やったね!
荒川静香さんの金メダル!!
朝、ダンナのお弁当作りにまったく集中せずにテレビに耳をそばだてる。起きぬけはコンタクトレンズをしていないから、キッチンからだと、ぼんやりとしか見えない。
最初のうちこそ「トリプル何とか、ダブルかんとか」とかアナウンスが聞こえていたけど、1分、2分と進むうちに、アナウンスも沈黙。「アナウンスするな」という苦情でも入ったのか、それともアナウンサー自身、夢中だったのか。
おーい、少しは解説してくれよ~。
聞こえるのはトゥーランドットの曲と拍手ばかり。そのうちに、演技が終わったらしく、アナウンサーの絶賛の声が聞こえてきた。
次の村主章枝の演技も、ほとんど沈黙で放送され、最後にアナウンサーがポツリと
「最高」
わからんじゃん。
でも、皆さん、待ちに待ったメダルで興奮気味。天下の受信料徴収局の名物アナは、現地のスタジオインタビューで、荒川選手の使った曲「トゥーランドット」のことを、
「トーランドゥットゥ」
と、のたもうていました。こういうのもご愛嬌。
あー、でもよかった。その後の放送で見てたら、荒川選手の演技はダントツ。感動しちゃった。やっぱり、曲がいいね。
プッチーニの『トゥーランドット』っていう歌劇は、中国(だと思われる)国にいた男性恐怖症のお姫が、求婚してくる男にナゾナゾを出しては、答えられないと斬首してたが、そのナゾナゾを解いてしまう男が現れて、メデタシメデタシというヘンチクリンな話(ファンの方、すみません)。
開会式で、かのパヴァロッティ様が歌っていた「誰も寝てはならぬ」というアリアの部分が演技の最後の方で使われていたけど、この曲は「あの姫に絶対勝ってやるぞ!!」という挑戦的な内容で、オリンピックには打ってつけ。
話はヘンチクリンだけど、プッチーニの曲は限りなく美しくて、どこを切っても金太郎飴、じゃなくて、プッチーニ節。泣けるんだなあ。
その曲を、荒川選手はよく表現していたと思う。これまでの日本人の演技では、ジャンプとジャンプのつなぎの動きで曲負けしているという感じを持つことが多かったけど、好きな曲というだけあって、もう、プッチーニのメロディの「あや」が
細かい手や足の動きと一体化していて、独自の世界になっていた。それに呼吸を合わせていたら、思わず涙が出てきてしまいました。
今回のオリンピック、「〇〇が成功すれば」とか、「得意技の××が決まれば」とか、ま~、「たられば」が多かったこと。具体的競技名は出しませんが、素人が見たって、ぜーんぜん世界のレベルに追いついてないよーというような競技の「メダル候補」とやらが結局失敗して、オーバーに悔しがったり、あんまり見てて楽しくなかったけど、さすがにフィギュアみたいにきちんとした強化をしているスポーツは違う。
わたし的に一番楽しかったのは「スノーボードクロス」。タイムではなく4人まとめて走るところからが最高でした。
あと、「カーリング女子」は大ヒットですね。顔を覆い隠してやる競技がほとんどの中、カーリングは「素」の顔を、あれだけ長い時間大写しにしているんだから、認知度もあがる。こう言っちゃ悪いけど、中高年のスポーツ?という風貌の他国の選手団と比べ、ただでさえ年若に見える日本のチームは、欧米受けするんじゃないかと思う。
何はともあれ、とにかくメダルゼロという状況は脱してよかったです。次回からは現実をしっかり見ましょ。>マスコミのかたがた
荒川静香さんの金メダル!!
朝、ダンナのお弁当作りにまったく集中せずにテレビに耳をそばだてる。起きぬけはコンタクトレンズをしていないから、キッチンからだと、ぼんやりとしか見えない。
最初のうちこそ「トリプル何とか、ダブルかんとか」とかアナウンスが聞こえていたけど、1分、2分と進むうちに、アナウンスも沈黙。「アナウンスするな」という苦情でも入ったのか、それともアナウンサー自身、夢中だったのか。
おーい、少しは解説してくれよ~。
聞こえるのはトゥーランドットの曲と拍手ばかり。そのうちに、演技が終わったらしく、アナウンサーの絶賛の声が聞こえてきた。
次の村主章枝の演技も、ほとんど沈黙で放送され、最後にアナウンサーがポツリと
「最高」
わからんじゃん。
でも、皆さん、待ちに待ったメダルで興奮気味。天下の受信料徴収局の名物アナは、現地のスタジオインタビューで、荒川選手の使った曲「トゥーランドット」のことを、
「トーランドゥットゥ」
と、のたもうていました。こういうのもご愛嬌。
あー、でもよかった。その後の放送で見てたら、荒川選手の演技はダントツ。感動しちゃった。やっぱり、曲がいいね。
プッチーニの『トゥーランドット』っていう歌劇は、中国(だと思われる)国にいた男性恐怖症のお姫が、求婚してくる男にナゾナゾを出しては、答えられないと斬首してたが、そのナゾナゾを解いてしまう男が現れて、メデタシメデタシというヘンチクリンな話(ファンの方、すみません)。
開会式で、かのパヴァロッティ様が歌っていた「誰も寝てはならぬ」というアリアの部分が演技の最後の方で使われていたけど、この曲は「あの姫に絶対勝ってやるぞ!!」という挑戦的な内容で、オリンピックには打ってつけ。
話はヘンチクリンだけど、プッチーニの曲は限りなく美しくて、どこを切っても金太郎飴、じゃなくて、プッチーニ節。泣けるんだなあ。
その曲を、荒川選手はよく表現していたと思う。これまでの日本人の演技では、ジャンプとジャンプのつなぎの動きで曲負けしているという感じを持つことが多かったけど、好きな曲というだけあって、もう、プッチーニのメロディの「あや」が
細かい手や足の動きと一体化していて、独自の世界になっていた。それに呼吸を合わせていたら、思わず涙が出てきてしまいました。
今回のオリンピック、「〇〇が成功すれば」とか、「得意技の××が決まれば」とか、ま~、「たられば」が多かったこと。具体的競技名は出しませんが、素人が見たって、ぜーんぜん世界のレベルに追いついてないよーというような競技の「メダル候補」とやらが結局失敗して、オーバーに悔しがったり、あんまり見てて楽しくなかったけど、さすがにフィギュアみたいにきちんとした強化をしているスポーツは違う。
わたし的に一番楽しかったのは「スノーボードクロス」。タイムではなく4人まとめて走るところからが最高でした。
あと、「カーリング女子」は大ヒットですね。顔を覆い隠してやる競技がほとんどの中、カーリングは「素」の顔を、あれだけ長い時間大写しにしているんだから、認知度もあがる。こう言っちゃ悪いけど、中高年のスポーツ?という風貌の他国の選手団と比べ、ただでさえ年若に見える日本のチームは、欧米受けするんじゃないかと思う。
何はともあれ、とにかくメダルゼロという状況は脱してよかったです。次回からは現実をしっかり見ましょ。>マスコミのかたがた