響 歌

心に響いた歌・詩などを挙げ、それに手繰りよせられた思い出などを綴っています。09年より自作の紹介を中心に・・・。

ぶいぶい、いう。

2017-06-17 23:56:31 | Weblog

スマホが ぶいぶい と小さく唸った。
メールだった。
「かべにみみありですね」
とSubにあった。
Subにひらがなだけ。
本文はない。

「怖い世の中になりましたね」
と返信した。

しばらくすると、また ぶいぶい。
「れきしはくりかえすのですね」
と、Subだけのメール。

「これから生きていくひとは大変ですね」
と返信した。

「こどもころの恐れがもどってきたみたい」
と、またまたSubだけの返信があった。


そうして、わたしたちは、スマホを
ぶいぶい いわせながら、
恐怖を共有した。
これからどうしたらいいのだろうと・・・。


言いたいことは山ほどあったが、
文字にも言葉にもせず、
母と娘の
以心伝心の
共同謀議をして、
合わせて144歳の非一般人となった。



*********



小さな小さなぶいぶいだけど、
わたしたちはぶいぶい言い続けるだろう。

1億人のうちの70%がものいわぬロボットになったとしても
ぶいぶいは30パーセントのぶいぶいになるかもしれない。
叫び声でなくていい
ぶいぶいでいいのだ。


ぶいぶい言い続けよう。
3000万人のぶいぶいを取り締まるために、
6000万人の特高警察を動かすのはなかなか大変なことだ。

ものいわぬロボットでなく
思考する非一般人としてのぶいぶいだ。

ぶいぶい、ぶいぶい、危険だ、ぶいぶい。
こわいよ、ぶいぶい。

抑圧されても、人間であることは、やめないよ。 ぶいぶい。


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