火事から今はなくなってしまった『うなぎのいとう』、その味は伊賀上野の緑ヶ丘の『うなぎのいとう』に脈々と受け継がれていた。
強引に厨房へ招き入れ、俺の注文した鰻を捌いて焼く様子を見せてくれる。津時代のいいかげんな雰囲気も健在だ。
俺はともかく、女性は服に匂いがつくのを気にしてかぶりつきとはいかんやろね。
鰻を焼きながら何度も何度も水をかけて酒を吹きかける・・・昔と同様、あっさりふっくらの鰻の出来上がりだ。
鰻の塩焼、味は津の『いとう』同様に絶品・・・しかしここの大将、やはり津の大将と同様、あんまり商売っ気がないようで、「予約あったはずなんやけど来んしな・・・今日なんて、それ以外に客が来るなんて思ってもいなかったよ」
どこか浮世離れのいいかげんな店主だった。そして津の『うなぎのいとう』を訪れた時のブログはこれ。
・・・いいかげん、そうそう忘れてた。
もう一ついいかげんな・・・今度は女の子の話がある。
今日、セントヨゼフから先日行われた塾対象の説明会の資料が送られてきた。俺が出席しなかったからだろう。
今年度の大学の実績だが・・・やはり徳島大学の歯学部が挙がっている。
・・・実はこれ、茉鈴(28期生・大阪薬科大学1年)の実績だ。本当にいいかげんなお嬢様なわけで、徳島大学歯学部に後期で合格するものの、入学辞退という暴挙に出る。「いろいろ考えたんですけど・・・やっぱり私、薬学がやりたいんです」とのコメントを残し、大阪薬科大学に進学する。
来月5月12日の京都『あげた亭』での同窓会、とっちめてやろうと思っていたら、新歓だとか・・・うまく逃げられたようで(苦笑)。ほんまに茉鈴、オマエさんは鰻みたいやな。