墳丘に登れる古墳です。





 前方部に登り、丸墓山古墳を見ます。



 将軍山古墳もカッコいいねえ。



 前方部から後円部を見ます。



 後円部に来ると、なんと、前回来た時と竪穴式石室の展示が変わっていました。

 金錯銘鉄剣が見つかった礫槨(第一主体部)が絵になってる!





 粘土槨の第二主体部も変わっていました。



 ちなみに、墳丘のど真ん中は掘っていないので、そこにはこの古墳のメインの被葬者が眠っている可能性が高いです。

 そうだとすると、金錯銘鉄剣が副葬された被葬者は、もともとのこの古墳の主役とは違う人だったということになりますね。

 稲荷山古墳から降りましょう。



 これで前方後円墳を8基見ました。

 いよいよ円墳としては日本で最も大きい丸墓山古墳に登りましょう。



 石田堤。



 丸墓山古墳の階段を一気に登ると息が切れます。



 高いねえ。



 ここに来たら絶対見るのが忍城跡。



 忍城跡の模擬天守はまったく史実からするとナンセンスな建物なので、いろいろと文句を言う人もいますが、こうして丸墓山古墳から見るときに分かりやすいので、これはこれで良いんじゃないかと私は思います。

 というわけで、10時半くらいに埼玉古墳群に到着して、途中お昼休みは取ったものの、14時45分まで滞在してしまいました。

 皆さん、じっくり見ましたねー。

 本当に熱心で素晴らしいです。

 では、まだもう少し時間があるので行田市内の古墳をいくつか見てから多摩に帰るとしましょうか。


 ⇒このつづきはこちら


*     *     *


 なお、この記事はこれを聴きながら書きました。

古墳deコーフン!
まりこふん
ウルカ・ミュージックレコード


 埼玉古墳群について書かれた「さきたまの悲劇」も収録されていますよ。

 古墳好きなら歌詞を聴いて共感できると思います。

 それともう一点。

 昨日、クラツーの担当者と話していて、12月3日(日)に埼玉古墳群のツアーをすることに決めました。

 埼玉古墳群以外にも、川越市の山王塚古墳や東松山市の野本将軍塚古墳など埼玉のお薦め古墳をいくつか組み込む予定です。

 詳細はまた後日!

 ※後日註

 上記の予告通り、ツアーが決定しました。

 こちらの「歴史への旅」9月10日号のスキャンをご覧ください。



 下段左側のがそうです。

 12月3日(日)と2018年1月13日(土)の2回設定されていますが、12月3日の方は催行が決定していますので、申し込んだのに最少催行人数に達してないからツアーが中止になるという悲しい事態は避けられますよ。

 興味がある方は下記リンクをご覧ください。


 ⇒クラブツーリズムの公式サイト


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