齢仙寺雑記帳

滋賀県にある臨済宗妙心寺派のお寺、齢仙寺の日々のお話

合掌(がっしょう)

2017年07月01日 | 今月の言葉
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今月の言葉は「合掌(がっしょう)」です。





今月の言葉

合掌(がっしょう)



合掌は、日本では多くの場合、

死者や、仏前にておこなう仕草である。

インドやネパールなどにおいては「ナマステ」と

言いながら合掌をするのが「挨拶」である。

また、タイでも見かける仕草である。


「ナマステ」は「あなたに敬礼、服従する」

という意味らしいが、

「ナマス」は変化して「ナモ」に通じる。

「ナモ」は「南無(なむ)」であり、

「帰依(きえ)」を意味する。

「帰依」とは「(仏や神など)すぐれたものを

頼みとして、その力にすがること」をいう。



私たちは自分の努力は最大限におこなっても、

最後のところは「おまかせ」の中に生きている。

その「おまかせ」は何に対してであろう。

「大いなるなるもの」に対してである。

それぞれのご信仰、ご信心によって、

それが「ほとけ」であったり、

「神(神道)」であったり、

「神(キリスト教)」であったりする。



「右ほとけ、左衆生(しゅじょう)と拝む手の

 中ぞゆかしき 南無の一声」という歌がある。

「衆生」とは「人間をはじめ生命のある

すべてのもの」をいう。


合掌の姿は、

大いなるものにお任せする

謙虚な姿であり感謝の姿であり、

また、他と和合する姿でもある。



悲しい時、嬉しい時、苦しい時、

また、日常生活の折々に「合掌」することの

大切さを今一度痛感する小衲である。


平成二十九丁酉文月

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